女神のクシャミで死んじゃって、異世界で新しい人生を☆

ちゅうたむ

56話 魔石で乗り物作り 3

エアーボードを受け取った兄さんは、早速エアーボードを地面に置き、ボードに乗った。

『ユウト、このまま魔力を流せば良いのか?』

『うん☆ボードに乗ったままで、少し魔力を流して見て。魔力を流したら、ボードが浮いて来るから、その後少し魔力を強めると、前に進んでいくよ。』

『分かった。じゃやってみるぞ。』

レオル兄さんは、ゆっくりとエアーボードに魔力を流し始めた。
するとボードは、ゆっくりと宙に浮いて行く。

『おぉ!ユウト!浮いたぞ…っとおっと!バランスがとりにくいなぁ!おっと!・っとととっと!!ここで、少し魔力を強めるんだよな。
いくぞ。』

兄さんが魔力を流そうとした時に、念のため、いつでもレオル兄さんを助けられるように、フライを使い、飛んでおく。

レオル兄さんが魔力を強めると、ボードの後ろの吹き出し口から、風が出て来た。でも風の勢いは、俺の時の様な勢いは無く、時速40キロぐらいのスピードだった。

『おぉ!!凄いぞユウト、ユウトの時みたいな、異常なスピードじゃ無いから、良い感じだ。』

スピードが上がると、ふらつきが減るのか、レオル兄さんは、とてもエアーボードを堪能している。

『あれ?失敗作じゃ無いの?ひょっとして、俺の魔力が強すぎただけなのか
ε=\__〇_ ズコー
あんなに、魔力を抑えて流したのになぁ
(´;ω;`)』

『俺でも使えるんだから、うちの皆んなでも使えるんじゃ無いか?誰でも使える様なら、十分商品になるだろ?今度、トムさんが来た時に、このエアーボードを見せて見たらどうだ?
トムさんなら、絶対に食いつくと思うぞ。』

『えっ!でも、ボクが乗れない様な魔道具だなんて、何だか仲間外れにされてるみたいで、なんだか嫌だなぁ
...ρ(・ω`・*) イヂイヂ』

『アハハハハ!ユウトなら、エアーボードを使うより、フライで飛んだ方が早いだろ!!』

『それは、そうなんだけど・・・まぁ、いっか。じゃ〜今度トムさんが来た時に、誰でもエアーボード使えるのを見せれるように、皆んなの分を作って、皆んなに乗れるようになってもらおうかな。』

『おっ!!良いじゃ無いか!!みんなもエアーボードを見たら、絶対欲しがるだろうからなぁ。』


『じゃ〜皆んなの分を作ろうかなぁ。』

俺は、ストレージの中身を確認してみた。
ストレージの中には、約2年程の間に、ゴブリンやボアなどの魔石や、木材や薬草類に作り置きして居るポーション類がかなり溜まっていた。

『アハハ、こんなに魔石があったら、かなりの量の合成が出来そうだなぁ。』

早速俺は、魔石の合成を始めた。

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