兎の足跡
code-1-4
しばらくガサガサと音がした後、急に静かになって覗こうと少し身をよじろうとした瞬間
ガラッ
隠れていた反対側の扉が開くと先程の黒髪の女性が何かを物色している。
「!」
気付くな…気付くな…
唐突に下から叫び声が聞こえる
「何してるのー!早く!」
黒髪の女性「あ、はーい!」
ガラッピシャ…ッとんとんとんとんとん…………
音を聞いて下まで行ったのを確認して詰めていた息を吐き出す
「ぶは……………はぁ…はぁあ~…」
外がザワザワと騒がしくなってどうやら誰か出かけるらしい。
出かけるなら好都合だ。
どうぞ出ていってくれ…と出た汗を拭う
目に着いたのはそこになかった物…
腕時計が置かれている事に気付いて持ち上げる。
キリキリと頭を締め付けるが気にしないように耳に当てる
「旦那さまが自らご子息を車で轢かれたんですものね…?」
どうやら会話の続きだが…
ふむ?と自分の顎を撫でて時計を置く。
欲しかった情報と異なる情報。
これは早々に情報を集めなければいけなくなった。
足早に階段を降りると音的に1人か2人かまで人数が減っている
そこからは手馴れたようにパッパッと早く物色していく。
漁って数個だけ持ち、裏の勝手口から出る
「いやぁ、優秀優秀。」
ぴょんっと高くジャンプした
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