合同籠球マネージャー
第42話 おまじないその2??
俺たちが体育館に戻ると、12対34とリードをさらに広げられていた。
「やっと帰ってきた。タイムアウト取ったほうがいいのかスゲー悩んでたんだぞ!」
航一が立ち上がり俺に強めの口調で言ってきた。
「わりいわりい」
俺が平謝りを航一にする。コートに目を向けると、本田がぜぇ…ぜぇ…と女の子とは思えないおっさんのような息を吐き、バテバテの状態になっていた。
「静いけるか?」
「うん、任せて」
静はコクリと頷いて、軽くストレッチをすると、交代のためにスコアラーの元へ向かっていった。
「静のあの様子。普段の姿に戻ったんだな、なんかあったのか??」
航一に聞かれると、俺は先ほどのことを思い出す。
静がキスをした感触が、まだ頬に残っている感じがして、俺は顔を熱くしつつ、頬を手で抑えながら、
「なんもねぇよ・・」
と答えたのだった。
◇
本田がファールをしたところでプレーが切れた。本田に変わり静を投入する。
本田がぜぇ…ぜぇ…と大きく肩で息をして、汗をだらだらと掻きながらベンチに戻ってきた。
「遅いぃぃ!なんでぇぇぇ、はぁ…ベンチにいなかったのよぉぉ。し、死ぬところだったじゃない…」
「お疲れさん、よく頑張ったな本田」
俺はバテバテの本田の頭をガシガシと撫でてやった。
すると本田は驚いた様子だったが、バテているためか反応が鈍かった。
「べ、別に…はぁ…頭撫でられただけで…はぁ…許す…わけ…ないんだからね…」
本田はそう言い残すと、そのままベンチに戻り、朽ち果てた。
「やっと帰ってきた。タイムアウト取ったほうがいいのかスゲー悩んでたんだぞ!」
航一が立ち上がり俺に強めの口調で言ってきた。
「わりいわりい」
俺が平謝りを航一にする。コートに目を向けると、本田がぜぇ…ぜぇ…と女の子とは思えないおっさんのような息を吐き、バテバテの状態になっていた。
「静いけるか?」
「うん、任せて」
静はコクリと頷いて、軽くストレッチをすると、交代のためにスコアラーの元へ向かっていった。
「静のあの様子。普段の姿に戻ったんだな、なんかあったのか??」
航一に聞かれると、俺は先ほどのことを思い出す。
静がキスをした感触が、まだ頬に残っている感じがして、俺は顔を熱くしつつ、頬を手で抑えながら、
「なんもねぇよ・・」
と答えたのだった。
◇
本田がファールをしたところでプレーが切れた。本田に変わり静を投入する。
本田がぜぇ…ぜぇ…と大きく肩で息をして、汗をだらだらと掻きながらベンチに戻ってきた。
「遅いぃぃ!なんでぇぇぇ、はぁ…ベンチにいなかったのよぉぉ。し、死ぬところだったじゃない…」
「お疲れさん、よく頑張ったな本田」
俺はバテバテの本田の頭をガシガシと撫でてやった。
すると本田は驚いた様子だったが、バテているためか反応が鈍かった。
「べ、別に…はぁ…頭撫でられただけで…はぁ…許す…わけ…ないんだからね…」
本田はそう言い残すと、そのままベンチに戻り、朽ち果てた。
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