冒険者パーティー【黒猫】の気まぐれ
散歩の後始末
僕は今・・・冒険者ギルドにいた。
 昨日は宿に帰って来て、眠った。そして目覚めがさわやかだった。今までの心のつっかえは何だったかのように。もしかしてこれもすくすく育つというスキルのおかげなのかな?
 前世より悩んでいる時間が少なくなっている気がする。
そう思い朝食をとっていると・・・、ギルマスが現れた!!
どうする?
たたかう
 じゅもん
 にげる
 どうぐ
 ・・・・ラウールは逃げようとした・・・しかし回り込まれた。
という事で、連行された。
 ~~~~~~~~~
 「事情は聞いた。森を散歩中、クマに出会わず盗賊に出会ったんだって? そして薬草の生えている森の中をさまよっていると、廃墟にたどり着いたんだって?さらにその廃墟ではお逃げになればいいのに、盗賊がいたんだって?すたこらさっさっさっの~さ~と逃げれなくて、リーダー以外は殺したんだって?」
そういいながら、パッチリした目で僕を覗き込んできた。まるで、下からメンチを切る不良のようだ・・・。目がパッチリしていて怖くないけど。
 「そうなんですよー、さんぽしてただけなのにー、おそわれてー。カシマスさんにー、助けられましたー。さすがー、Sランクー。」
ちょっと棒読みかな?
 「今確認に行かせている。もうすぐ戻るはずだ。その報告を聞いてから決めるが、廃墟から持ってきた者だけ確認していいか?通常であれば、回収したラウールとカシマスの物になる。しかし、騎士たちとの交渉で有利になる物があれば、今回の件を誤魔化せるかもしれない。」
 「たしかに、いいこといいますねギルマス!さすが! よっギルマス!!」
ちょっとテンションがおかしい。もどさなければ。
 「ここに出していいですか?それとも広いところに出しますか?それとも、ピンポイントで怪しいものを出しますか?」
 眉をひそめたギルマス
「怪しいもの?何かあるのか?」
 僕は朝目覚めた時から、少しずつ荷物の中を解析さんで確認していた。その中で怪しいタイトルが、【領主と盗賊の怪しい関係関連】フォルダがあった。
 「まずは、この手紙・・・。そして、これでしょ、これでしょ、まだまだこれでしょ。」
とフォルダにある物をだしていった。
その中からギルマスはわかりやすいものから確認していく。
・・・・・・
 ・・・・・・
 ・・・・・
「これだけあれば十分だ。お前が持っていたから言うが、これは盗賊と領主がつながっていた証拠だ。初めから領主は盗賊を倒す気がないのに討伐隊を組むことを許可していたようだ。そして事前に逃がす手段も考えていたようだ。だからこそ、お前たちが散歩に行ったときはまだ逃げる準備が整っていなかったようだ。200人以上の討伐隊が廃墟に到着するまで3日程度を考えていたから、予定より4日は早く来られて、逃げられなかったのではないかな』
 「たしかに。1日早く出発して、その日のうちについたからね。」
 「そして、領主は情報を流す見返りに、貴重なものを受け取っていたようだ。結局は貴族の力争いでなく、ただ欲深かっただけだな。自業自得だ。」
 「そうなんですね、その辺は僕には関係ないので・・・。けどこれで【希望の家】にも何も起こりませんか?」
そこを心配していた。
 「これから騎士の詰め所に行って、隊長と話してくる。よっぽどのことが無い限りはお前たちに被害はいかん。だから・・・。ギルドでなくてもいから、連絡のつくところにいろ! じゃあ行ってくる。」
そういってギルマスは出かけて行った。
 部屋から僕も出て、チルミさんに声をかけて出かけた。
 行き先はお世話になった【希望の家】のクラン拠点だ。 
 昨日は宿に帰って来て、眠った。そして目覚めがさわやかだった。今までの心のつっかえは何だったかのように。もしかしてこれもすくすく育つというスキルのおかげなのかな?
 前世より悩んでいる時間が少なくなっている気がする。
そう思い朝食をとっていると・・・、ギルマスが現れた!!
どうする?
たたかう
 じゅもん
 にげる
 どうぐ
 ・・・・ラウールは逃げようとした・・・しかし回り込まれた。
という事で、連行された。
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 「事情は聞いた。森を散歩中、クマに出会わず盗賊に出会ったんだって? そして薬草の生えている森の中をさまよっていると、廃墟にたどり着いたんだって?さらにその廃墟ではお逃げになればいいのに、盗賊がいたんだって?すたこらさっさっさっの~さ~と逃げれなくて、リーダー以外は殺したんだって?」
そういいながら、パッチリした目で僕を覗き込んできた。まるで、下からメンチを切る不良のようだ・・・。目がパッチリしていて怖くないけど。
 「そうなんですよー、さんぽしてただけなのにー、おそわれてー。カシマスさんにー、助けられましたー。さすがー、Sランクー。」
ちょっと棒読みかな?
 「今確認に行かせている。もうすぐ戻るはずだ。その報告を聞いてから決めるが、廃墟から持ってきた者だけ確認していいか?通常であれば、回収したラウールとカシマスの物になる。しかし、騎士たちとの交渉で有利になる物があれば、今回の件を誤魔化せるかもしれない。」
 「たしかに、いいこといいますねギルマス!さすが! よっギルマス!!」
ちょっとテンションがおかしい。もどさなければ。
 「ここに出していいですか?それとも広いところに出しますか?それとも、ピンポイントで怪しいものを出しますか?」
 眉をひそめたギルマス
「怪しいもの?何かあるのか?」
 僕は朝目覚めた時から、少しずつ荷物の中を解析さんで確認していた。その中で怪しいタイトルが、【領主と盗賊の怪しい関係関連】フォルダがあった。
 「まずは、この手紙・・・。そして、これでしょ、これでしょ、まだまだこれでしょ。」
とフォルダにある物をだしていった。
その中からギルマスはわかりやすいものから確認していく。
・・・・・・
 ・・・・・・
 ・・・・・
「これだけあれば十分だ。お前が持っていたから言うが、これは盗賊と領主がつながっていた証拠だ。初めから領主は盗賊を倒す気がないのに討伐隊を組むことを許可していたようだ。そして事前に逃がす手段も考えていたようだ。だからこそ、お前たちが散歩に行ったときはまだ逃げる準備が整っていなかったようだ。200人以上の討伐隊が廃墟に到着するまで3日程度を考えていたから、予定より4日は早く来られて、逃げられなかったのではないかな』
 「たしかに。1日早く出発して、その日のうちについたからね。」
 「そして、領主は情報を流す見返りに、貴重なものを受け取っていたようだ。結局は貴族の力争いでなく、ただ欲深かっただけだな。自業自得だ。」
 「そうなんですね、その辺は僕には関係ないので・・・。けどこれで【希望の家】にも何も起こりませんか?」
そこを心配していた。
 「これから騎士の詰め所に行って、隊長と話してくる。よっぽどのことが無い限りはお前たちに被害はいかん。だから・・・。ギルドでなくてもいから、連絡のつくところにいろ! じゃあ行ってくる。」
そういってギルマスは出かけて行った。
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