合同籠球マネージャー
第73話 生き生きとした戦友
笛が鳴り、試合が一旦途切れ、川見の選手たちがベンチへと戻って来た。
「ナイス!航一!」
「おうよ!」
仲間たちに激励を受けながらベンチへと迎え入れられた航一の姿を、俺は驚きながら見ていた。
「あいつ、伸び伸びと楽しんでやがる…」
「ホント・・・」
すると、俺の一人ごとを聞いていた梨世がボソっと言ってきた。
梨世の方を振り返ると、梨世も羨望の眼差しを航一に向けていた。
全員がベンチに座り、相沢さんが座っているメンバーの元へ行き、指示を送る。
俺と梨世も、ベンチの椅子から立ち上がり、その輪の方へと向かった。
「おっけい、おっけい。立ち上がりは上々の出来た。だが安心するな。落葉はこんなチームじゃない。タイムアウト明けからテンポを上げてハードワークしてくるはずだ。少し苦しい展開になるかもしれないが、チャンスを見逃すな!」
「はい!」
相沢さんが指示を終えたところで、タイムアウト終了を告げるブザーが鳴り響く。
「よしっ、行ってこい。」
先ほどと変わらない5人はベンチから立ち上がり、コートの中へと入っていく。
「行くぞ!」
「ここからここから!」
ベンチのメンバーたちが5人を鼓舞しながら見送る。
すると、航一が俺と梨世の方を向いてニコっと歯を見せて笑ってきた。
「ヤベェ、めっちゃ楽しい!」
そう言い残し再びコートへと戻っていった。
俺と梨世は顔をお互いに合わせて、ふっと微笑み合った。
俺たちもこの舞台を思う存分楽しもう、そう確認しあってから、再びお互いの定位置へ戻り腰かけた。
「ナイス!航一!」
「おうよ!」
仲間たちに激励を受けながらベンチへと迎え入れられた航一の姿を、俺は驚きながら見ていた。
「あいつ、伸び伸びと楽しんでやがる…」
「ホント・・・」
すると、俺の一人ごとを聞いていた梨世がボソっと言ってきた。
梨世の方を振り返ると、梨世も羨望の眼差しを航一に向けていた。
全員がベンチに座り、相沢さんが座っているメンバーの元へ行き、指示を送る。
俺と梨世も、ベンチの椅子から立ち上がり、その輪の方へと向かった。
「おっけい、おっけい。立ち上がりは上々の出来た。だが安心するな。落葉はこんなチームじゃない。タイムアウト明けからテンポを上げてハードワークしてくるはずだ。少し苦しい展開になるかもしれないが、チャンスを見逃すな!」
「はい!」
相沢さんが指示を終えたところで、タイムアウト終了を告げるブザーが鳴り響く。
「よしっ、行ってこい。」
先ほどと変わらない5人はベンチから立ち上がり、コートの中へと入っていく。
「行くぞ!」
「ここからここから!」
ベンチのメンバーたちが5人を鼓舞しながら見送る。
すると、航一が俺と梨世の方を向いてニコっと歯を見せて笑ってきた。
「ヤベェ、めっちゃ楽しい!」
そう言い残し再びコートへと戻っていった。
俺と梨世は顔をお互いに合わせて、ふっと微笑み合った。
俺たちもこの舞台を思う存分楽しもう、そう確認しあってから、再びお互いの定位置へ戻り腰かけた。
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