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合同籠球マネージャー

さばりん

第53話 二人の笑顔

第3クォーターを終えて、コートに立っていた彼女たちは、自信を持ってベンチへ戻ってくる。

「よくやったぞ小林!」

俺はガシガシと小林の頭をなでてやる。

「や、やめてよぉ」

小林は、やめてといいながらも、表情は嬉しそうだった。

「ありがとう柚ちゃん!」

選手みんなが小林の方を見ている。

「いや、あれは静先輩のパスがよかったからで私はそんなに・・・」

いつもなら喜びながら嬉しそうにしていそうな小林が、珍しく謙遜している。

「小林のシュートでチームの雰囲気は完全に変わった。それにみんながこの2分間しっかり気持ちを出したからこその攻撃だ!」

俺は、小林をはじめメンバー全員が気持ちを見せてくれたことを褒め称えた。

「梨世もナイスシュート!」
「うん!」

俺が梨世の方を見つめて、微笑み掛けてそう言うと、梨世は汗を滴らせながら、嬉しそうにニコッとした笑顔を俺に向けたのであった。

そして、全員をベンチに座らせて、最終第四クォーターの指示をだす。

「最後のクォーター相手がどう来るかは見てみないとわからないが、しっかりとさっきのような気迫あふれるプレーをし続けよう!」
「はい!」

それだけ指示を出して、彼女たちを再びコートへと送りだした。
倍以上点差が付いていることもあり、浮島高校はメンバーを全員変えてきた。美優ちゃんや先ほどの女の子二人もベンチに下がっている。いわゆる二軍メンバーということだ。
一方の俺たち合同チームは、第三クォーター最後の2分のメンバーから渡辺と倉田を交代させたメンバーで挑む。

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