時々おこること

増田朋美

憂きに堪えぬは涙なりけり

死にたい。
どうして私は死なせてもらえないのでしょうか。もう、どこへも行けない。不安ばかりが、自分をつぶしそうになって、苦しくてたまらないのです。どうか、もう死なせてくれませんか。私はいきっている価値何てどこにもありません。一生懸命お箏教室行っても、何も得られないし、ただお箏やらされて、パワーハラスメントみたいな指導をされるだけです。私が何を言っても、どうせ帰ることはできませんもの。私が、師匠だったら、もっと一人ひとりに合わせて曲を変えるとかしてみたいと思いますが、それを、師匠は実行しようとはしません。このままだとお弟子さんもやめてしまうのではないかと思います。なんだか、お箏教室が変になっているような気がして、ならないのですが、、、。師匠に対して、口に出して言うことはご法度ですからね。ただ言わないで、黙っているしかできないのは、本当に、砂を噛むような気がして、つらくて仕方ないです。
お琴も、今現在、拇の調子が悪く、長時間弾くことができないし、何より汗がひどくて、爪が外れてしまい、それが落ちてしまったり。そうすると、また叱られる。どうしたら爪がとれずに長時間弾き続けられるのでしょうか。汗は誰でもかくとは思いますが、それがひどくて演奏に支障をきたしてしまいます。お医者さんに行っても解決できなかったし。どうしたらいいのか全く分かりません。家族にいっても、どうせ汗はかくとか、そういう事しか言われませんでした。だから、もうどうしようもない。自分で解決しようにも、その方法が全く分からないのですから。だって医学的に検査しても異常はないのであれば、もう病院も信用出来はしない。もう、どこへ行ってもどうしようもない。自分の体さえ、コントロールできないのですから、やっていても仕方ない。早く死にたい!
そういう訳で、お箏教室も楽しいものではなくなってしまいました。
あれほど楽しかったのも、いつの間にか忘れてしまいました。もう、あれほど楽しかったお箏教室は今は地獄のようです。もう、爪が外れて外れて。お稽古ができなくなって。そして師匠からはやる気がないのかと叱られるだけ。もう、どうしたらいいのかわかりません。体には異常がないと言っても、これだけ汗がひどいのなら、お琴を弾くのも怖くなってしまいます。今までは、あれだけ楽しかったのに。もう、地獄のようなありさまになりました。もう、私には、無理なのかな。そんな気がしてしまうのです。しかも原因もわからないので、どうしようもありません。
それでも、お箏教室がなくなってしまったら、私の人生はおしまいなので、もうどうしようもないから、仕方なく通っていますけれども。どうして演奏ができなくなるほど、汗がひどいのでしょうか。自分でもわかりません。
そういうことを話せる友達も誰もいません。相談できる人もいません。もし、相談したら、働いていないことを引き合いに出されてだから、お前はだめなんだといわれるのが怖い。だから、誰にも言えないのです。そういう人ばかり今まで見てきたから、どうしても怖くて相談することはできません。偉い人ほど、そういうことを言う。だから、余計に怖くてできない。以前、精神障害者の支援センターなんかに行ったことがありましたが、あたかも水際作戦のような感じで、追い出されてしまいました。やっぱり友達というモノは、学校で作るしか今は方法がないのでしょうか。そこで失敗してしまうと、決していい人生を送ることはできません。これはきっと確かです。
そういわれないように、いいうちの子のふりをして、出来るだけ弱みを握られないように、一生懸命演技している自分がいます。わざと高級な着物を着たり、高級品を食べに行ったり、クラシック音楽聞いたり。そういうことをしてとにかく弱みを握られないこと。握ったらそれで終わり。もう人生を甘えているとかそういう風に見られてしまったら終わりだから。そうならないように、嘘をつくことだけは上手になりました。
だけど、本当は、孤独です。仲良くなれそうな友達が誰もいない。フェイスブックや何かで友達としてつながっている人はいるけれど、悲しい内面迄話すことはできない。だから、困ったことがあっても、一人で悩むしかない。インターネットしか友達を作る手段もなく、インターネットでは、すぐに友達にはなれるけど、仲良くなる前に、消されてしまう。わかってくれたと思われる人がいても、メールが突然送れなくなって、もうこちらはどうにもならないという事も多々あり、どうして、あれだけ仲良くしていたのに、出来なくなってしまうんだろう、という現象ばかり見てきました。
かといって、恋愛関係にもなれませんでした。恋愛関係になると、なぜか相手の人の所有物みたいになって、相手の人にすべて従わなければいられない。ほかの人と会話することも許されない。そういう人ばかりあってきました。今日会ったことをすべて報告するとか、そういうことを要求してくる割には、それについてなにか言及してくるわけでも無く、ただ所有物になるだけ。しかし、自分以外の人とは付き合ってはならないと制限をかける。恋愛というのは、そういうモノなんでしょうか?そういう人に限って、愛しているのだから、性交渉もと要求されるんですけれども、私は、そういう人に、体を許すことはできませんでした。
どうして、そういう風になってしまうんでしょうか。どうしても、人間関係は長続きしないのです。出来る事なら、働いていない苦しみを、一緒に共感できる人が欲しいのですが、私には、出来ないのでしょうか。もう、どうしてそうなってしまうのか。人間関係というのは、本当に難しいものです。
本当に、私が現在していることは、それだけなのでした。ああ、こんな人間生きていても何になるんだろう。相談する人もいないし、早く死んでしまいたい。
まさしく、うきに堪えぬは涙なりけり、そのものだったと思います。

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