熟女ズの微笑み

二区9

第3話 バレンタインデーとは


バレンタインデーおめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

あれ?

そう言うことでは無いのですか?
バレンタインって年が明けた的な意味ですよね?

あ、嘘です。知ってますよ。

熟女ズから嫌というほどバレンタインについて擦りこまれたので、ええ、ある意味洗脳ですね。はい

余程怖い目にあったらしい

それは……ある年のバレンタインデーだった。(以下、回想シーン)

「たろちゃん! チョコ欲しいでしょ? 本命かどうかはヒ・ミ・ツ(ハァト」

……本命ではありませんように。願

「え? そんな良いですよ~(それに俺の名前はタローではない←言えない)」

やんわりと拒否

「遠慮すんなよーアタシとたろちゃんの仲じゃないかあ」

満面の笑み

「い、いや、いいですって!」

頑なに拒絶

だってさーホワイトデーの時が怖いじゃないかあ……
3倍返しどころか10倍返しを要求されるに違いない(言い切り)

「おら、やるって!」

ボディに強く押し付けられる

「ぐ、ぐはあ!」

吐血

「お礼は? 嬉しいだろ?」

目が笑ってない

「ハィアリガトウゴザイマス」

何故かカタコト

「わかればいいんだよ。わかれば。大事に食えよゴデバだからな。ゴ・デ・バ」

GODIVAと言いたいらしい

「ハ、ハイ……」

カツアゲにあっているサラリーマンの気分

「おい。ヒトクチくれや」

熟女ズが全て美味しくいただきました。

この日以降、バレンタインがトラウマになったことは言うまでもない……

おしまい。

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