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イカれたやつらがやってきた!!

れんたろう

第9話シノビノ マキナ

マコ達を連れて向かった先は、大浴場さくらの湯。
ここの温泉は、疲労回復、神経痛、筋肉痛、肩こり、腰痛、ストレス解消、便秘など大変素晴らしい効能で老若男女問わず大人気だとか。

マコとユウナは、女湯の方に向かったのを見届けて俺たちは非常口から回り込むようにヤスマル秘ポイントに向かう。

露天風呂には、覗き防止の為にいくつもの警備魔法がかけられている為、1km離れたところから覗くらしい。

「ヤス、1㎞も離れてたら見れなくないか?」
「ふふふ、そこは抜かりありませんよ。これです」
「望遠鏡じゃねえか・・・普通・・・何か凄いアイテムが出てくると期待してたんだが」
「何も手が加えられてないからいいんですよ。下手に魔法がかけられてると感知されてしまいますからね」

ヤスの案内の元、進んでいくと木の陰から、黒い装束に身を包んだ男が現れた。

「そこで止まるでござる。これ以上は、禁断の領域。止まらぬというのであれば、拙者が相手でござる」

まさか、異世界に忍者みたいなやつがいるとは思わなかった。
後ろに隠すように持ってるのはマジで刀そっくりだ。

「拙者は、マキナというものでござる。女湯をのぞこうとする悪辣な輩を成敗するのが拙者の使命。命が惜しくば引き返すでござる。今ならば、見逃してやるでござるよ」

ヤスが、すらりと剣を抜いた。

「上等だ、俺たちは、命を賭けてのぞくんだ。それを邪魔する奴は神だろうと許さねえ」
「ヤス・・・お前、そこまでの覚悟が」
「ほう、その覚悟、本物か見極めてやるでござる!」

マキナが殺気を瞳に宿し、構えに入るとヤスも剣でゆらりと体を揺らし中段に構える。

「マキナって言ったか、タイチさんはなぁ、あの魔狼を傷ひとつ追わず倒した奴なんだよ。お前がどれだけ強くてもこのタイチさんには敵わねえ!やっちまってください!タイチさん」
「え?俺が戦うの?」
「・・・・・・お主」
「俺がやってもいいですけど~!でも~!のんびりしてると、出てっちゃいますから~だから、タイチさんがサクッとやったほうがいいていうか~」
『じゃあ、なんで剣抜いたんだよ』
『だって、なめられたくないじゃないですか!』
「何をコソコソ話してるでござるか、来るならさっさと来るでござる」

まあ、タイチの言う通り、のんびりしてたら見れなくなる可能性もあるからな。
ここにくるまでに、それなりに時間はたってる。
今頃、温泉につかっている頃だろう、こんなとこで時間を食ってる余裕はない。

「仕方ない、俺が行こう」
「タイチさん!一瞬で!サクっとね!」
「ふん、お主がやるでござるか、まあ誰が相手でもかまわんでござる。我らシノビノ衆の妙技見せてやるでござる」

俺は、服を脱ぎタイチに渡した。

「・・・なんで、全裸になったでござるか?」
「はは、ば~か!お前の負けは決まった。タイチさんはな、ここからが本番なんだよ」
「何を言ってるでござ――」

ゴッドレクイエムが発動し、俺のちんちんが最高潮に威光を放つ。
俺の――ビッグマグナムが――ファイティング!!

◇◇◇◇
拙者は夢を見ているのだろうか。
いつものように覗きにくる輩を退治しにきたのだが、目の前の男は急に全裸になったと思ったらイチモツが光りだしたでござる。

この変態の力の余波が、拙者を襲う。
浴びてわかる、この変態が如何に強いかが。
吹き飛ばされそうになる体を踏み留めて、相棒をしっかりと握り直す。

小さき頃から、死線を共に潜り抜けてきたこの五月雨丸は拙者の大事な相棒でござる。
どんな苦境に立たされても、この刀があれば無敵でござった。
だが、今初めて得体のしれない力の前に恐怖を感じていた。

「くっ、貴様はまさかそっちの気があるのか!?」
「アホか、普通に女子が好きだわ」
「そうとしか思えんでござる!」
「知らねえよ、俺だって望んで手に入れたわけじゃねえ。事故でこうなったんだよ」
「わけのわからんことを!貴様のような変態はここで討つでござる!くらえ!」

煙幕玉を叩きつけて、周囲に煙が充満し敵の姿も自分人も隠れていく。
敵は、こちらの姿がわからないがこちらからは丸見えだ。
奴の光る股間が、どこにいるか教えてくれる。

「どれだけ強くても、姿なき者には勝てんでござる!」

素早い動きで音もなく間合いを詰め、後ろから叩きこんだ。
五月雨丸を脇の下を滑り込むように斬りつけ腕を斬り飛ばした後、頭から足に向かって真っ二つに斬るマキノ必殺、昇竜流星剣。

「決まったでござる!」

ギィン!

全裸だったはずの男から金属音が鳴る。
武器は持ってなかったはずなのに、弾かれたマキノは一旦、距離をとった。
責める方向を変え、縦横無尽に斬りつけた。

ギャリン、ギィン!チン!ギィン!チンチン!

火花による閃光と金属がこすれる音が、煙の充満した森に鳴り響いている。
ヤスの目の前では、ひとつの黒い影が動き回り立って動かない黒い影に対して攻撃していることしか見えなかった。
時折、音と閃光が光るがどうやら攻めているはずの影、おそらくマキノだろう。
マキノ自身も、何がおきているのかわかららない様子だった。

マキノは、この煙が早く消えてくれと願った。
何が起きているのかわからないのは怖い。
敵に攻撃の機会を与えまいと速度を速めていった。

「拙者の動きについてこれるものがいるとは!世界は――広いでござるな!火遁!爆炎花!!」

口に油玉をいれ噛み砕き、霧吹きのように噴出して手元で火をおこし着火するとドラゴン並みの炎がタイチを襲った。
爆炎花からの昇竜流星剣は、今まで逃れたやつはいない必殺技。

またも、防がれるが煙は晴れ奴の力の正体があらわになる。
ギリギリと今もなお鍔迫り合いが続くが、マキノの刀を受けていたのは恐るべきものだった。

「ば――ばか――な!貴様のそれはどうなっている――のだ!イチモツで真剣を受け止めるなど聞いたことがないでござる!」
「タイチさんは特殊だけど、ちんちんに関しては最強なんだ!」
「見事だよ、マキノ。忍術がまさか存在しているとは思わなかった」
「!?忍術を知っているのか!?貴様、ただの変態ではないな!」
「いくつか、聞きたいことはあるが時間がないから、またな。マキノ」
「ちょ――ちょっと待つでござる!イツモツが垂れてくるでござる!やめ――やめろおおおおおお」

マキノは下からタイチは上から押しつぶすような形で鍔迫り合いをしていた為、重力に逆らっていたものがフニャフニャになれば当然下にむかって落ちていく。
ちんちんが、ゆっくりと落ちていきゆっくりと自分の顔に触れていくのをマキノは逃げることが出来なかった。
マキノの顔につくと、糸が切れた人形のようにガクリと崩れ落ちて口から泡をふき気絶した。

「峰打ちんこだ、安心しろ」

ヤスは、マキノをみてタイチには絶対に逆らわないと心に決めたのであった。



          

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