雪物語
第25話 奴隷達
「じゃあ君たちの名前を教えてもらってもいいかな?」
雪は優しい口調で6人にそう言葉をかける。
「では、私から言います。名前はリンで歳は18歳です。」
「次は私が言います。アセロラと申します。歳は16です。よろしくお願いします。」
「はいはい!アセロラちゃんの隣にいる私がオリオンって言います!歳は18歳です!」
「私たちは双子の姉妹です。私がレミリィ、右にいるのがラミリィです。私が姉でラミリィが妹です。歳は19です。これからよろしくお願い致します。」
レミリィが挨拶をし終えるとラミリィが首を縦に振った。
(この子は無口なのかな?それとも恥ずかしがり屋さんなのかな?これから話せる機会が多いと思うから仲良くしたいなぁ)
「最後が私ですね。私は23歳で名はカレンと言います。これからご主人様にはお世話になるかと思いますが誠心誠意お仕事をがんばらせて頂きます。」
「うん、みんな自己紹介ありがとね!じゃあ最後に俺が自己紹介をしよう。
俺の名前は白銀 雪って言う。雪って呼んでくれ。歳は16歳。一応Sランク冒険者をしているよ。...こんなもんでいいかな?屋敷に着いたら詳しく話そうか」
雪のSランク冒険者って言葉で奴隷娘達は固まっていた。
「ご主人様はお強い方なのですね。」
「こんなにもお若い方がSランク冒険者...」
「えぇー!ご主人様強いんですね!!」
「ご主人は強い人。」
「主様はお若いのにお強いのですね。だから私達を購入できたのですね。納得いきました。」
上からリン、アセロラ、オリオン、レミリィ、カレンが驚いた表情で雪に言う。
ラミリィに関しては頷くだけだったが...。
「う〜ん、そこまで言われると背中がなんか痒くなるな〜。とりあえず、今は街の中でちょうどいい。君たちの必需品を大量に購入しよう。エリール。これでこの娘達の必需品大量に買ってね。服から小物、女性が必要するもの全てこれで買って。」
と雪はエリールに金貨300枚が入った袋を渡した。
「ユキ様、相変わらずのお金の使い方ですね...。奴隷達にもこの扱い...。素晴らしいお方です...。」
「うん、扱いはみんな同じだよ。今日から奴隷だからといって意地悪はしないからね!それに今日からメイド長はエリールだ。俺のこれからの方針やこの娘達の扱い、そしてメイドとして何が必要なのかを教えてくれ。頼んだぞエリール。」
「かしこまりました。お任せ下さいユキ様。」
「じゃあ俺は一足先に屋敷に戻ってる。もし何かあったら...うん、これに魔力込めてくれ。1秒もしないうちに俺が現れるというものだ。買い物の率先よろしくな。お金は心配しなくてもいい。まだまだ沢山あるから気にしないで買うんだぞ!
みんなもエリールの言うことをよく聞いてくれ。これからはみんなのリーダーだからな!」
雪はもしもの時のために創造魔法で魔力を込めれば魔力を込めた持ち主の居場所に転移できるという石を作っていたのだ。それをエリールに渡し、買い物をしてくるようにと促して雪は屋敷に帰る。
「「「「「はい!」」」」」
やっぱりラミリィは頷くだけか...。
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