人間、詩書く。

紫人

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銀色に停滞する 東の海の曇り空
始まりの光景にしては悪いものじゃない
午後になり雨が降る 地下街の人混みの中で
消えたはずの幻が 色濃く映る

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この手を掴んで
このシーンを抜ければ熱い場面
キャストは君と僕だけの世界
ケチな脚本家は雇わなくていい

夕焼けに染まる髪
まるで遠い国の人みたい
二人は旅人 迷子のように
日常から逃れたのに 現実感が僕の腕を掴む
替えたはずのチャンネルが 混線を起す

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共に進もう
このトンネル抜ければ次の場面
確実な愛と死の気配
下手な続編は作らなくていい

ようやく愛を見つけ出したよ
僕以外 誰もいない君の中で

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太陽が沈みだした
二人は西へ向かい走り出す
夜から少しでも遠くへ逃げるため
次第に真っ暗な闇が世界を覆ってゆく
二人は疲れ切って地面に倒れ込み
夜空のスクリーンにエンドロールが流れる

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