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合同籠球マネージャー

さばりん

第31話 練習試合開始(男子)

練習試合に向けて、男女に分かれて準備運動を始める。
今日は男子が先に練習試合を行い。その後に女子が1試合、その後に男子がもう1試合練習試合を行うことになっている。
浮島高校の男子バスケ部は今回のインターハイ予選県ベスト16に入った県内では強豪といえる学校であり、インターハイを控える男子バスケ部にとってはもってこいの練習相手である。
一方で女子バスケ部は部員数が15名ほどとそれほど多くはないが、こちらも県大会出場常連校であった。こちらのチームとしても初の練習試合として腕試しになるもってこいの相手であった。

体育館の入り口から手前のコートで練習試合を行い。奥側のコートはアップの練習場所として開放されている。
男子の第一試合がまもなく始まろうとしている。

基本的に高校のバスケットは一クォーター10分を4セットの合計40分で試合は行われる。
審判は向こうの男子部員のベンチメンバーが審判を行うらしい。
そして、各ゴールラインのところにも1年生とみられる男子生徒が笛を加えてスタンバイをしている。どうやら3人体制で審判はやるみたいだ。

俺は奥側のコートで、男子の試合の様子を眺めている。

梨世はマネージャーとして男子のベンチへ入り、得点者や各選手のファールの数などを確認するランニングスコアを書いている。
また、静と黒須はスコアーボードをめくる係を行っている。静に関してはうたた寝をしているが…
他のメンバーは手持無沙汰なので、俺が今いる後ろのコートでストレッチなどを入念に行っている。

「試合中、白(浮島)、青(川見)で行きます。礼!」
「よろしくお願いします」

最初はジャンプボールから始まる、浮島は身長180センチある4番のキャプテン、一方で川見のジャンプアッパーは航一だ、航一の身長は181センチ、丁度いい感じの身長差だ。

審判がセンターサークルの中に入りボールを上へあげた!
タイミングを計り両者一斉にジャンプする。

ほぼ同時にボールに触れた。両者はボールを右に弾き飛ばす。どちらのボールにもならずルーズボールとなり、両チームの選手がボールを追いかける。
最初にボールを確保したのは浮島高校だった。

浮島高校はそのまま攻撃を開始する。浮島高校は3年生が引退し全員が1年と2年生のチームで構成させている。
ボールを拾った選手が4番へパスを送る。どうやら浮島高校のエースはこいつらしい。
マークについているのは、航一だ。浮島高校の4番はバスケットをしている人には思えないようないかつい表情と、金髪に染めた髪で耳にピアスをしているチャラそうな見た目の男であった。4番の男は航一を左サイドから抜きにかかる。それを読んでいた航一は4番がカットインしてくるコースに入る。しかし、4番はドリブルを辞めたかと思うと、瞬時にジャンプをしてシュートモーションに入った。9番の航一がしまった!と思っているうちにすでにボールは4番の手元から離れていた。

「早い!」

つい俺が独り言をつぶやいてしまうくらいに4番のシュートモーションは、あの航一が置いていかれるほどの驚異的な瞬発力であった。4番が放ったシュートは見事にゴールネットを揺らして先制に成功する。

川見の攻撃だ、川見高校のバスケットは超攻撃的だ、俺と航一を中心に全員が速攻を何度も繰り返し得点を重ねていくバスケットを貫いてきた。
俺がいなくなった川見の攻撃がどう変化したのかお手並み拝見と行こうじゃねーか。

高橋たかはし先輩はゆっくりと攻め上がり相手陣内へ攻め込んでいく。航一が5番の筒香つつごう先輩をおとりに使い、見事にノーマークになった。高橋先輩は迷わすに航一にパスを送る。航一は右45度の位置でボールを受け取ると迷わずにシュートモーションに入りシュートを放った。

しかし…バシンっという音と共に弾き飛ばされるボールの音と白い影。なんと振り切ったはずの4番野郎がものすごい跳躍力で航一のスリーポイントシュートをブロックする。

「なっ!」
「速攻!」

航一は驚いていた、いやコートの外で見ていた俺でさえ驚いた。以前浮島高校と練習試合をした時にあんなやつ見た記憶がない。
おそらく1年生であろう・・・1年生で4番キャプテンを任させるということは相当な実力者らしい。
相手の速攻は見事に決まり、あっという間に0対4となる。
高橋先輩が再びボールを相手陣内へ運んでいく。
航一はコートを縦横無尽に走り回り、なんとかマークを外そうとするがなかなかあの4番を振り切ることが出来ない。

高橋先輩は苦し紛れに6番の小野田おのだ先輩にパスを送る。
しかし、無残にもそのパスをカットされてしまい。再び速攻を食らってしまう。1分経過したところであっという間にスコアは0対6となり完全にスタートダッシュに失敗した。
相沢さんは早くも1回目のタイムアウトを要求したのであった。

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