女神のクシャミで死んじゃって、異世界で新しい人生を☆

ちゅうたむ

4話 お姉ちゃんを驚かそう(笑)

4話


翌朝、ぐっすり寝て体調は万全だ。
ステータスを確認してみると
SPが7に減って、MPが5増えていた。
どうやら、魔法を使いMPを使い切って回復すると、少しずつだがMPの最大値が増えるようだ。

これは、毎日の暇つぶしに、MPの最大値を増やすのを課題にしようと決めた。

他のステータスは、Lvアップ以外で上げるのは 可能なのだろうか?

そんな事を考えていると、部屋の外でドタドタと走る音が聞こえてきた。

うわっ!!
あの足音は・・・やっつがくる!!

廊下を走る足音は、ドンドン大きくなり
部屋の前で止まった。

部屋の扉をゆっくり開け、音をたてないように 、ゆっくりと俺のベッドに近づいてくる。
ベッドの柵の下から、そっと顔をのぞかせたのは、やっぱり姉のリアーナだった。

『もう!!
今日も、ユウトは起きてるのね!!
可愛い寝顔を見たいから、いつもこっそり部屋に入ってるのに、いっつも起きてるんだから
(´・ω・`)
アタシの事が好きだから、すぐに気が付いて起きちゃうのかしら?
可愛いお姉ちゃんがいけないのね。
でも諦めない、必ずユウトの寝顔を見てやるんだからね。』

(いやいや、まず家の中を全力ダッシュで走ってきたら、走る足音が大きくてビックリして誰でも起きるわぁ!!
その時点で、のぞくき無いだろう!!)

これだけ言っても、リアーナ姉さんには

『ばぁぶばぁぶ!!ちゃーん!!
たえたえばぁぁぶぅぅ!!』

って赤ちゃん言葉にしか聞こえてないのだ・・

あぁ〜なんか、喋れないのが虚しい・・・

いつもいつも、気持ちよく寝てる邪魔されてるから、何か、姉さんをおどかしてやりたいなぁ。
何かいい方法はないかなぁ?
赤ちゃんんの俺に出来る事なんて限られてる。

覚えたてのエアーのLvを上げて 部屋中に凄い風がおきたらビックリしないかな?
試してみようか。

っと、ユウトは黒い笑みを浮かべた
( ̄∀ ̄)ニヤニヤ

取り敢えず、エアーをLv4まで上げて、姉さんがよそ見をした瞬間に、エアーを使ってみた。
すると、思ってた以上の威力で、部屋の中に 竜巻がおこったのかと思わせる程の威力だった。

ビュュュュューーーー!!
ビュュュュューーーー!!


『きゃ〜!!いきなり何なのよぉぉ!!
どぉ〜して部屋の中でこんな凄い風がぁ〜!』

凄い風で 飛ばされそうになって
リアーナが必死で ユウトのベッドにしがみついている。


・・ありゃ?・・・何か思ってたんとちがう・・ここまでの威力になると思って無かったんよ。

ユウトが魔法を止めると、風がゆっくりやんでいく。

あっ!!リアーナ姉さんの髪の毛がボッサボサになり、何が起こったのか分からないって顔をして、口を開けてポカーンってなってる。

しばらくして、ようやく姉さんが我にかえって 俺の方にゆっくり寄ってきた。

じーーっと、俺の顔を見つめて

今のは、ユウトがしたの?
ユウトは、もう魔法が使えちゃうの?
・・えっ!!って、ユウトは赤ちゃんよ!!ありえない!!無い無い!!
でも・・今の凄い風は・・・あぁぁ〜〜わかんなぁぁい。


ユウト?
さっきのやつ、もう一回出来る?
そう言われて、どうしたらいいのかまよった。

でも、流石にさっきのLv4じゃ危ないから、Lvを2に下げて、リアーナなに向けて魔法を使う。

すると、扇風機の強風ぐらいの風がリアーナに向かって出ていく。

えっ!何!?
わぁぁ〜凄い。
ユウトは、本当に魔法が使えるのね。
私の可愛い弟は、凄いわ!!
お姉ちゃんが大事大事に、毎日お世話してあげるわね。

っと言って、リアーナは、とても上機嫌になって、この日はずっと俺のそばから離れずに、話しかけていた。

って・・・これからも毎日毎日、ドタバタと走る足音に悩まされるのか・・・
っと、俺は心の中で泣いた。

誰か、姉さんに家の中を走るなと言ってくれ・・・



暇を見つけては、チマチマ書いているので ペースが遅くなってしまいますが、暇つぶしに読んでもらえたらなぁ〜って思っています。
宜しくお願いします
m(_ _)m


次回は、3月2日の予定です。
宜しくお願いします。

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