雪物語

スノウ

第4話 初の戦闘経験

「チノ〜ここら辺の魔物って強いの?」

『はい、この森の魔物はゴブリンにコボルト、強くてオークくらいの魔物しか居ません。この世界に来たばかりのマスターにはピッタリの場所ですね。』

「なるほどな。てことはレベルが低い相手が出てくるから少しでも戦闘を経験していた方が良さそうだな。魔物のいる位置とか分かる?」

『はい、マスターのレベルが低いので全体的には分かりませんが、ここより40m先にゴブリンが3体ほどいます。』

「お!じゃあ初の戦闘を経験しようか!刀も装備したし大丈夫だよね?」

『はい、マスターがゴブリン3体ほどに負けるはずがありません。なにかありましたら私が身体を操作してゴブリンを排除します!』

おぉぅ...なかなかに怖いことを言ってくれる...。
でもチノもこう言ってるし大丈夫そうだから楽しに行こうか!

「よし走って向かう!」

走ること3秒

「グギャギャ!!」

「おお!本当に3体いたよ。優秀だなチノ!」

『マスターをサポートするのが私です!』

「よーし、一気に3体だと何があるかわからないから石ころをゴブリン1体にぶつけるか」

足元にある小さな石を雪は拾う。そして真ん中のゴブリンに目掛けて石を投げた。

「グギャッッ!?」

ちょうど額にあたり激おこなのが伺えるな。よし一体でとりあえず来い!タイマンなら負けないだろう!

「来いよ!ほら!こい!」

「グギャギャギャギャー!!!」

コブリンは怒りながらこちらに向かって走ってくる。雪は漫画で見た事のある居合斬りの構えをとった。右足を前に出し、中腰に。ゴブリンが刀の間合いに入った瞬間。

「シッッ!」

刀がゴブリンの首に右から左へと流れていった。
ゴブリンの身体と頭は切り離され絶命。

「凄いな。初めて持った刀でここまで綺麗に技が決まるのは気持ちがいい。そして有難いことだが生き物を殺して罪悪感があまりない。のこりも切り伏せる。」

そう言うと雪は残りのゴブリンに向かって走り、ゴブリンの右肩から左の脇腹に袈裟斬り、そのまま手首を反転させて胴切り。その間0.2秒。とても今日、刀を持った者の攻撃とは思えないほど綺麗な流れだった。

「チノー、生き物を殺しても罪悪感がないのはフィーネに精神強化とかされてんのかな?」

『はい、転移される時に精神が強くされているのは間違いありません。』

「なるほど...ね。...今のでレベルって上がったかな!!」

『はい、今のでレベルは12ほど上がっております。』

「ん?12?なんでそんなに上がってるの?だってゴブリン3体だよ?そんなに上がったらこの世界みんな強者になっちゃうよ!」

『マスター、ステータスで確認してみた方が早いかと思います。』

「あ、そうだね。ありがとう。ステータス」

【ステータス】
【名前】白銀 雪 【性別】男 【年齢】16
【称号】転移者
【種族】人族
【レベル】13
【体力】1200/1200
【魔力】1700/1700
【攻撃】1200
【防御】1100
【知性】1100
【精神】1150
【俊敏】1300

【魔法】
雷魔法Lv.7
光魔法Lv.5
創造魔法Lv.2
【スキル】
剣術Lv.7、鑑定(極) 
【ユニークスキル】
無限収納 言語理解
【究極スキル】
叡智之神
【加護】
創造神フィーネの加護


「あれ!めちゃくちゃステータス伸びてるし剣術Lvも2上がってる!なんでだ!」

『はい、答えは創造神フィーネの加護による物かと』

「加護の影響?どれ鑑定で加護を見てみるか、『鑑定』」

【創造神フィーネの加護】
レベルが上がりやすくなり、レベルが上がった時ステータスもかなり伸びやすくなる。
スキルのレベルも上がりやすくなる。

「あぁ〜、フィーネが言ってた強くなってるよ!ってこの事かな。とても有難い加護だよありがとなフィーネ。」

そう言いながら空を見て笑った。

「チノ、この強さは冒険者でいうとどれくらいの強さになるかな?」

『はい、Aランク冒険者上位と辺りと同じくらいですね。』

「レベル13でAランク冒険者上位と同じくらいか。なんか申し訳ないなぁ。Aランク冒険者ってレベルどれくらいなの?」

『はい、だいたいが50以上ですね。』

「はぁ〜、てことは俺がそれくらいのレベルになるとSランクとか余裕だろうなぁ。
あっ、ステータスってもっと上がるように出来ないの?」

『はい、マスターが所持している【創造魔法】で【レベルアップ時ステータス上昇】を作ってみてはいかがですか?』

「なるほどな、色々作ってみようか...【創造魔法】!」

1時間後

「できた!結構いいものができた気がするな。」


【ステータス】
【名前】白銀 雪 【性別】男 【年齢】16
【称号】転移者
【種族】人族
【レベル】13
【体力】1200/1200
【魔力】1700/1700
【知性】1100
【精神】1150
【俊敏】1300

【魔法】
雷魔法Lv.7
光魔法Lv.5
重力魔法Lv.5
創造魔法Lv.2
【スキル】
剣術Lv.7、鑑定極 LvUP時ステータス上昇極 経験値取得量10倍 経験値必要量0.1倍 隠蔽極 真剣術Lv.5 縮地
【ユニークスキル】
無限収納 言語理解 
【究極スキル】
叡智之神
【加護】
創造神フィーネの加護

「これは強くなるな!間違いない。」

『マスター、スキルが多くて見にくいと思うので統合しますね。』

「あ!ありがとな!よろしく〜」

『はい、任せてください。』

3分後

『出来ました。』

「どれどれ!見てみようかな〜ステータス」


【ステータス】
【名前】白銀 雪 【性別】男 【年齢】16
【称号】転移者
【種族】人族
【レベル】13
【体力】1200/1200
【魔力】1700/1700
【知性】1100
【精神】1150
【俊敏】1300

【魔法】
光雷の魔法Lv.MAX
重力魔法Lv.5
創造魔法Lv.2
【スキル】
 鑑定極 隠蔽極 縮地
【ユニークスキル】
無限収納 言語理解 神剣術 能力値UP極
【究極スキル】
叡智之神 
【加護】
創造神フィーネの加護

「え?なんかスキルがユニークスキルに進化...した...?」

『はい、統合した結果さらに上のスキルになることがわかりましたのでそのまま進化させました。
マスターはわかってないと思うので話しますがユニークスキルになるものはLvという概念が存在しません。スキルのLvが上がって最大まで行くと稀にユニークスキルに進化する時があります。
剣術と真剣術を統合したら進化して神剣術に。
経験値関連とステータス上昇極のスキルを統合したら進化して能力値UP極に。能力は取得経験値100倍にステータス上昇値極です。
魔法の光雷の魔法は光と雷の魔法全てを使えるようになります。』

「おぉぅ...。本っ当にチノは優秀だな。相棒としてこれからもよろしくな!」

『それほどでもありません。マスターの相棒として力をフルに使った迄です。こちらこそよろしくお願いします!』

チノの理不尽までの強化で雪が一気に化け物に近づいたのは言うまでもなかった。それに気づくのはまだ先のお話。

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