神の使徒、魔王卿となり平和を求む
おじいちゃんはお怒りらしい
ゴォォォォン!!
始まった瞬間に攻撃を仕掛けたのはバースさんだった。風魔法と身体強化で一気に距離を詰め、双剣を振るう。双剣には闇魔法が付与されており、当たればタダでは済まないだろう。
だというのに運命神は動こうとしない。俺を含め観客が不審に思っていると、バースさんの攻撃が不自然にブレた。なんだあれ?
その後も何度も剣戟を繰り出すが、ブレてしまう。バースさんは一旦距離をとった。
「なるほど、それがお前の力か」
「あぁ、そうだよw。運命をねじ曲げて攻撃が届かなかったことにする。力を八割奪われてるから大それたことはできないけど、お前を殺すには十分だよ。ヒヒ」
「えーと、レイさん?これはセコいんじゃ」
「え?…このくらい、どうにかして…もらわ…ないと、上級神には…なれない…よ?」
「なるほど」
スパルタだ。バースさんはどうでるだろ?
「そうか。わかった。ならこちらも切り札を師匠から教わった技を使おう」
「師匠って、あの人間かw。あんな貧弱な人間に何を教えて貰ったんだよww。見せてみろよ。俺には通じないからさぁ。ヒヒヒ」
えっ、バースさん。まさかもう使うの?使わなければいいとは思ってたんだが…
「白夜…切り札…って?」
「まぁ、見ててよ。」
「…??」
〔ウィンドウォール
   ダークウォール〕
バースさんは壁を作り出し、
〔我、世界を楓滅せし者 〕
「おいおい、まさか詠唱かぁw
 そんなチンケな魔法食らってもどうとでもなるし、わざわざ邪魔なんてしねーよw」
〔全てを薙ぎ、全てを喰らい、
   神をも屠る者なり〕
その言葉に、観客の神はおろか、運命神さえも顔を歪めていた。
「いくら、詠唱でも言っていいことと悪いことがあるんだぜぇ。あ゛あ゛!!」
そう言いながら運命神は首にかけていた装飾物を手に取り、「槍!」というと、装飾物が槍の形になり、バースさんに飛んで行った。もちろんバースさんが作った壁もあるがやすやすと貫き、バースさんの胸に深々と刺さっていた。ある程度剣が身代わりになってくれているとはいえ、辛くはありそうだが詠唱を続けている。
〔此処に、我が愛情と神への憎悪を以て〕
2本、3本とバースさんに槍が刺さる。それでも詠唱を止めない。
んん?愛情?そんな詠唱教えてないぞ?
    〔悪しき神を須らく散滅する〕 
「やめろぉぉぉ!!!」
ここになってようやく運命神は、何を唱えてるか分かったようだ。槍や剣を投げるが
しかし遅い。
「散るがいい」
混合神滅魔法
『イーター・エクス・ユニバース!』
その瞬間、黒い暴風が吹き荒れた。観客席には届かないように結界が貼ってあったがヒビが入り、皆慌てている。レイさんは何が起こったか分からないような表情をしていた。
「白夜…あれ…は?」
「混合神滅魔法Lv1、イーター・エクス・ユニバース。詳しくはバースに聞いて…あれ、オリジナルだから」
「わかっ…た。でも神滅魔法…魔法?私、そんなの…知らない」
「えっ?」
それはおかしい。ステータスをいじったのはレイさんのはずでその人が知らないとなると
「神滅魔法を与えたのは、ワシじゃよ。」
俺とレイさんと後ろに髭を伸ばした仙人?のような人がいた。もしかして
「あなたが付けてくださったのですか?」
「そう畏まらんでよいよい。そうじゃよ。初代創世神のワシが付けんたんじゃ」
やっぱり、初代様か。
レイさんに至っては驚いている。
「おじい…ちゃん…生きて…たん…だ」
「勝手に殺すでない!まだ、生きておるわい。なに、レイの友達がどの程度が見に来たんじゃが、想定外に強くなっとるの。この後、舐め腐った馬鹿どもと決闘するんじゃて?」
どこでそれを…
「そうですね。流石に、目に余ります。すいません。人間なんかが」
「気にせんでええよ。アイツらをぶちのめしてやれ!」
「はい!」
「フォッフォ。良い友達ができたのぉ。レイ」
「うん。」
レイさんは頬を赤くして下を向いた。あっ可愛い
「孫に手を出すと分かっておるな?」
「はっはい!」
殺気が滲み出てますよ、初代様!?
俺がビクビクしていると
「ほれ、決着は着いたようじゃぞ?」
「「えっ?」」
舞台には、槍と剣が数本突き刺さった状態のバースさんがフラフラとしながらも立っていた。運命神は……居なかった。完全に消滅したようだ。
「この勝負、バースの勝利!!!」
わああああああああああああああああ!!!
「よくやったぞ!人間!」
「すげーよお前!!」
先程とは手のひらを返したように観客が騒ぎ出した。そんな中、舞台に飛び降りて、バースさんに向かって走るグリムさんがいた。あっこれって
「バース!」
バースさんは血反吐を履きながら槍やら剣を抜いてグリムさんに抱きつく。もちろんグリムさんは無自覚?にバースさんの鳩尾にタックルしている。バースさんは何事もないように受け止めていた。漢だ。 
「ありがとう!バース!やっとこれで結ばれる事が出来ますね!」
「あぁ、グリム。俺も嬉しいよ」
そんな感動のシーンがあったが、バースさんは控え室で休むことになった。何でも魔力欠乏症だと。そりゃそうだ。神滅魔法のしかも混合したものを使うとそうもなるよな。
なお、勝ったことで運命神にはもうなっているらしい。
「では!2回戦を始めます!ナーガと参加する神々は準備をしてください!」
「よし。じゃあ、レイさん。初代様行ってきます。」
「うん。…頑張って!」
「いっちょカマしてこい。孫を悲しませんじゃ。容赦はいらんぞ?」
「はい!もちろんです!」
「それと、ワシのことはデウスとよんでいいぞ
」
「わかりました。デウス様?」 
「さんでよいよ。それと、これはワシからのプレゼントじゃ。」
そう言って、デウスさんからなにか暖かいものを貰った。ステータスをみると
「えぇぇ!!全魔法無詠唱って流石に…」
「ワシからの贈り物じゃよ。これからも孫をよろしくな。それとぶちのめしてこい!」
「はい!ありがとうございます!」
そう言って、舞台におり、目の前には100を超える神たちがいた。
「待たせたな。今から殲滅してやる。」
「まぁ待て、人間。それだけ自信があるなら賭けをしようぜ。」
「賭けだと?」
「そうさ。俺らが勝ったら、創世神様を力を封じた状態でよこせ。お前が勝てば俺らが何でも言うことを聞いてやる。」
「あぁ??」
こいつらは何をふざけたことをただ、まぁいいだろう。
「いいよ。」
「よし!決まりだな!保証人は祭壇神様!お願いします!」
「はいよ。分かった。じゃあ始めるよー。」
ゴォォォォン!!!
その音と共に、神200対人間1人の決闘が始まった。
始まった瞬間に攻撃を仕掛けたのはバースさんだった。風魔法と身体強化で一気に距離を詰め、双剣を振るう。双剣には闇魔法が付与されており、当たればタダでは済まないだろう。
だというのに運命神は動こうとしない。俺を含め観客が不審に思っていると、バースさんの攻撃が不自然にブレた。なんだあれ?
その後も何度も剣戟を繰り出すが、ブレてしまう。バースさんは一旦距離をとった。
「なるほど、それがお前の力か」
「あぁ、そうだよw。運命をねじ曲げて攻撃が届かなかったことにする。力を八割奪われてるから大それたことはできないけど、お前を殺すには十分だよ。ヒヒ」
「えーと、レイさん?これはセコいんじゃ」
「え?…このくらい、どうにかして…もらわ…ないと、上級神には…なれない…よ?」
「なるほど」
スパルタだ。バースさんはどうでるだろ?
「そうか。わかった。ならこちらも切り札を師匠から教わった技を使おう」
「師匠って、あの人間かw。あんな貧弱な人間に何を教えて貰ったんだよww。見せてみろよ。俺には通じないからさぁ。ヒヒヒ」
えっ、バースさん。まさかもう使うの?使わなければいいとは思ってたんだが…
「白夜…切り札…って?」
「まぁ、見ててよ。」
「…??」
〔ウィンドウォール
   ダークウォール〕
バースさんは壁を作り出し、
〔我、世界を楓滅せし者 〕
「おいおい、まさか詠唱かぁw
 そんなチンケな魔法食らってもどうとでもなるし、わざわざ邪魔なんてしねーよw」
〔全てを薙ぎ、全てを喰らい、
   神をも屠る者なり〕
その言葉に、観客の神はおろか、運命神さえも顔を歪めていた。
「いくら、詠唱でも言っていいことと悪いことがあるんだぜぇ。あ゛あ゛!!」
そう言いながら運命神は首にかけていた装飾物を手に取り、「槍!」というと、装飾物が槍の形になり、バースさんに飛んで行った。もちろんバースさんが作った壁もあるがやすやすと貫き、バースさんの胸に深々と刺さっていた。ある程度剣が身代わりになってくれているとはいえ、辛くはありそうだが詠唱を続けている。
〔此処に、我が愛情と神への憎悪を以て〕
2本、3本とバースさんに槍が刺さる。それでも詠唱を止めない。
んん?愛情?そんな詠唱教えてないぞ?
    〔悪しき神を須らく散滅する〕 
「やめろぉぉぉ!!!」
ここになってようやく運命神は、何を唱えてるか分かったようだ。槍や剣を投げるが
しかし遅い。
「散るがいい」
混合神滅魔法
『イーター・エクス・ユニバース!』
その瞬間、黒い暴風が吹き荒れた。観客席には届かないように結界が貼ってあったがヒビが入り、皆慌てている。レイさんは何が起こったか分からないような表情をしていた。
「白夜…あれ…は?」
「混合神滅魔法Lv1、イーター・エクス・ユニバース。詳しくはバースに聞いて…あれ、オリジナルだから」
「わかっ…た。でも神滅魔法…魔法?私、そんなの…知らない」
「えっ?」
それはおかしい。ステータスをいじったのはレイさんのはずでその人が知らないとなると
「神滅魔法を与えたのは、ワシじゃよ。」
俺とレイさんと後ろに髭を伸ばした仙人?のような人がいた。もしかして
「あなたが付けてくださったのですか?」
「そう畏まらんでよいよい。そうじゃよ。初代創世神のワシが付けんたんじゃ」
やっぱり、初代様か。
レイさんに至っては驚いている。
「おじい…ちゃん…生きて…たん…だ」
「勝手に殺すでない!まだ、生きておるわい。なに、レイの友達がどの程度が見に来たんじゃが、想定外に強くなっとるの。この後、舐め腐った馬鹿どもと決闘するんじゃて?」
どこでそれを…
「そうですね。流石に、目に余ります。すいません。人間なんかが」
「気にせんでええよ。アイツらをぶちのめしてやれ!」
「はい!」
「フォッフォ。良い友達ができたのぉ。レイ」
「うん。」
レイさんは頬を赤くして下を向いた。あっ可愛い
「孫に手を出すと分かっておるな?」
「はっはい!」
殺気が滲み出てますよ、初代様!?
俺がビクビクしていると
「ほれ、決着は着いたようじゃぞ?」
「「えっ?」」
舞台には、槍と剣が数本突き刺さった状態のバースさんがフラフラとしながらも立っていた。運命神は……居なかった。完全に消滅したようだ。
「この勝負、バースの勝利!!!」
わああああああああああああああああ!!!
「よくやったぞ!人間!」
「すげーよお前!!」
先程とは手のひらを返したように観客が騒ぎ出した。そんな中、舞台に飛び降りて、バースさんに向かって走るグリムさんがいた。あっこれって
「バース!」
バースさんは血反吐を履きながら槍やら剣を抜いてグリムさんに抱きつく。もちろんグリムさんは無自覚?にバースさんの鳩尾にタックルしている。バースさんは何事もないように受け止めていた。漢だ。 
「ありがとう!バース!やっとこれで結ばれる事が出来ますね!」
「あぁ、グリム。俺も嬉しいよ」
そんな感動のシーンがあったが、バースさんは控え室で休むことになった。何でも魔力欠乏症だと。そりゃそうだ。神滅魔法のしかも混合したものを使うとそうもなるよな。
なお、勝ったことで運命神にはもうなっているらしい。
「では!2回戦を始めます!ナーガと参加する神々は準備をしてください!」
「よし。じゃあ、レイさん。初代様行ってきます。」
「うん。…頑張って!」
「いっちょカマしてこい。孫を悲しませんじゃ。容赦はいらんぞ?」
「はい!もちろんです!」
「それと、ワシのことはデウスとよんでいいぞ
」
「わかりました。デウス様?」 
「さんでよいよ。それと、これはワシからのプレゼントじゃ。」
そう言って、デウスさんからなにか暖かいものを貰った。ステータスをみると
「えぇぇ!!全魔法無詠唱って流石に…」
「ワシからの贈り物じゃよ。これからも孫をよろしくな。それとぶちのめしてこい!」
「はい!ありがとうございます!」
そう言って、舞台におり、目の前には100を超える神たちがいた。
「待たせたな。今から殲滅してやる。」
「まぁ待て、人間。それだけ自信があるなら賭けをしようぜ。」
「賭けだと?」
「そうさ。俺らが勝ったら、創世神様を力を封じた状態でよこせ。お前が勝てば俺らが何でも言うことを聞いてやる。」
「あぁ??」
こいつらは何をふざけたことをただ、まぁいいだろう。
「いいよ。」
「よし!決まりだな!保証人は祭壇神様!お願いします!」
「はいよ。分かった。じゃあ始めるよー。」
ゴォォォォン!!!
その音と共に、神200対人間1人の決闘が始まった。
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