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合同籠球マネージャー

さばりん

第54話 課題

第四クォーターが始まる。
浮島高校は、先ほどのようにゾーンプレスは行わず、基本的なハーフコートのマンツーマンディフェンスに戻してきた。

第四クォーターは淡々と試合が進んでいく。その中でも、黒須がこの一週間の練習の成果を発揮して、ドリブル突破からの相手二人に囲まれながらプレッシャーの中でシュートを決めて見せたり、倉田が相手のドリブル突破に粘り強く付いていくディフェンスしたり、小林もボールを奪いに行く癖がまだ多少出てしまうものの、ディフェンスにおいては一対一で抜かれないような間合いを置いたディフェンスを見せてくれていた。

残り時間5分、スコアが46対76となったところで、俺は最後のタイムアウトを要求した。

「よし、残り5分だ。この5分で出るメンバーはここ一週間練習してきた練習を思い出して課題を克服して来い」

俺は倉田、小林、黒須をベンチに下げた。そして…渡辺と本田、そしてもう一人の少女を手招きした。

「わ…私が出るんですか??」
「そうだ形原お前の出番だ!」

俺は形原をスタンバイさせて、一緒に出るメンバーの近くへ座らせる。

「いいか?まず梨世は相手がプレッシャーに来た時のシュートをしっかり決めること、渡辺も同様だ、躊躇せずに思いっきりいけ!」
「はいっ!」

二人が返事を返す。

「そして、本田。お前はしっかりとこの5分間最後まで走りきれ。バテても気持ち見せろ!」
「まっかせなさい」
「そして形原。お前はドリブルとリバウンドだ、ここ一週間で練習してきたドリブルとスクリーンアウトからのリバウンド!1本でも取れればそれでいい。まずは練習してきたことをしっかり試合で出せればいい!」
「は、はい。わかりました。」
「大樹私は??」

静が物欲しそうに指示をせがんでくる。

「静は他のやつがゴール前にドリブル突破していけるように、おとりのプレーをお願いしてもいいか?ゴール下から出来るだけ離れてプレーしてほしい。ディフェンスは形原のカバーを頼む。」
「りょーかい」

静は敬礼ポーズしながら返答した。

「よしっ、最後の5分は次につながるゲームにしよう!」

俺は手を叩き、鼓舞しながら再び新しいメンバーの5人をコートへと送りだした。

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