ユートピアver1.77 〜やがて《AI》は人と並び、その峠の先を見つめる〜

ナガハシ

あとがき

 僭越ながら、後書きなどを書かせてもらいます。
 ナナさんではありません……念のため。


 本作は第七回ハヤカワSFコンテスト一次通過作です。
 かれこれ10年ほど、あちこちの公募新人賞に出しておりまして、その中でもハヤカワさんの公募は最高難度の1つではないかと考えていました。


 なので、一次を通った時は、いい歳こいて飛び上がってしまったほどでした。
 もちろん二次で落ちたのですが(通っていたら大変だ!)、それでも我がワナビ人生に一片の悔い無しと思えたほどでした。


 選評につきましては、SFとしての真新しさには欠けるものの、リーダビリティが高く、読後が爽やかであると、過分なるご評価をいただきました。
 選考にあたっていただいた方には、誠に感謝の念に堪えません。
 言われて読み返してみれば、これやっぱSFじゃないわ……と素直に思えたので、ヒューマンドラマとして投稿いたします。


 よく、作品は作者の子供も同然といいますが、書いている最中は確かにそのように思っていました。
 本作は筆者がハロワのお世話になっている時に思いつき、なんとなく書き始めたものなのですが、気づけば『この子を立派な勇者に育て上げるんだ!』くらいの気持ちで書いていたようにおもいます。


 しかし何度も推敲を重ね、倦み飽きるほどに読み込んだ結果、客観的に評価することはもはや不可能となり、はっきりいって今の自分にとっては、燃えカスに等しいものです。
 少なくとも、燃え尽きるほどにはやった、という変な達成感があるのみです。
 今後はもう、新人賞に応募することはないでしょう。


 今後、何か良いネタを思いついたら、なろうに投下しようと思ってます。
 出来るだけなろうっぽいお話にして……。


 本作を読んで下さった方、そして、後書きだけを読んだ方。
 筆者もよくやります。
 この場をお借りして、深く御礼を。


 ではまた、何かの作品で。







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