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イカれたやつらがやってきた!!

れんたろう

第2話覚醒する息子

目が覚めたら、道のど真ん中で寝ていた。

何か既視感。



そんな俺は、周りを見渡しガッツポーズをしていた。

そこは、俺の知っている景色とは程遠い自然が広がっている。

おそらく、異世界に転移したと思われる。



それは、なぜか。

なんとなくだ、俺の第六感が告げているのだ。

だとしたら、次に確かめるのは貰った力だ。

誰にも負けない力を欲しいーーそう願った。

ならば、その力は何なのか確かめなくてはならない。

ステータスオープンとかファイヤーとか色々言ってみたが何も反応が無かった。

もしかしたらと、近くにあった岩を叩いてみるが普通に痛かった。

肉体系能力かと思ったのだが、違うらしい。



そんなことをしていると、草むらからピョンと何かが飛び出してきた。

青いプルンプルンしたものがこちらを見ている。

こいつは、スライムというやつだろう。

定番の雑魚モンスターだ。

俺は、正直焦った。

自分の力が何かわからないまま戦闘に突入した。

武器も無く、力もわからない。

これは負けフラグだ。



スライムが飛び上がり、体全体で突進してきた。

俺は、咄嗟に頭を守ったらパンと音がしてプリンと音が最後に静かになった。

ピロンという音もしたが、パンプリンピロンと擬音が凄いことだけは理解した。



おそるおそる顔をあげると先程のスライムはベトベトした液体を残して消えていた。

何故かわからないが倒したらしい。



どうやって倒したのか不思議に思っていると、下に違和感があることに気付いた。

スースーするのだ、とても涼しい。

まるで、直に空気に触れているみたいだ。



「わお」



下を見ると、息子がこんにちわをしていた。

大事なところを守り隠す部分が綺麗になくなっているのだ。

だが、それよりも重要なことに気付いたのだ。

息子が歴戦の戦士を思わせる立派な姿になっているのだ。



「神様、ありがとうございます」



信心とか特に無いが、この時ばかりは神に感謝した。

最後に無理矢理言った願いを叶えてくれたらしい。

とりあえず、これをどうやって隠すか考えなくてはならないが心はこの晴天に負けないぐらい晴れやかだった。



道のど真ん中を歩くわけにはいかない為、少し外れて林の中を歩いていると、待ってましたと言わんばかりに軽装で短剣に弓と盗賊が三人囲うように現れた。



「荷物と食料置いていってもらおうか」

「逆らえば容赦はしぬえ」



正面にいるのは、ボスのようだ。

他の二人より、服装が綺麗で手で指示も出している。

それなりに頭は使うらしい。



「というか、お前それどうしたらそんなことになるんだ?」

「え?どうしたんですか・・・ぶっは!こいつ、股間の所だけ破けてやがる!」

「馬鹿野郎!いつも言ってるだろうが!気を抜くんじゃねぇ」

「す、すいません」



軽口を叩いた男は、気を取り直して元の位置に戻った。



「何があったか知らねえが、これも生きるためなんだ許してくれ」



どうやら、出すもの出しても許してはくれないらしい。

まあ、別のものは出してはいるんだが。

彼らの望むものは、出せない。



「その状態を見ると何も持ってないみたいだな。悪いけど、俺たちの顔を見た、あんたは生かして返すわけにはいかない。ここで死んでもらう!」



リーダーの盗賊が、動き出そうと足に力が入るのを感じた瞬間に俺は体が勝手に動き盗賊が素早い身のこなしで俺とすれ違うように移動した。

高揚しているのが分かる。

心臓がバクバクいって、命のやり取りをしているのに恐怖より興奮が優っていた。



後ろでドサリと音がした。

ふりむくと、男が恐怖に歪んだ顔をして口から泡を吐いている。

仲間が駆け寄り声をかけるが返事がない。



「兄貴!どうしたんですか!兄貴!」

「やめろ、サム。もう、死んでる」

「何いってんだよ!どこも怪我してねえんだぞ!少し気を失ってるだけなんだよ!」

「サム・・・まだ、終わってない」



二人は、俺を殺意のこもった目で見つめ武器を握り直した。



「ぜってぇに許さねぇ、兄貴の仇だ!嬲り殺してやる!」

「先走るな、二人で一斉に行くぞ」

「わかってる!指図するな!」



俺は、強い!それだけはハッキリとわかる。チートで敵を蹴散らし敵は何もできずに倒されていく。

あの爽快感を今俺は味わって入る。

最高の気分だ。



「こ、こいつ、ヤバすぎる!なんなんだ!股間が光ってやがる!」

「クソっ!あの時もっと強く止めておけば・・・」



二人は、逃げることはせず左右から挟み込むように仕掛けてくる。

弓矢が、俺の後ろを射抜くように抜け避けようとした先にもう片方の盗賊がトドメを刺す作戦のようだ。

未来予測が完了した俺は、弓を構える男に突進した。

矢が放たれる前に左右に揺れるように動き分身を作り出す。

矢をどちらに打てばいいか分からず、盗賊は賭けで分身を打ち抜いた。

矢はすり抜け地面に刺さり、本体である俺は横をすり抜け一撃を与えた。

盗賊は振り返り、口から噴水のように血を吹き絶命した。



「トシ!なんなんだよ!何したんだよ!」

「・・・幻影霞斬り」

「ちくしょう・・・ちくしょう!うわぁぁああああ!!」





・・・

・・・・・



俺は、最後の一人を倒した後、ボスのズボンをはき町に向かった。

途中、興奮して我を忘れたが敵は全員倒していた。

チート最高!!

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