雪物語
第29話 フルートゥ王国へ
28話でミスしてることわかったので直しておきました。
朝、メイドたちに見送られながら屋敷をあとにした。
前日、チノにフルートゥ王国への道を案内してもらうよう言ってあるので既に脳内にマップとして入っている。
そのマップを頼りに先程、昼前にフルートゥ王国に着くことが出来た。
幸い、道中は何も無く安全に向かうことが出来た。
検問を終え、城下町に入る。
アンファングより小さいので活気などないと思っていたがそんなことは無かった。
(普通に盛り上がってるね...)
そんなことはさておき、フルートゥ王国の王家達の話を聞き出すことを考えた雪は酒場に向かった。
歩いて数分、ジョッキの絵が書いてある看板が見えた。
店内に入ると冒険者たちと思われる人達が昼から酒を煽っていた。
カウンター席に近づき、一人で飲んでいる40代くらいの男に話をかけた。
「すみません、ちょっとお話いいですか?」
「んあ?なんだ坊主、なんか用か?」
「いやあ、この国に来たの今日が初めてでどういうところなのか話を聞きたいと思って」
「あぁ、そういう事か、なら話してやる。もちろん報酬があるんだろうな」
「ええ、じゃあ金貨1枚先に渡しときます。」
「...何者だ?坊主?」
「そこについては深く知らない方があなたのためになりますよ」
「...あぁ、わかった。これ以上は聞かん。で、何について聞きたい。これだけ金を貰ったんだ。知ってることならなんでも話そう」
「まずはこの国の王家たちの評判かな」
「王家か...。個人的にも他のやつもみんな一言にこういうだろうな。『最高の王』だと。」
 
「最高の王...。」
「あぁ、この小さな国が他の国に攻め込まれない、街も賑わってる。ここまで良くしてくれる王は民のことを優先的に考えてくれるいい王様だと」
「なるほどね」
「だが、最近俺はなんか怪しいと思っている。」
「ほう?」
「他のみんなが気づいているか分からないが、入ってきている人や食べ物の数が本当に少しずつ減っている気がする。もしかしたら他の国への対策が滞っていたり、この王国になにかがあるんじゃないかと感じてならん」
「ふ〜ん、そうなのか。俺が入ってきた時は賑わっているいい国だと思ったが数が減って来ているのか」
「いや、気のせいと言われれば気の所為なんだろうがどうにも数が減っているよう気がするんだ。もしかしたら王様がなにか策を講じたのかもしれんな」
「わかった。いい話が聞けたよ。じゃあこれで」
「おいおい?まだ話を聞かなくていいのか?」
「うん、もういいや。じゃあさよなら」
雪は話を終え、背を向けて店内を出た。
「お、おう...いっちまいやがった...なんだったんだあの坊主...」
話を聞く限り、この国民は王家たちのことをいい国策をするいい王様達だと思っている。
まぁ、そうなのだろう。
国民が笑いあっているのがいい証拠だ。
だが、人と物が少なくなっているという話も出た。
これは多分、勇者召喚と関係しているのだろう。
今までは色々な国にペコペコしてたがこれから禁忌を犯して戦力を整えるからその必要も少なくなってきたと。だから減っているのだろう
(チノや、チノさんや)
『なんでしょうか?』
(隠密できる?)
『可能です。魔法をかけますか?』
(うん、頼む。そういうサポート系の魔法これからチノに頼むね。自分で使うのは攻撃系統でいい気がするし、俺よりチノの方が上手く使えそうだし判断は任せる。)
『かしこまりました。...はい、気配遮断から透明化までかけましたのでバレることは99.9%ありません。』
(ありがとう、じゃあこれから城内に忍び込みますか)
雪はテンションを上げてフルートゥ王国王城に向かっていった。
朝、メイドたちに見送られながら屋敷をあとにした。
前日、チノにフルートゥ王国への道を案内してもらうよう言ってあるので既に脳内にマップとして入っている。
そのマップを頼りに先程、昼前にフルートゥ王国に着くことが出来た。
幸い、道中は何も無く安全に向かうことが出来た。
検問を終え、城下町に入る。
アンファングより小さいので活気などないと思っていたがそんなことは無かった。
(普通に盛り上がってるね...)
そんなことはさておき、フルートゥ王国の王家達の話を聞き出すことを考えた雪は酒場に向かった。
歩いて数分、ジョッキの絵が書いてある看板が見えた。
店内に入ると冒険者たちと思われる人達が昼から酒を煽っていた。
カウンター席に近づき、一人で飲んでいる40代くらいの男に話をかけた。
「すみません、ちょっとお話いいですか?」
「んあ?なんだ坊主、なんか用か?」
「いやあ、この国に来たの今日が初めてでどういうところなのか話を聞きたいと思って」
「あぁ、そういう事か、なら話してやる。もちろん報酬があるんだろうな」
「ええ、じゃあ金貨1枚先に渡しときます。」
「...何者だ?坊主?」
「そこについては深く知らない方があなたのためになりますよ」
「...あぁ、わかった。これ以上は聞かん。で、何について聞きたい。これだけ金を貰ったんだ。知ってることならなんでも話そう」
「まずはこの国の王家たちの評判かな」
「王家か...。個人的にも他のやつもみんな一言にこういうだろうな。『最高の王』だと。」
 
「最高の王...。」
「あぁ、この小さな国が他の国に攻め込まれない、街も賑わってる。ここまで良くしてくれる王は民のことを優先的に考えてくれるいい王様だと」
「なるほどね」
「だが、最近俺はなんか怪しいと思っている。」
「ほう?」
「他のみんなが気づいているか分からないが、入ってきている人や食べ物の数が本当に少しずつ減っている気がする。もしかしたら他の国への対策が滞っていたり、この王国になにかがあるんじゃないかと感じてならん」
「ふ〜ん、そうなのか。俺が入ってきた時は賑わっているいい国だと思ったが数が減って来ているのか」
「いや、気のせいと言われれば気の所為なんだろうがどうにも数が減っているよう気がするんだ。もしかしたら王様がなにか策を講じたのかもしれんな」
「わかった。いい話が聞けたよ。じゃあこれで」
「おいおい?まだ話を聞かなくていいのか?」
「うん、もういいや。じゃあさよなら」
雪は話を終え、背を向けて店内を出た。
「お、おう...いっちまいやがった...なんだったんだあの坊主...」
話を聞く限り、この国民は王家たちのことをいい国策をするいい王様達だと思っている。
まぁ、そうなのだろう。
国民が笑いあっているのがいい証拠だ。
だが、人と物が少なくなっているという話も出た。
これは多分、勇者召喚と関係しているのだろう。
今までは色々な国にペコペコしてたがこれから禁忌を犯して戦力を整えるからその必要も少なくなってきたと。だから減っているのだろう
(チノや、チノさんや)
『なんでしょうか?』
(隠密できる?)
『可能です。魔法をかけますか?』
(うん、頼む。そういうサポート系の魔法これからチノに頼むね。自分で使うのは攻撃系統でいい気がするし、俺よりチノの方が上手く使えそうだし判断は任せる。)
『かしこまりました。...はい、気配遮断から透明化までかけましたのでバレることは99.9%ありません。』
(ありがとう、じゃあこれから城内に忍び込みますか)
雪はテンションを上げてフルートゥ王国王城に向かっていった。
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