神の使徒、魔王卿となり平和を求む

こにユウ

早速行ってみるらしい

バン!

「遅くなってすいませんでしたー!」

教室の扉を勢いよく開け、そう言って入った…のだが

「ナーガ、みんな帰った…よ?」

「なんで?」

俺何も聞いてないのだが

「ビーナ先生…が話長引い…て、決まらない…から、理事長の決定で昼から休みになった…よ?」

おい、大丈夫なのかこの学校。
入学して2日目で休校って…

「じゃあ、昼からどうしようか?」

「教会から…神界…いく?」

「うん。そうしようか」

となると、生徒会長連れてこないとだな。
とか思っていると

ガラガラガラ

「ナーガくん!早速行きましょう!」

早いなぁ、アリスさん。

「わかりました。レイ、頼む。」

「うん…無理」

「…えっと?」

「こっちの…教会、行ったこと…ない。」

そういえば、そうだったな。だとすると

「教会まで歩きましょうか。」

アリスさんからそう提案されたので断る理由もない。

「はい。では行きましょう」




今、俺はレイとアリスさんと共に教会まで行っている。アリスさんは顔が知られているようで問題という問題もなく教会に迎えている。

「そういえば、レイエルさんとナーガくんは婚約されているのだとか」

「…その話に間違いはありませんが、一体誰から?」

「アルゴノート様からです。」

ということは、父さん経由だな。あんまり口外して欲しくは無いのだけど…

「神界に行けるあたりお二人共只者では無いのでしょうけど、それでも平民と貴族が結婚するというのは…」

「やっぱり、おかしいかな?」

「いえいえ!ロマンチックではありませんか!」

おっと?

「私も一度は憧れたものです」

「そ、そうなんですね」

「今はアルゴノート様がいらっしゃるので幸せですけどね」

恥ずかしそうに照れ笑いをうかべならがアリスさんはそう答えた。アルゴ兄さん、いい人見つけたんだなぁ

「ん?」

裾を引っ張られるので横を見るとレイが宝石店を指していた。待て待て、それだけのお金を俺は持っていない。

「レイ、婚約指輪はもう少し待って欲しいんだけど…」

「違う…それは今度で…いい。あれ、バースじゃない?」

あっホントだ。宝石店に居るということは、グリムさんへの結婚指輪探しかな?

「どうかされましたか?」

アリスさんから、不思議そうに聞かれたので

「いえいえ、なんでも。教会はもう少しですか?」

「はい。あの建物ですね。」

そう言ってアリスさんが指した建物は立派なThe教会というような建物だった。

「これは、立派ですね。」

「はい。では入りましょうか」

アリスさんに案内され、教会の礼拝堂まで進んできた。

「では、祈りまりょう。」

「ん。久しぶりの…我が家へ」

「レイは、少し黙っててね。」

そう言って、俺とレイとアリスさんは片膝をついて祈りを捧げた。



すいません!台風の後片付けで先週は更新できませんでしたm(_ _)m
今週は2話~3話出させて頂きます!

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