話題のラノベや投稿小説を無料で読むならノベルバ

合同籠球マネージャー

さばりん

第43話 北条静、本領発揮!

静がコートへ入り、スコア12対34から試合が再開される。本田のファールでプレーが止まっていたので尚も浮島高校の攻撃である。

相手は美優ちゃんに再びボールを供給する。梨世は抜かれないように距離を取ってマークしていた。
それを見た美優ちゃんは、スッとゴール前へパスを出した。
ゴール前でパスを受けた相手選手は、振り抜きざまにシュートを放った。

しかし、そこに一本の白くて細長い腕が伸びる。静は相手選手の放ったシュートを見事に触れた。
シュートはリングの淵に当たって落ちる。

「リバウンド!」

梨世が叫んだ時、既に静は、今までとは見違えるような高々としたジャンプで相手を弾き飛ばしてリバウンドを見事に成功させる。

「静!」

黒須が静にパスを要求する。静は丁寧に黒須へパスをして、攻撃のため相手陣内へ走っていく。
黒須はパスを受け取ると、ドリブルで相手陣内へ駆け込む。相手が寄せて来たところで、梨世へパスを送る。
梨世はパスを受け取った。
しかし、美優ちゃんの厳しいチェックに手を焼き、なかなかドリブルをさせてもらえない。

「梨世!」

するとゴール前から鋭い声が響く。
相手を体で完全に抑え込んでいる静が梨世にパスを要求していた。
梨世はなんとか美優ちゃんの厳しいマークを振り切り、浮き球の高いパスを出した。

静はそのボールをしっかりと空中でキャッチして着地すると、相手のマークなどものともせずにターンしてシュートへ持っていった。

ボードに当たり跳ね返ったボールはきれいにゴールへ入り、スコアを14対34とする。
そして、シュートが決まった瞬間、ピッと笛が鳴り、相手のファールが宣告される。バスケットカウントだ。

「よし!」

俺が右手でガッツポーズを見せる。
静が完全復活した瞬間であった。





ここからは完全にうちがペースを握った。
しっかりと静がカウントのフリースローを決めて3点プレーとする。
スコア15対34となり相手の攻撃、相手選手が放ったシュートが外れ、リバウンドを静が回収する。静はすぐさま黒須へパスを送る。

静自身は、相手陣内のゴール前へ一目散に走り込み、ドリブルを突いていた黒須が再び静へパスを出す。
ゴール前で静がボールを受け取ると、今度は二人掛かりで相手はマークするが、静はものともせずターンをしてシュートを決めスコアを17対34とする。

静は本来の調子を取り戻したかのように絶好調っぷりを発揮している。
この後もさらに静がゴールを決めて19対34と点差を縮めた。

静の復調に乗せられた他のメンバーも、相手の攻撃をパスカットするなど守備で輝きを見せ、相手に得点を許さない。
合同チームの攻撃、再び静にボールが入る。

「あたれ!」

相手監督の持田さんが叫び声を上げると、相手は3人がかりで静を止めにかかる。
それを見た静は、するするっとドリブルでゴールから遠ざかっていき。スリーポイントラインの外まで戻ると、そこからキュっとターンをしてそのままワンハンドでスリーポイントシュートを放つ。

これが見事に決まり。4連続ポイントを静が上げ、スコア22対34、一人で10得点を奪う大車輪の活躍を見せたのであった。

「合同籠球マネージャー」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「恋愛」の人気作品

コメント

コメントを書く