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懐しき80's

江戸川ばた散歩

タイニイ・バブルス/サザンオールスターズ

これはぎりぎり小学生だ(笑)。
サザンが「曲作りに専念したいんでテレビに出ない」って言ったのにびっくらした時代ですよ。それだけテレビの力強かった。
で、これは「小学校も卒業したしー。中学は何だかな」と思っていた、憂鬱になる直前のほわわんとした幸福な暇な時期の日だまりを思い出すんだよなあああああ。
その後三年間はもう何というか(笑)。



さて、サザンがロックかポップスかと言われると、……聞いた当時はロックだなと思い、今聞くとポップスだよな、と思う。
で、ワタシにとってのサザンの一番好きなアルバムはメジャーデビュー三枚目のこれ。

1 ふたりだけのパーティ ~Tiny Bubbles(type-A)
2 タバコ・ロードにセクシーばあちゃん
3 Hey! Ryudo!(ヘイ!リュード!)
4 私はピアノ
5 涙のアベニュー
6 TO YOU
7 恋するマンスリー・デイ
8 松田の子守唄
9 C調言葉に御用心
10 Tiny Bubbles(type-B)
11 働けロック・バンド(Workin' for T.V.)

このアルバムは通しで全部好きなんだけど、1.4.5.9.11曲目が特にーっ。
更に言うなら11曲目。
そんでこのラストの曲でこれですよ。今の音楽シーンでは考えられない程の、彼らがテレビに振り回されてたことが判るっていうか。

ウィキ。
>歌詞は、テレビ出演に忙殺されていた際の嘆きや怒りを歌っている。タイトルは自分達自身に訴えかけている。

ため息だぜ……

>1980年
楽曲製作に重きを置くためテレビ出演を控えるようになる。その流れで「FIVE ROCK SHOW」と銘打ち、シングルを5ヶ月連続毎月リリースする計画を発表した。
2月21日、6thシングル「涙のアベニュー」発売。
3月21日、7thシングル「恋するマンスリー・デイ」、3rdアルバム『タイニイ・バブルス』を同時発売。アルバムは自身初のオリコンチャート1位獲得となった

実際完成度高いもの。
歌詞も無茶苦茶効いてるし。「Hey,Ryodo!」って宇崎竜童宛てよねw
シングルになった「恋するマンスリー・デイ」は要するにメンバー原由子あての生理中の様子に男から見た様子といたわりの視線なんだけど、絶対今出したらバッシングうけるなwww
とはいえ、確かに憂鬱だったりいつもと違ったり言葉一つでやばい感じになる~という男の視線が無茶苦茶よく出てるし、どういう事情なのか、教えてくれない女の側の当時の事情ってのも判るよなー。何つ観察眼。
無論恐ろしいのは全てこの曲「♬何となく変なユウコさん」と徹頭徹尾ユウコさんという対象だしてるとこなんだよな。
バンドがキーボードかヴォーカルに「紅一点」入れてることが多かったこの時期、まあここまであけすけなこと自体、腕を認めているんだな、と思いつつ、おいそこで名前だすかよ、というのも。

くらもちふさこの​「蘭丸団シリーズ」​でもキーボード紅一点の倫子ちゃんってのが出てくるんだけど、ギタリスト佐藤ちゃんの身代わりができるくらいそっくりだったり、革ジャン着てたら男と大概間違われるけど中身は凄い女の子だったりするから~というのもありましたがね~そういう時代ですがな。
今はもう女子もがんがんノイジーなギターかき鳴らしたりドラムの腕が凄かったり、強い音楽で主張しまくってる時代だから判りづらいかもしれないけど、ホント、この当時バンドやってる女の子って、「小さい時から習ってたピアノを生かして」というパタンが多かったと思うよー。

その後のサザンの行動あまりよく判ってないんだけど、歌詞の秀逸さはずっと一貫してるよな。
やっぱりシングルな「C調~」にしたって

♬たまにゃMakin' love そうでなきゃHand job 夢でI'm so sad ぐっと狂おしくAll night

ってwwwww英語使ってるから聞いてるひとにはわかりにくいけど要すんにこの曲、男女カプ二人の心境をランダムに歌ってて、それが「時々セックスするし、じゃなければオ*ニーするし、夢で涙することもありゃ、時には熱く燃えるぜ」という感じにとったけど。
まあハンドジョブが男一人なのか女にしてもらってるかは判らないんだけど、そーいうさりげなく露骨な言葉を出しているシングルって!

そう、シングルなんですよこれ! 無論ガキの頃は判らなかったけど、でも彼らこれ出したの二十代の頃なんですがな!
しかも三ツ矢サイダーのCFに使われてるwwwwwww
歌詞って怖いね!

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