がーるずベースボール!

近衞

エピローグ⚾︎始まり⚾︎

「それでは、臨床実験を開始します。」

170cmはあろうかという背丈、
メリハリのある身体、長く降ろした黒髪。 

クールな印象を与える女の少しハスキーな声が、殺風景な部屋に響く。


少し薄暗い、手術室。


だが、そこには乳児用のベッドと
それを囲む4人だけがそこに存在した。


目の前に、まだ臍の緒が取れたばかりの
乳児が横になっていた。


その乳児を、
3人の女と1人の男が囲んでいる。


だが、その頭部には黒いヘルメットが
装着されていた。


乳児は愛らしい笑顔を浮かべる。


それを見れば、
多くの人はつられて笑顔になるだろうが、


ヘルメットから伸びる大量のコードを
見れば、その笑顔も消えるだろう。


「了解。被験者も睡眠状態に入っています。」


マスクをした小柄な男が、
乳児の状態に異常が無いことを伝える。


「では、始めてください。」


男は近くのスイッチに力を入れる。


するとヘルメットが強く発光し、
機械的な音が手術室に鳴り響く。


だが、5秒もすれば発光は止み、
機械的で聞き苦しい音も小さくなっていく。


そしてそれは10秒程で鳴り止んだ。


「成功…ね。
おめでとう。今日からあなたは素晴らしい人生を歩むのよ。」


女は乳児の頭を撫で、

「どうか、幸せな人生を。」


女は我が子を見守る母親のような
笑顔を浮かべていた。



































「必ず、私のところに来てね」

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