女神のクシャミで死んじゃって、異世界で新しい人生を☆

ちゅうたむ

59話 魚屋さん始めるよ♪

『ねぇーユウトくん!!』

声を掛けられて振り向くと、ミーヤちゃんが小走りで駆け寄って来た。

『ユウトくん、いつもの魚何だけど。村の人達に売ってあげれないかなぁ?』

『魚を売るの?』

『うん。お店に来てくれてるお客さん何だけど。ユウトくんが獲って来てくれた魚が美味しかったのって話をしたら、お客さんもお魚を食べたいって話になったの。それでどうにかお店で魚を販売出来ないかなぁ?って思ってるんだけど・・ユウトくん、無理かな?』

『そうだね。魚もいつでも食べれる様にした方が良いよね。あの魚は本当に美味しかったから、村の人達にも食べてもらいたいしね。
何か方法を考えてみるよ。』

『本当に、ユウトくんありがとう♪』

『良いんだよ。じゃ〜ミーヤちゃんまた後でね☆』

俺は、家から出て裏の畑に向かった。
畑の裏側には、家敷地の囲いがあった。

『この囲いを壊して敷地を広げようかなぁ。
土を掘って生簀を作って、そこで魚を養殖しちゃえば良いいんじゃ無いか?
そうすればわざわざ川まで魚を獲りに行かなくてもいいし、子供達でも世話が出来るだろうからちょうど良いかも。』

早速【土壌操作】を使い、畑の裏側にある土壁を崩した。
その後、土壌操作で50メートルプールをイメージをして穴を作って、土壌改良を使いプールが崩れない様にカチカチに固めた。

『さぁ〜って、こんな感じかなぁ?
次は・・水かなぁ。』

作り置きしていたウォーターの魔法を込めた魔石を、プールに向けて魔力を込める。
すると、凄い勢いで水が溢れ出てくる。
あっという間にプール一杯に水が溜まった。

『ふぅ〜!!よしっ!これでいいかなぁ☆
水を汚したく無いから、状態維持の魔法をかけておこう。あっ!!そうだ、敷地の囲いを作り直しておかなきゃね。』

土壌操作を使い新しく家の囲いを作った。

『じゃ〜後は魚を捕まえに行かなきゃね。
この間魚を捕まえた所に行こうかな。』

俺は、前に行ったお魚の捕獲ポイントに転移した。


◆◇◆◇◆


シュッ!!

『よしっ!!じゃ〜魚を捕まえよう。』

マップ画面を出して、魚に絞って【サーチ】をかけた。
するとマップ画面の川の中に無数の赤い点が現れた。
俺は、魚を生きたまま捕獲したかったので、どうしようかなぁ?っと考えていたら突然!

【スリープ】 【パラライズ】

の魔法を覚えました。

『(*´艸`)フフフ
チートちゃんお久しぶりだね☆
相変わらずいい仕事するよね♪』

早速マップ画面の魚全匹に、パラライズの魔法を放った。すると、川のあっちこっちから魚がぷかっと浮いて来ました。

俺は、ストレージから作り置きしていた魔法の箱【アイテムボックス】を取り出した。

『よし、じゃ〜取り敢えず魚を全部集めて、箱に入れて置こうかなぁ☆』

俺は魚をせっせと集めて、アイテムボックスに次々と入れていった。

『さてと、これぐらい集まればいいかなぁ。』


50匹程の魚を集め終わったので、早速自宅の生簀に移す為に、転移で生簀の前に移動した。

◇◆◇◆◇

シュッ!!

『じゃ〜魚を生簀に移しますか。』

俺はアイテムボックスを開けて、次々と魚を取り出して生簀に移していく。
生簀に移し変えると、魚達はゆっくりと動き出し泳いで生簀の奥へと泳いで行った。

『これで準備は大丈夫かなぁ。
少し小ぶりの魚が混ざって居たので、植物じゃ無いけど試しに成長のスキルを試して見ようかなぁ。』

俺は、魚を成長させる為に、生簀に魔力を流してスキルを発動した。
すると急にバシャン!!と生簀から魚が跳ねた。
しかしその魚の大きさは、俺の知っている魚の大きさでは無かったのです。
さっき捕まえにいった魚は、大きくても60センチ程の大きさだったんだけど、今跳ねた魚は明らかに1メーター越えの大きさだった。

『いやいや、一瞬で成長し過ぎだろぉ!!
まぁ〜これで販売準備もできたことだし、後は子供達に説明してお世話は任せようかなぁ☆』

すると、突然後ろから声を掛けられた。

『ユウトくん、もうお魚を捕まえて来てくれたの!!しかもこの短時間にこの大きな池見たいなのも作っちゃったの!!本当凄すぎだよ!!』

『あっ!!ミーヤちゃん。ちょうど今、捕まえて来た魚をこの生簀に移したところなんだ。』

『ユウトくん、仕事早すぎだよ☆』

『そうかなぁ?思いたったら直ぐにやってしまわないと、わすれちゃいそうだからね(笑)
そうだミーヤちゃん、魚なんだけど、ちょっと捕まえて来たのが小ぶりだったから少し成長させて大きくしようとしたんだけど、ちょっと成長しすぎちゃったんだけど大丈夫かなぁ?』

『成長しすぎた?』

すると、生簀から

『バシャーーン!!』

っと大きな音を立ててメーター越えの魚が、ミーヤちゃんの目の前で跳ねた。

『なっ!!なんなんですか今の大きな魚
わぁぁ!!あれの何処が少しなんですか!!
倍以上に成長してるじゃないですか!!』

『いや、あんなに成長させるつもりは無かったんだけど・・まぁ食べれる量が増えてラッキーじゃない(笑)ところで魚の売値はどうするの?ボクはいくらでもいいから、皆んなと相談して決めてくれるかな?』

『こんなに美味しくて大きな魚、いくらで売ればいいのかな(笑)また、皆んなと話して見るね。』

『うん☆あっ!!そうだ!!いつでも魚を捕まえれる用に、ミーヤちゃんに【パラライズ】の魔法を覚えてもらうね。』


『えっ?何する魔法なの?』

『まぁ〜やってみれば分かるよ。』

俺はミーヤちゃんと話しながら、ポチポチとミーヤちゃんのステータス画面をいじり、【パラライズ】の魔法を覚えさせた。

『じゃ〜ミーヤちゃん、生簀の魚に狙いを定めて【パラライズ】って唱えて見てくれる?』

『魚に狙いを定めるの?こっ、こうかなぁ?』

『うんうん、いい感じだよ。そのままその魚魔法を使って見よう。』

『分かった☆【パラライズ】』

すると、ミーヤちゃんの魔法に掛かった魚がプカーと浮いてきた。

『えっ!!魚が浮いちゃってるよ!!死んじゃったの!!』

『アハハ☆死んでないよ。麻痺して動けなくなってるだけだよ☆ミーヤちゃん大成功だね。これでお客さんが来たらいつでも新鮮な魚を販売できるね♪』

『うん、ありがとう♪村のお客さんに喜んでもらえるわ☆早速皆んなと相談して、すぐに販売出来る用にしなくっちゃ♪』

ミーヤちゃんは、楽しそうにお店の方に走って行った。

『この魚なら、トムさんの所でも販売出来そうだなぁ☆また、来たら聞いて見ようかなぁ(笑)』

後日トムさんが来た時に、生簀を作って魚を扱う事にしたと話したら、目をキラキラさせて早速売って欲しいとの事でした(笑)

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