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合同籠球マネージャー

さばりん

第74話 ハードワーク

ボールは相手チームからスタートして試合が再開された。
相沢さんがタイムアウトの時に言っていた通り、落葉高校のメンバーは先ほどとは見違えるようにコートを縦横無尽に動き回り、流動的にパスが回るようになっていた。

そして、ボールがトップの位置に戻ったかと思えば、一瞬のスキを見逃さずにゴール前のノーマークの選手へ針を通すような的確なパスを送り、ゴール下のシュートをを確実に決めてきた。

「クソ…」

思わずベンチで俺も悔しがる。

川見高校の攻撃、先ほどよりも人にしっかりとマークをついてきた落葉高校のディフェンスを中々剥がすことが出来ない。
高橋先輩は苦し紛れに筒香先輩へとパスを送る。
なんとかパスをキャッチした筒香先輩であったが、パスを受け取った瞬間一気に相手選手が3人がかりで囲んできた。

一気に相手選手に詰め寄られた筒香先輩は、周りをキョロキョロと見渡してピポットを踏みながらパスの出しどころを探していた。
すると、ビーっというブザーと共に24秒オーバータイムのブザー音が鳴り響いた。

「あぁ…」

ベンチから思わずため息が漏れる。
オフェンスを失敗し、審判にボールを渡して、悔しそうに首を傾げながら筒香先輩がディフェンス側のコートへと戻っていた。



この後も試合は、相沢さんが言っていた通り、落葉のハードワークに川見が苦しみ、何度も攻撃を食らってしまう。

一方の川見高校の攻撃は、航一と国吉くんの単調な攻撃頼みで進んでいき、第一クォーターが終了してしまった。
気が付けば12対18とリードを逆に6点許しての展開になってしまったのであった。

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