冒険者パーティー【黒猫】の気まぐれ
冒険者登録でのテンプレがあるのか
冒険者ギルドでの説明を受け、両親とも相談したけど、一つ何かの依頼を受けることにした。両親は離れて見守っている。できるだけ一人でできる依頼を見つける事と言われた。討伐でもできると思うけど、僕自身はGランクだ。Gランクでできるものを探してこよう。
依頼票の前に行くと、Gランク票の前はあまり人もいない。ほとんどが街中の依頼で、報酬も少ない。やはりここは定番の採取系依頼を探すべきかな~。街の外に出る依頼の方に移動してみるか・・・・。
そこは少し人が増え、僕より少し年上の冒険者の姿も見える。みんな一生懸命依頼票を見ており、悩んでいる姿が幼い・・・。僕が言う事でないけど。
「うぉぉい! ガキがなんでこんなところにいるんだ!! じゃまだ!! ガキは家でママのおっ〇いでもすってるんだな!」
話しかけると同時に右足で僕のおなかを蹴り上げようとした。
しかしそのスピードは遅く、僕の目にははっきりと軌道が見えた。
しかし相手は190㎝もあるような巨体、そしてマッチョ。受け止めるだけでは重さで吹き飛ばされるのが目に見えている。だから僕は蹴り上げようとしている右足を、相手の内側に巻き込むように蹴り上げた。
蹴られた男は、左足を軸にコマのように回り、後ろ向きに倒れこんだ。
ゴンっ!!!
いい音がしたな~、これは後頭部強打。このまま起きなければいいのに。
『痛て~~~!!』
『『ぎゃははっー~!!』』
「あいつ子供に倒されてるぜ! ださ!! 自分から絡んでいきやがったのに~、ぷっ~!」
男は倒れこみながらも顔を真っ赤にして、にらみつけてきた。
また来るかと構えようとしたとき、冒険者ギルドに入ってきたときに声をかけてきたマッチョが目の前に来た。
「お前は馬鹿か! 子供相手に・・・ぷっ~!!」
ここであおりやがった・・・!?
「もうやめてよ、僕も怒るよ!!!」魔素を練り上げ、僕の周りが重い空気になっていく・・・。これだけ練られた魔素は、空気を重くし、プレッシャーを与える。両親と依頼をしているときに学んだ知識だ。
『『!!!』』
周りの大人たちが顔を青くしている。やりすぎたか。でもこのままでは僕も抑えられない。あおられるだけならいいが、いきなり暴力に訴える大人は許せない。あのクズを思い出す・・・・
ますます僕は力を抑えられなくなってきた。頭がくらくらして、怒りで訳が分からなくなってきた・・・。
理不尽なことをするクズはこの世からいなくなればいい!!!
「そこまでだラウ、やめておけ。もう周りの大人は動けないぞ。お前がそこまでする必要はない。俺がお前の父としてこの場は俺が納める。」
父様の声で我に返った。僕は何をしようとしたんだろう・・・。このままだったら、この建物の中にいる人みんなに大けがを負わせていたかも・・・。
「ラウ、安心して・・。私たちはいつでもあなたの味方。理不尽な暴力は親である私たちが払ってあげる。」
母様も優しく語りかけてくれて。
ここで僕の力もす~と抜けた。
「ごめんなさい父様、母様。僕今日は家に帰りたい・・・。」
「「そうだね、帰りましょう(かえろう)」」
両親が僕を挟み手をつなぎ、冒険者ギルドを出て、家路についた。僕は色々な思いが頭の中を駆け巡っていたが、やはり僕の両親は父様、母様だと改めて感じた時間だった。
~~~~~~~~~~
ラウ達家族が帰ったあとの冒険者ギルドでは。
「やべ~このギルドであの子に何かあれば、あの親にやられる」
「っていうかあの子供にかてるか??」
「なんだよあの殺気!?魔力?」
「瞬殺される!!」
「ってあの身のこなし・・・。体術でもやべー!」
ラウールがいないところで、色々なうわさが飛び始めるのであった・・・・・。
依頼票の前に行くと、Gランク票の前はあまり人もいない。ほとんどが街中の依頼で、報酬も少ない。やはりここは定番の採取系依頼を探すべきかな~。街の外に出る依頼の方に移動してみるか・・・・。
そこは少し人が増え、僕より少し年上の冒険者の姿も見える。みんな一生懸命依頼票を見ており、悩んでいる姿が幼い・・・。僕が言う事でないけど。
「うぉぉい! ガキがなんでこんなところにいるんだ!! じゃまだ!! ガキは家でママのおっ〇いでもすってるんだな!」
話しかけると同時に右足で僕のおなかを蹴り上げようとした。
しかしそのスピードは遅く、僕の目にははっきりと軌道が見えた。
しかし相手は190㎝もあるような巨体、そしてマッチョ。受け止めるだけでは重さで吹き飛ばされるのが目に見えている。だから僕は蹴り上げようとしている右足を、相手の内側に巻き込むように蹴り上げた。
蹴られた男は、左足を軸にコマのように回り、後ろ向きに倒れこんだ。
ゴンっ!!!
いい音がしたな~、これは後頭部強打。このまま起きなければいいのに。
『痛て~~~!!』
『『ぎゃははっー~!!』』
「あいつ子供に倒されてるぜ! ださ!! 自分から絡んでいきやがったのに~、ぷっ~!」
男は倒れこみながらも顔を真っ赤にして、にらみつけてきた。
また来るかと構えようとしたとき、冒険者ギルドに入ってきたときに声をかけてきたマッチョが目の前に来た。
「お前は馬鹿か! 子供相手に・・・ぷっ~!!」
ここであおりやがった・・・!?
「もうやめてよ、僕も怒るよ!!!」魔素を練り上げ、僕の周りが重い空気になっていく・・・。これだけ練られた魔素は、空気を重くし、プレッシャーを与える。両親と依頼をしているときに学んだ知識だ。
『『!!!』』
周りの大人たちが顔を青くしている。やりすぎたか。でもこのままでは僕も抑えられない。あおられるだけならいいが、いきなり暴力に訴える大人は許せない。あのクズを思い出す・・・・
ますます僕は力を抑えられなくなってきた。頭がくらくらして、怒りで訳が分からなくなってきた・・・。
理不尽なことをするクズはこの世からいなくなればいい!!!
「そこまでだラウ、やめておけ。もう周りの大人は動けないぞ。お前がそこまでする必要はない。俺がお前の父としてこの場は俺が納める。」
父様の声で我に返った。僕は何をしようとしたんだろう・・・。このままだったら、この建物の中にいる人みんなに大けがを負わせていたかも・・・。
「ラウ、安心して・・。私たちはいつでもあなたの味方。理不尽な暴力は親である私たちが払ってあげる。」
母様も優しく語りかけてくれて。
ここで僕の力もす~と抜けた。
「ごめんなさい父様、母様。僕今日は家に帰りたい・・・。」
「「そうだね、帰りましょう(かえろう)」」
両親が僕を挟み手をつなぎ、冒険者ギルドを出て、家路についた。僕は色々な思いが頭の中を駆け巡っていたが、やはり僕の両親は父様、母様だと改めて感じた時間だった。
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ラウ達家族が帰ったあとの冒険者ギルドでは。
「やべ~このギルドであの子に何かあれば、あの親にやられる」
「っていうかあの子供にかてるか??」
「なんだよあの殺気!?魔力?」
「瞬殺される!!」
「ってあの身のこなし・・・。体術でもやべー!」
ラウールがいないところで、色々なうわさが飛び始めるのであった・・・・・。
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