雪物語
第2話 神様
「ん...んぁ...はっ!」
目を開けると真っ暗な所にいた。いや、真っ暗ではない。なぜが俺の身体を視認できる。なんとも不思議なことだ。右も左も前も後ろも上も下も全て真っ暗。
「ここはどこだ...。」
そう呟くと後ろの方から歩く音が聞こえてくる。
だんだん雪に近づいてくる足音に少しの不安を感じた。
「やぁ!起きたみたいだね!」
振り向くとそこには160cm位の髪色は青銀、目は翠色、細身の身体に胸は大きくも小さくもない。ちょうどいいサイズ。お尻も出すぎずにちょうどいい。それはもう綺麗な身体を持った女性がいた。
「...ここはどこですか?」
「んー、と簡単に言うと私が作った異空間かな」
「はぁ...」
何言ってんだこいつ。頭のネジ外れてるんじゃねーの?可愛いのに勿体ない。
「ねぇ!全部聞こえてるからね!頭のネジ外れてるとか酷すぎじゃない?!」
「なっ!?...なんでわかるんだよ!」
「まぁ、神だかね!なんでも分かるよ!」
「神?ほーん、じゃあ俺はなんでここにいるんだ?」
「君はなんでここにいるのかは今からこれを観てもらってから教えよう。」
そうすると自称神は俺の前に薄型のテレビらしいものを出し、映像を流した。
それは俺が土砂降りの中走ってる映像。
すると、紫色の雷が俺に直撃してぶっ倒れている。
「は?...」
「分かったかな?君はこの雷にあたって即死したんだよ。そしてごめんなさい。この雷は私のせいなの...」
「即死...死んだってことか?なぁ?俺は死んだのか?それにお前のせいってどういう事だ?」
「うん、君は間違いなく死んだ。そしてこの雷は私が放った雷なんだ...。
魔法で遊んでたらくしゃみをしてしまってね。変なところに魔法を放ってしまったの...。それがまさかあなたに直撃するなんて思わなくて...。本当にごめんなさい。」
神と名乗った女は目に涙を浮かべて頭を下げていた。流石に自分の死が信じられない。それはそうだろう。この女のくしゃみのせいで死んでしまったのだ。世界一クソな死因ではないだろうか。
「で、死んだのは分かった。幸い家族なんてものは居ないしな。それで俺はこれからどうなるんだ?」
雪が中学二年の頃両親は事故で亡くなっている。祖父祖母も既になくなっていて親の遺産で今まで1人で生活をしていたのだ。
「本当にごめんなさい。生き返らせたいんだけど地球ではダメなの。本来なら死んだら天国か地獄、それか無になる。なんだけど今回は私のせいだから違う世界に転移させるつもりでいるんだ。」
「違う世界?どういう事だ?」
「簡単に言うと君の世界で言う剣と魔法の世界だね。エルフとか獣人とか魔物とかいるよ!」
「本当か?」
「本当だよ!君のイメージしてる世界そのものって感じだよ!」
「それなら俺は地球にいた時よりも楽しく生きていけるかもしれない。死んだことは辛いがさすがに夢だと思っていた世界に行けるとならば最高だ。」
「そう言ってくれてありがとう。本当にありがとう...。その世界で幸せに生きていくためにお詫びとして強くしてあげるね」
これはまさに俺TUEEEEだな。有難いことだ。
「ありがとう。流石に何もかもわからない世界で放置されるのは死ぬのを待っているようなもんだし助かる。」
「うんうん!任せて!...ほいっ!これで大丈夫!」
俺の頭の上に白い魔法陣?ができた。その魔法陣?が頭からつま先まで落ちていった。
何か変わったのだろうか?
「これで強くなったのか?なら俺は早速その世界に行きたい!」
「強くなってるよ!大丈夫!
ちょっと待ってね、少しその世界について説明するから」
「あぁ、分かった。急かして悪い」
「いいよいいよ!そんなに憧れていたんだから無理もないよ!
え〜とね、その世界はユートピアって言うの。で、君を転移される場所はアンファング王国近くの森の中!森を出て南に5キロ程あるけど王国に着くから向かってみて!」
「ユートピアか...理想郷ね。まぁ、確かに俺からしたら理想そのものだ。分かった。ありがとう。」
「まぁ、適当に名前をつけたからそこまでの意味とかはないんだけどね。
うん、早速君を転移させよう。」
そう言うと神は杖を出した。白い光が俺を包む。
「あ、お前の名前なんて言うんだ?」
「あっ、そう言えば言ってなかったね。私は創造神、創造神フィーネだよ!もしかしたらそのうち会いに行くかもしれないからよろしくね!」
「あぁ、分かった。ありがとう。また今度会おう!」
「うん!君には幸せになって欲しい!ではまた会おう『転移』」
フィーネがそう言うと白い光は強く発光し俺の意識がなくなった。
目を開けると真っ暗な所にいた。いや、真っ暗ではない。なぜが俺の身体を視認できる。なんとも不思議なことだ。右も左も前も後ろも上も下も全て真っ暗。
「ここはどこだ...。」
そう呟くと後ろの方から歩く音が聞こえてくる。
だんだん雪に近づいてくる足音に少しの不安を感じた。
「やぁ!起きたみたいだね!」
振り向くとそこには160cm位の髪色は青銀、目は翠色、細身の身体に胸は大きくも小さくもない。ちょうどいいサイズ。お尻も出すぎずにちょうどいい。それはもう綺麗な身体を持った女性がいた。
「...ここはどこですか?」
「んー、と簡単に言うと私が作った異空間かな」
「はぁ...」
何言ってんだこいつ。頭のネジ外れてるんじゃねーの?可愛いのに勿体ない。
「ねぇ!全部聞こえてるからね!頭のネジ外れてるとか酷すぎじゃない?!」
「なっ!?...なんでわかるんだよ!」
「まぁ、神だかね!なんでも分かるよ!」
「神?ほーん、じゃあ俺はなんでここにいるんだ?」
「君はなんでここにいるのかは今からこれを観てもらってから教えよう。」
そうすると自称神は俺の前に薄型のテレビらしいものを出し、映像を流した。
それは俺が土砂降りの中走ってる映像。
すると、紫色の雷が俺に直撃してぶっ倒れている。
「は?...」
「分かったかな?君はこの雷にあたって即死したんだよ。そしてごめんなさい。この雷は私のせいなの...」
「即死...死んだってことか?なぁ?俺は死んだのか?それにお前のせいってどういう事だ?」
「うん、君は間違いなく死んだ。そしてこの雷は私が放った雷なんだ...。
魔法で遊んでたらくしゃみをしてしまってね。変なところに魔法を放ってしまったの...。それがまさかあなたに直撃するなんて思わなくて...。本当にごめんなさい。」
神と名乗った女は目に涙を浮かべて頭を下げていた。流石に自分の死が信じられない。それはそうだろう。この女のくしゃみのせいで死んでしまったのだ。世界一クソな死因ではないだろうか。
「で、死んだのは分かった。幸い家族なんてものは居ないしな。それで俺はこれからどうなるんだ?」
雪が中学二年の頃両親は事故で亡くなっている。祖父祖母も既になくなっていて親の遺産で今まで1人で生活をしていたのだ。
「本当にごめんなさい。生き返らせたいんだけど地球ではダメなの。本来なら死んだら天国か地獄、それか無になる。なんだけど今回は私のせいだから違う世界に転移させるつもりでいるんだ。」
「違う世界?どういう事だ?」
「簡単に言うと君の世界で言う剣と魔法の世界だね。エルフとか獣人とか魔物とかいるよ!」
「本当か?」
「本当だよ!君のイメージしてる世界そのものって感じだよ!」
「それなら俺は地球にいた時よりも楽しく生きていけるかもしれない。死んだことは辛いがさすがに夢だと思っていた世界に行けるとならば最高だ。」
「そう言ってくれてありがとう。本当にありがとう...。その世界で幸せに生きていくためにお詫びとして強くしてあげるね」
これはまさに俺TUEEEEだな。有難いことだ。
「ありがとう。流石に何もかもわからない世界で放置されるのは死ぬのを待っているようなもんだし助かる。」
「うんうん!任せて!...ほいっ!これで大丈夫!」
俺の頭の上に白い魔法陣?ができた。その魔法陣?が頭からつま先まで落ちていった。
何か変わったのだろうか?
「これで強くなったのか?なら俺は早速その世界に行きたい!」
「強くなってるよ!大丈夫!
ちょっと待ってね、少しその世界について説明するから」
「あぁ、分かった。急かして悪い」
「いいよいいよ!そんなに憧れていたんだから無理もないよ!
え〜とね、その世界はユートピアって言うの。で、君を転移される場所はアンファング王国近くの森の中!森を出て南に5キロ程あるけど王国に着くから向かってみて!」
「ユートピアか...理想郷ね。まぁ、確かに俺からしたら理想そのものだ。分かった。ありがとう。」
「まぁ、適当に名前をつけたからそこまでの意味とかはないんだけどね。
うん、早速君を転移させよう。」
そう言うと神は杖を出した。白い光が俺を包む。
「あ、お前の名前なんて言うんだ?」
「あっ、そう言えば言ってなかったね。私は創造神、創造神フィーネだよ!もしかしたらそのうち会いに行くかもしれないからよろしくね!」
「あぁ、分かった。ありがとう。また今度会おう!」
「うん!君には幸せになって欲しい!ではまた会おう『転移』」
フィーネがそう言うと白い光は強く発光し俺の意識がなくなった。
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