合同籠球マネージャー
第23話 練習場所
翌日、晴天続く夏の日差しが照り付け猛暑とも呼べる気温の中、セミの鳴き声が一層強く響き渡る。今日は地区センターの体育館が使えないため、川見高校のグラウンドで準備運動を行っていた。
グラウンドではサッカー部が練習を行っており、小林が羨ましそうに練習風景を眺めている。こいつホントサッカー好きなんだなと思いつつ、俺もサッカー部の練習を眺める。
俺もサッカーは小学校時代にバスケと共に習っていたこともあり、意外と得意な分野である。時々プレーしたくもなるし、両親のサッカー好きの影響もあって、プロの試合などは年に2、3回ほど見に行ったりもしている。
今でも近所の・・・というかそこにいる隣に住んでる幼馴染の馬鹿弟の練習相手をしていたものだ、家の前でよくパス練習や一対一のドリブルの練習に付き合っていた。
膝がこんな状態でしばらくは出来そうにないけども…
そんなことを考えていると準備運動を終えたメンバーが集まってくる。
「よし、じゃあ練習を始める。」
俺がみんなを見渡す…ってあれ??一人いないぞ?
「あれ?渡辺は??」
辺りを見渡すと渡辺は俺の後ろ側でサッカー部の練習を眺めながら突っ立っていた。
「おい、渡辺何してんだ、練習始めるぞ!」
びくっと反応して渡辺は俺たちのほうを見て、状況に気づき、急いでこちらへ向かってくる。
「ご、ごめんね~」
「どうした?サッカー部の方なんか見て」
「あ、いやなんでもない…ちょっとボーっとしちゃって」
渡辺は手を体の前でアワアワしている。
「大丈夫か?暑いから無理はするなよ。」
「え?あ、うん。ありがとう」
渡辺は驚いた表情を見せていたが、すぐににっこりと笑って気遣ってくれた俺に感謝の意を示した。
なんか見当違いのことを聞いてしまったみたいだな。と俺は思いつつ練習を開始する。
「今日は体育館が使えないから個人的な技術向上のための練習を中心に行う。」
「まずはアップがてら練習場所向かうぞ!」
「え?練習って学校じゃないの?」
梨世が俺に驚いたように聞いてきた。
「あぁ、今から行く場所が今日の練習場所だ。」
全員がどこで練習するんだろう??と疑問を抱きつつ俺は説明する。
「体育館は使えないんだが、バスケのコートがある場所を使えることになってな」
「まあ、梨世と静はわかるだろうから」
梨世と静は少し考えた後。はっ!っと気が付いたように驚く。
「もしかして…」
「そう、そのもしかしてだ!」
俺たちはボールや水筒などの荷物を持ちながら川沿いを歩く。そして、しばらくすると俺と梨世にとってはお馴染みの川沿いのバスケットコートがある公園へ到着する。
「こんなところに、バスケットコートがあるなんて」
「びっくりです」
小林と形原が驚いている。
「いやー久びさに来たけど変わってないねー」
静が懐かしそうに公園を眺めている・
「まさか。ここのコート予約できるなんて知らなかったぜ」
「ホントだよね~いつも使っている人いなかったから普通に使ってたけど」
「まあ、この公園。結構不便なところにあるから意外と穴場なのかもしれないな」
実は昨日、地区センターでこの公園のコートを貸し切りで利用できるということを知り、予約しておいたのだ。ほとんど予約して利用する団体はいないらしく、地区センターの方の驚いていた。
俺たちは柵にかかっている誰でも開けられる鍵を開ける。荷物などをベンチに置き、俺たちは練習を開始したのだった。
グラウンドではサッカー部が練習を行っており、小林が羨ましそうに練習風景を眺めている。こいつホントサッカー好きなんだなと思いつつ、俺もサッカー部の練習を眺める。
俺もサッカーは小学校時代にバスケと共に習っていたこともあり、意外と得意な分野である。時々プレーしたくもなるし、両親のサッカー好きの影響もあって、プロの試合などは年に2、3回ほど見に行ったりもしている。
今でも近所の・・・というかそこにいる隣に住んでる幼馴染の馬鹿弟の練習相手をしていたものだ、家の前でよくパス練習や一対一のドリブルの練習に付き合っていた。
膝がこんな状態でしばらくは出来そうにないけども…
そんなことを考えていると準備運動を終えたメンバーが集まってくる。
「よし、じゃあ練習を始める。」
俺がみんなを見渡す…ってあれ??一人いないぞ?
「あれ?渡辺は??」
辺りを見渡すと渡辺は俺の後ろ側でサッカー部の練習を眺めながら突っ立っていた。
「おい、渡辺何してんだ、練習始めるぞ!」
びくっと反応して渡辺は俺たちのほうを見て、状況に気づき、急いでこちらへ向かってくる。
「ご、ごめんね~」
「どうした?サッカー部の方なんか見て」
「あ、いやなんでもない…ちょっとボーっとしちゃって」
渡辺は手を体の前でアワアワしている。
「大丈夫か?暑いから無理はするなよ。」
「え?あ、うん。ありがとう」
渡辺は驚いた表情を見せていたが、すぐににっこりと笑って気遣ってくれた俺に感謝の意を示した。
なんか見当違いのことを聞いてしまったみたいだな。と俺は思いつつ練習を開始する。
「今日は体育館が使えないから個人的な技術向上のための練習を中心に行う。」
「まずはアップがてら練習場所向かうぞ!」
「え?練習って学校じゃないの?」
梨世が俺に驚いたように聞いてきた。
「あぁ、今から行く場所が今日の練習場所だ。」
全員がどこで練習するんだろう??と疑問を抱きつつ俺は説明する。
「体育館は使えないんだが、バスケのコートがある場所を使えることになってな」
「まあ、梨世と静はわかるだろうから」
梨世と静は少し考えた後。はっ!っと気が付いたように驚く。
「もしかして…」
「そう、そのもしかしてだ!」
俺たちはボールや水筒などの荷物を持ちながら川沿いを歩く。そして、しばらくすると俺と梨世にとってはお馴染みの川沿いのバスケットコートがある公園へ到着する。
「こんなところに、バスケットコートがあるなんて」
「びっくりです」
小林と形原が驚いている。
「いやー久びさに来たけど変わってないねー」
静が懐かしそうに公園を眺めている・
「まさか。ここのコート予約できるなんて知らなかったぜ」
「ホントだよね~いつも使っている人いなかったから普通に使ってたけど」
「まあ、この公園。結構不便なところにあるから意外と穴場なのかもしれないな」
実は昨日、地区センターでこの公園のコートを貸し切りで利用できるということを知り、予約しておいたのだ。ほとんど予約して利用する団体はいないらしく、地区センターの方の驚いていた。
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