ぼっちでオタクな成瀬くんの 恋愛ビジョン!

カキノタネ

第1話 プロローグ

「まだ寝てるの?もう朝だよ...お兄ちゃん」


「う...」


「早く起きないと遅刻だよ!」


「う?う...」


「こら...起きなさいっ!!!」


(バチーンッッ!)



「痛てーな何すんだよっ!」



「お兄ちゃんが起きないからでしょ!」



妹のビンタで俺の朝は始まる。
このビンタしてきたやつが妹の「成瀬歩美」
俺と同じ年に生まれた(双子じゃない)妹だ。

学年ではクラスのトップカーストに君臨しているまさに「「リア充」」というやつだ。

俺には無縁だな...え?俺が誰かって?
説明しておこう俺の名前は「成瀬颯太」恋人いない歴=年齢の超がつくほどのぼっちだ。


いやライトノベルというお友達がいたわ



「で、聞いてるの?」



「......!すまんぼーっとしてた。」
  


「あっそ、私もう出るから」
 


「...分かった......い、今何時だ?」


「8時15分、あと15分だねぇ!?じゃあ私出るから〜じゃあねぇ〜」



「......やばっ!遅刻確定演出じゃね?!」



(ただえさえぼっちの俺がいるだけで空気重いのに、俺が遅刻となると尚更だぞ!)








(2年A組)






(キーンコーンカーンコーン)



「ホームルーム始めるぞー!」



「気をつけ!礼」
「「お願いしまーす!!」」



(とりあえずついたが周りは
担任の鎌下(怖い先生)が話しているばかりにとても静かだそんなんじゃ寝てしまうだろ...
あーもう限界みたいだ...お、おやすみ...)











「まだ寝てるの?もう朝だよ...お兄ちゃん」



「う...」



「早く起きないと遅刻だよ!」



「こら!起きなさいっ!!!」



(パチーンッッ!)



「痛ってーな何すんだよって...」



(何だ...この違和感)



「ぼーーーー」




「ど、どうしたの?」



「ん?いやなんでもな......お、お前誰だ?!」






           ・                    ・                    ・







「.........あっひゃひゃひゃひゃ!!!」



(こ、こいつ我が妹か?
それにしては何だか、ふ、老けた?それにしてもこの展開さっきもあったし、まずその前に俺は先生の話を聞いていて、寝てしまって...)




「何言ってるの?お兄ちゃん...いひひひ...まさかの記憶喪失的な!ひゃひゃひゃ!」




(記憶喪失?!)




「お兄ちゃん?」




(だがこの展開なんだ俺は
普通に鎌下のホームルームのなっがい話聞いててその後に少しウトウトしてきてて限界がきて寝た......)



(ら、ラノベでもないのに俺の思う展開はひとつしかないのだが......
いや夢の可能性でもあるこれは王道の方法で...)






(ほっぺをつね...)
(びちーーーんっっっ!!) 




「いってぇぇぇぇえ!!お、おい!お前はなんでまたビンタするんだよ!!」



「だって私の話聞いてないじゃん」



「理由になってない!」



(だがこれで分かったことがある。これは夢でもなく俺の生きていた世界とも違うこれは...)












未来だ


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