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不遇職ですが"多分”強くなると思われる

影狼

第2話〜作成師(魂)は誰かに説明す〜

家を出て中央広場へやってきた。
現在の時刻はまだ朝の7時、冒険者がいるとしてもまだ活発には動いていない
朝の運動だとかその程度だ。

とりあえず俺は村の冒険者ギルドに行くことにした。
俺は別に冒険者じゃないが身分証明書として冒険者カード別名ステータスカードを持っているためその更新に行くためだ。
 
「よし、更新は終わった。後で確認しよう」

そうして俺はまた広場に戻った

そういえば俺の村の名前は言ってなかった気がするな
村の名前は【クラカル】。昔、万能系職業(ジョブ)持ちの英雄が建てた村だそうでその人の名前をもらってつけたそうだ。

まあそんなことはどうでもいいか

「よし、準備はできた。しかし客がいねえな」

「まあ暇だし、ちゃんと売るものあるか確認しとくか」

俺がいつも売るのは特に決まっていない
なぜならなんでも売るからだ。冒険者が多いから珍しい物が入ってくる時もあるためそういったもので作ったのを売っているのだ。
それこそ武器だって売っている、しかし本職には数段斬れ味や強度は落ちる。

【鍛冶師】ならば武器専門だから強度もさながら斬れ味が俺の作るものと比じゃない。
鍛冶師の技能(スキル)は主に【武具作成】といった技能(スキル)しか知られていない。なぜなら【武具作成】は鍛冶師なら誰でも持っているが、それ以外は絶対違う技能(スキル)になるからだ。



基本的に技能(スキル)は職業(ジョブ)のランクと似ていて基本的に持つスキル普通技能(コモンスキル)と稀に出る希少技能(ユニークスキル)、そしてもうひとつ10万人に1人と言われる極星技能(エクストラスキル)というものが存在する
技能にはそれぞれLvが存在する。10が最高で何も表示されない場合はまだ使えない証拠
Lv1〜3は一般人に毛の生えた程度Lv4〜6は割とできるようになった程度Lv7〜9は熟練者Lv10はレベル。ごく稀に限界突破する者は神と同等



おっと話がそれたな、そんな鍛冶師と違って俺の職業(ジョブ)は【作成師】なんでも作れるけど本職より数段落ちるという職業だ。つまり器用貧乏ってこと…

そんな俺の技能(スキル)はよく知られていない。【作成師】という職業は俺が世界で3人目だそうだ。過去に2人いたらしい。

【作成師】は支援系でもあり作成系でもあり万能系でもあると言われているが決してそんなことは無いと思う。過去の2人はこの職業(ジョブ)で戦った記録が残っているらしいが多分弱かったんではないだろうか。

まあ俺の技能(スキル)も見るよりかはステータスカードを見てもらった方が早いだろう。

名前【ギルス】

Lv    【26】

年齢 【15歳】

職業【作成師】

普通技能【物作りLv4】

希少技能【分解Lv5】

極星技能【極鑑定】

体力【680】

魔力【1456】

素早さ【450】

防御【321】

とこんなものだ。これじゃあ弱いのか強いのか分からないと思う。

一般的には普通技能は2つ以上ある、そして希少技能はひとつ、そして極星技能はほぼ無いに等しい
まずここまでで少しおかしいのは誰もがみても思うと思う。
次に体力、魔力、素早さ、防御だが俺の場合魔力以外は一般的な方だ。

あくまでLv20くらいの一般的な【剣士】だと体力は800はあるが、魔力は魔法使いなどの支援系や俺の場合の作成系などでなければ高くないため剣士だと500くらいしかない。しかしその分近接を得意とする戦闘系職業なので素早さ、防御ともに1000を超える。
逆に【魔法使い】などは体力、魔力が高い代わりに素早さ、防御が落ちる。だがしかしだ、【魔法使い】であるため当然支援系も使えるからそうそう低いステータスになることは無い。

まあ大体の説明はこんなもんだろう


「ってなんで?俺はこんなこと言ってんだ?」

まあいい段々と賑わってきたことだし店に集中するか

☆☆☆
割と強引な説明になってしまいました
よりいい作品にするため頑張ります


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