これがあたしの王道ファンタジー! 〜愛と勇気と装備変更と〜
前略、撤退と仕切り直しと
「とうっ!」「せいっ!」「はっ!」
三者三様の掛け声で魔物を倒す。仲間がいるって頼もしい!
………助けられてばかりだけど。
「いいなぁ、魔法とか銃とか。羨ましいよ。」
「ふふん、格好いいでしょ。」
道中お互いの武器やスキルの話しになる、知っておけば連携しやすいしね。
曰く、リッカのスキルボードは銃に特化させた変化をしたらしい。リロード技術や弾の作製まだ撃ち方の技術などにポイントをつぎ込んだとのこと。
スキルで特化させて、本人の努力で格闘スキルを身につける。言動でアホだと思ってしまったが実に考えられた構成に、思わず感心。
「あとちょっとで新しいスキルがとれそうなんだ、それで新必殺技を作るつもり!」
「新必殺技……いい響きだね!」
新しいスキルか……あたしは自分で勝手にポイントを使うことを止めれてるからなぁ……
実は少し前に???マスを埋めたら【キッチン用品-D】のスキルを引きリリアンにとんでもなく冷たい目で見られた。ゆえにそこそこ経験を積んだつもりだけど残ポイントは10前後しかない。
「いやでも、やっぱり魔法だよね!魔法!」
あたし使えないからさぁ〜〜とリッカ、それに関しては同意見。
「確かに…魔法っていいよね。ここまで来るときも炎やら水やら雷やらでてきたし。」
「ありがとうございます。でもそこまで便利なことばかりではありませんよ?」
そう言うとラルム君は魔法について教えてくれた。基礎となる魔法だけでも、それを実戦で使えるようになるにはかなりの訓練が必要らしい。
そして、基礎ができたら今度は他の魔法、スキルと組み合わせ、自分の魔法を作るらしい。この自分の魔法ができて魔術師は1人前とよべるとのこと。
「じゃあ『召喚術』ってのは?」
気になって問いかける。基礎って感じはしないけど?
「『召喚術』はその名の通り遠く離れた場所から何かを呼び寄せる魔法です。これを極めれば別の時間軸や別の世界からの召喚も可能でしょう。」
ただ……と前置いてラルム君は話しを続ける。
「使い手があまりおらず、いたとしても小規模なもので……ネオスティアに置いて諦められている学問なんです。」
残念ながら……と続けるラルム君。なんだか悲しい、ロマンのあることなのに……
やっぱり学問となるとそうも言ってられないのかな?夢がない。
「それでも諦める気はしないんでしょ?」
隣からリッカが言う。
「もちろんです。僕には夢がありますから。」
力強く、夢があると言い切るラルム君。それは是非とも聞いてみたい。
「僕の夢はドラゴンを召喚することです。」
「「ドラゴン!!」」
思わずハモるあたしとリッカ。それはスゴイ!ファンタジーにはドラゴンだよね!
「子供の頃に憧れたんです、いつかドラゴンの背に乗って冒険がしたいって!!」
熱くなり子供のように語るラルム君。絶対に叶えてほしい。その為に
「その為に遺跡調査頑張ろうか、それでいつかあたしも乗せてね。」
あたしもあたしも〜とリッカ、考える事は一緒だった。
「てかセツナのスキルも不思議だよね。」
うっ……あまり触れられたくない話題。今のところ便利ってだけのスキルに9999ポイント使った話しはあまりしたくない。
「確かに……どういったスキルなんでしょうかセツナさん」
「あぁーーえっと……」
観念して【ウエポンチェンジ】について話す。さて反応は……?
「便利だけど……」「便利ですけど……」
「9999ポイントかぁ(ですか)……」
「だよね!わかってた!」
悲しい!あらためて悲しい!
そんな茶番を繰り返しながら目的地にたどり着いたんだけど……
「岩……?」
遺跡の入口には大きな岩があり、誰も入ることができないようになっていた。
何度か叩いたり、切ったり燃やしたりしてみたけど、あまりに大きな岩はまるで壊れなかった。
「そういうことですか……」
「なにか策がある?」
なにかに気づいたようなラルム君。周りを見渡して
「いえ、岩は壊せませんが、魔物に囲まれてます。」
言われて気づく、いつの間にか囲まれてる!
「おそらく何者かが遺跡を封じ、それをどかそうとする者達を襲っているのでしょう。」
つまり……
「全力退避ーーー!!!」
「「意義なし!!」」
あたし達は全力で逃げ出した!しかし回り込まれてしまった!だが!押し通る!!!
逃げると決めてからのチームワークはすごかった、結果誰一人負傷なく逃げ出せたが。遺跡に関する問題はなにも解決できなかった。
三者三様の掛け声で魔物を倒す。仲間がいるって頼もしい!
………助けられてばかりだけど。
「いいなぁ、魔法とか銃とか。羨ましいよ。」
「ふふん、格好いいでしょ。」
道中お互いの武器やスキルの話しになる、知っておけば連携しやすいしね。
曰く、リッカのスキルボードは銃に特化させた変化をしたらしい。リロード技術や弾の作製まだ撃ち方の技術などにポイントをつぎ込んだとのこと。
スキルで特化させて、本人の努力で格闘スキルを身につける。言動でアホだと思ってしまったが実に考えられた構成に、思わず感心。
「あとちょっとで新しいスキルがとれそうなんだ、それで新必殺技を作るつもり!」
「新必殺技……いい響きだね!」
新しいスキルか……あたしは自分で勝手にポイントを使うことを止めれてるからなぁ……
実は少し前に???マスを埋めたら【キッチン用品-D】のスキルを引きリリアンにとんでもなく冷たい目で見られた。ゆえにそこそこ経験を積んだつもりだけど残ポイントは10前後しかない。
「いやでも、やっぱり魔法だよね!魔法!」
あたし使えないからさぁ〜〜とリッカ、それに関しては同意見。
「確かに…魔法っていいよね。ここまで来るときも炎やら水やら雷やらでてきたし。」
「ありがとうございます。でもそこまで便利なことばかりではありませんよ?」
そう言うとラルム君は魔法について教えてくれた。基礎となる魔法だけでも、それを実戦で使えるようになるにはかなりの訓練が必要らしい。
そして、基礎ができたら今度は他の魔法、スキルと組み合わせ、自分の魔法を作るらしい。この自分の魔法ができて魔術師は1人前とよべるとのこと。
「じゃあ『召喚術』ってのは?」
気になって問いかける。基礎って感じはしないけど?
「『召喚術』はその名の通り遠く離れた場所から何かを呼び寄せる魔法です。これを極めれば別の時間軸や別の世界からの召喚も可能でしょう。」
ただ……と前置いてラルム君は話しを続ける。
「使い手があまりおらず、いたとしても小規模なもので……ネオスティアに置いて諦められている学問なんです。」
残念ながら……と続けるラルム君。なんだか悲しい、ロマンのあることなのに……
やっぱり学問となるとそうも言ってられないのかな?夢がない。
「それでも諦める気はしないんでしょ?」
隣からリッカが言う。
「もちろんです。僕には夢がありますから。」
力強く、夢があると言い切るラルム君。それは是非とも聞いてみたい。
「僕の夢はドラゴンを召喚することです。」
「「ドラゴン!!」」
思わずハモるあたしとリッカ。それはスゴイ!ファンタジーにはドラゴンだよね!
「子供の頃に憧れたんです、いつかドラゴンの背に乗って冒険がしたいって!!」
熱くなり子供のように語るラルム君。絶対に叶えてほしい。その為に
「その為に遺跡調査頑張ろうか、それでいつかあたしも乗せてね。」
あたしもあたしも〜とリッカ、考える事は一緒だった。
「てかセツナのスキルも不思議だよね。」
うっ……あまり触れられたくない話題。今のところ便利ってだけのスキルに9999ポイント使った話しはあまりしたくない。
「確かに……どういったスキルなんでしょうかセツナさん」
「あぁーーえっと……」
観念して【ウエポンチェンジ】について話す。さて反応は……?
「便利だけど……」「便利ですけど……」
「9999ポイントかぁ(ですか)……」
「だよね!わかってた!」
悲しい!あらためて悲しい!
そんな茶番を繰り返しながら目的地にたどり着いたんだけど……
「岩……?」
遺跡の入口には大きな岩があり、誰も入ることができないようになっていた。
何度か叩いたり、切ったり燃やしたりしてみたけど、あまりに大きな岩はまるで壊れなかった。
「そういうことですか……」
「なにか策がある?」
なにかに気づいたようなラルム君。周りを見渡して
「いえ、岩は壊せませんが、魔物に囲まれてます。」
言われて気づく、いつの間にか囲まれてる!
「おそらく何者かが遺跡を封じ、それをどかそうとする者達を襲っているのでしょう。」
つまり……
「全力退避ーーー!!!」
「「意義なし!!」」
あたし達は全力で逃げ出した!しかし回り込まれてしまった!だが!押し通る!!!
逃げると決めてからのチームワークはすごかった、結果誰一人負傷なく逃げ出せたが。遺跡に関する問題はなにも解決できなかった。
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