冒険者パーティー【黒猫】の気まぐれ
ラウール14歳
ハンブートまではあれからすぐに到着した。その後街で数日過ごし、旅に必要な者を補充した。その後の方向性を話し合って行くと、ここまで乗ってきた馬車は売り払うことにした。そして移動は乗合馬車に変更した。クロースはこの国での身分は貴族でもないので、僕と一緒にいろいろなものを見て回りたいと話した。首都につくまでの時間はおそらく自前の馬車より遅くなるが、色々と自分たちの目的と照らし合わせると、そちらのほうがいいと。
 乗合馬車では、その国の人々を知ることが出来る。そして、冒険者ギルドなどでは得られない情報も時々拾えると思って・・。
ハンブートの後は南東にある街、ブレットンに寄った。ブレットンでも短期間の滞在として、首都に向かうことにした。首都についてからが本番で、集めた情報を基に、この街を色々と周ることと、依頼を受けて動いてみたいとクロースとクリスに伝えた。
ここまで来てクロースとクリスが冒険者登録をしたいと言い出した。冒険者登録をして、自分たちがついていける依頼を僕と一緒にしたいと。クロースの目的はこの国のいいところを学ぶこと。その情報を父であるカーシンに伝えることにある。
この国では貴族の3男と言う、何の権力もない状態にある。実際には、この国の一般人が悪意を持って害すると、国同士の問題になるのだが・・・。一般人に特権を振りかざせない部分は、権力がない。
 僕は答えを保留にしてもらった。首都につくまで、一緒に冒険をすることの返事を考えておく。冒険者ギルドへの登録は任せるけど。
 僕もそろそろランクアップを考えて依頼を受けたほうがいいかな?
 ~~~~~~~~~~~~~
 「もう少ししたら首都フイエウにつくが、ラウールは一番初めにどこに行く?」
 隣に座ったクロースが声をかけてきた。
 僕は読んでいた【転移の書】から目を離した。
 「まず宿を探しましょう。そして1日ゆっくり休んだら、冒険者ギルドに行きます。その時一緒に行きますか?クロースさんとクリスさんも冒険者登録をするんでしょ?」
 「そうだな、一緒に行きたいな。ラウールは冒険者ギルドに慣れているんだろうけど、俺は依頼を出す以外はあまり行くことがなかったからな。」
 僕はヒヤッとした。
 「・・・・。僕は・・大体初めての冒険者ギルドでは何かが起こりますから。冒険者ギルドにいい思い出はないです。まずは恐れらるから・・。」
 「強いからか?強いのも大変だな。」
 「いえ・・・。大体が絡まれて・・。この年でランクも高いなんて誰も初めは信じないから、好きなことを言い出すんで・・・。そしてつい威圧感が出てくるみたいで。」
 眉間をもみながらクリスは
「ラウール君は魔法も得意ですものね。そんな人が威圧すると、魔力の力もあって、相手はたまったもんじゃありませんね・・・」
その言葉にクロースも
「ラウールは怒らせないようにしないとな・・・。お前が怒る基準は何だ、一応覚えておきたい。」
 少し考えたラウールは、
 「大切な人に害を及ぼす人は許さない。理不尽な要求をしてくる人が嫌い。弱いものを虐げる人も嫌い。僕を集団で笑いものにする人が嫌い。陰口をたたいて、直接文句を言わない人は苦手。ここには僕の二つ名はさすがに届いていないと思うけど・・・。それに触れて来る人からは逃げたい・・・。」
 「結構あるな。俺も気を付けるぜ。ラウールには戦いで絶対にかなわないからな。そして、頭もよかったし、なんだよ計算も早いって・・。」
 穏やかな会話に代わり、とうとう首都フイエウに到着した。
 ~~~~~~~~~~~~
クロースと一緒に首都を目指し1年と少しして、僕は今首都フイエウにいる。そして14歳となった。
 名前:ラウール
 職業:冒険者
LV:59
HP:540
MP:1200
 体:456
 心:1020
 運:90
ユニークスキル:すくすく育つ・看る
 スキル:解析・学習・アイテムボックスX・忍びの技・魔法(全)・戦闘(全)・解体・自然回復(全)・状態回復(全)
 加護:才能の神の加護
 称号:地球人・心は中年・才能の神が見てる人・両親への信頼・両親からの信愛・ジェノサイド・乗り越えた者
 *運以外は100が25歳の平均値
 乗合馬車では、その国の人々を知ることが出来る。そして、冒険者ギルドなどでは得られない情報も時々拾えると思って・・。
ハンブートの後は南東にある街、ブレットンに寄った。ブレットンでも短期間の滞在として、首都に向かうことにした。首都についてからが本番で、集めた情報を基に、この街を色々と周ることと、依頼を受けて動いてみたいとクロースとクリスに伝えた。
ここまで来てクロースとクリスが冒険者登録をしたいと言い出した。冒険者登録をして、自分たちがついていける依頼を僕と一緒にしたいと。クロースの目的はこの国のいいところを学ぶこと。その情報を父であるカーシンに伝えることにある。
この国では貴族の3男と言う、何の権力もない状態にある。実際には、この国の一般人が悪意を持って害すると、国同士の問題になるのだが・・・。一般人に特権を振りかざせない部分は、権力がない。
 僕は答えを保留にしてもらった。首都につくまで、一緒に冒険をすることの返事を考えておく。冒険者ギルドへの登録は任せるけど。
 僕もそろそろランクアップを考えて依頼を受けたほうがいいかな?
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 「もう少ししたら首都フイエウにつくが、ラウールは一番初めにどこに行く?」
 隣に座ったクロースが声をかけてきた。
 僕は読んでいた【転移の書】から目を離した。
 「まず宿を探しましょう。そして1日ゆっくり休んだら、冒険者ギルドに行きます。その時一緒に行きますか?クロースさんとクリスさんも冒険者登録をするんでしょ?」
 「そうだな、一緒に行きたいな。ラウールは冒険者ギルドに慣れているんだろうけど、俺は依頼を出す以外はあまり行くことがなかったからな。」
 僕はヒヤッとした。
 「・・・・。僕は・・大体初めての冒険者ギルドでは何かが起こりますから。冒険者ギルドにいい思い出はないです。まずは恐れらるから・・。」
 「強いからか?強いのも大変だな。」
 「いえ・・・。大体が絡まれて・・。この年でランクも高いなんて誰も初めは信じないから、好きなことを言い出すんで・・・。そしてつい威圧感が出てくるみたいで。」
 眉間をもみながらクリスは
「ラウール君は魔法も得意ですものね。そんな人が威圧すると、魔力の力もあって、相手はたまったもんじゃありませんね・・・」
その言葉にクロースも
「ラウールは怒らせないようにしないとな・・・。お前が怒る基準は何だ、一応覚えておきたい。」
 少し考えたラウールは、
 「大切な人に害を及ぼす人は許さない。理不尽な要求をしてくる人が嫌い。弱いものを虐げる人も嫌い。僕を集団で笑いものにする人が嫌い。陰口をたたいて、直接文句を言わない人は苦手。ここには僕の二つ名はさすがに届いていないと思うけど・・・。それに触れて来る人からは逃げたい・・・。」
 「結構あるな。俺も気を付けるぜ。ラウールには戦いで絶対にかなわないからな。そして、頭もよかったし、なんだよ計算も早いって・・。」
 穏やかな会話に代わり、とうとう首都フイエウに到着した。
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クロースと一緒に首都を目指し1年と少しして、僕は今首都フイエウにいる。そして14歳となった。
 名前:ラウール
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 加護:才能の神の加護
 称号:地球人・心は中年・才能の神が見てる人・両親への信頼・両親からの信愛・ジェノサイド・乗り越えた者
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