50年前に滅びた世界で
第33話 王の部屋
扉を開けてみると、そこには広々とした部屋があった。流石に先ほどの間ほどの大きさではないが、それでもかなり広く感じる。周りを見るとでかい鏡や棚がおいてある。もしやここはクローゼット的なところなのだろうか。試しに棚を開けてみると、そこにはゴージャスな衣装が数多く収納されていた。埃が付いていたり、なんか古びた感じはしているが、保存状態はまあまあなのではないか。
「はえー結構シャレオツ……」
いかにも偉い人が来そうな感じの服ばっかりである。こんなのを着て式典やらいつもの政務やらをこなしているのだろうか。まあ一国の王がダサい服着て公務こなしていたらそれはなんかだめだと思うので、色々とゴージャスな感じなのだろう。
と、ここでふと思ったことがあった。
「そういや、王冠とかはないんかなー。」
「おーかん……てなに?」
「頭に乗せる綺麗な帽子ですな。服とか置いてあるんならこの部屋にあってもおかしくないと思うんだけど……」
へやをぐるりと見渡してみたが、それらしきものは見当たらなかった。どっかにしまわれているんじゃないかと思い2人で辺りの棚を開けてみるも、靴や杖とかが入っていたが、王冠は見つからなかった。
「うーん見つからん。ここにはないのかな……」
服とかがおいてあるなら王冠もないかなと思ったのだが、その見立ては外れているみたいだった。ひょっとしたらこの国の王は王冠はかぶったりしない可能性だってある。せっかく王冠を拝めると思ったのだが。
「まあいいか……とりあえず次の部屋に行ってみるか」
この部屋には他に何もなさそうなので、次の部屋に行くことにした。
部屋には扉が3つあるみたいだ。1つは当然この部屋に入った時に使った扉。あと2つはどこにつながっているのかはわからないが、扉のデザインも変わらないし、ここは何の部屋とか書いてあるわけでもないので、とりあえず近かった方に行ってみることにした。
「ここは……廊下か」
扉を開けた先には、廊下が広がっていた。さっきのでかい間に入った時の廊下とはまた別の所みたいだ。左側から夕焼けとなった太陽の光が大きな窓から入ってくる。その窓の反対側には扉がいくつもあるが、どの扉もなかなか豪華な感じがする。
廊下を突き進むのも悪くはないが、それより前に部屋の中に入って探索しようと思ったので今いるところから一番近くの扉を開けてみる。ギイイという音をたてながら扉を開けると、そこは先ほどのクローゼットよりもさらに広い部屋だった。シャンデリアや豪華なベッド、でかい机やお高そうな椅子、大きな絵画、箪笥、本棚、それ以外にも色々と家具や物がおいてある。
「うーん、かなり広いなぁ。こんな部屋で暮らしたら……いや、逆に落ち着かないかなぁ」
部屋はだいぶ広々としているので、こんな部屋に住んだらちょっと落ち着かないかもしれない。実際に住んだことはないので何とも言えないが。この部屋には結構な生活感を感じるし、もしかしてここで王様が寝てたりしたのだろうか。王様じゃなくて王子様とかの可能性もあるが。
「この部屋にはなんかありそうなの? おーかんとか……」
「うーん。まあ探してみないことには何とも……」
もしかしたらあるかもしれないが、それより王様の部屋にはどんなものがあるのかの方が気になる。きっと秘密の何かがあるに違いない。例えばあそこにある豪華なベッドの下には、秘密通路へ通じる扉とか秘蔵の令和18年指定書籍とかがあるかもしれない。
という訳で、この部屋を隅々まで見てみることにした。
やっと更新できた……更新ペースもう少し上げたいんですがなかなか厳しい……
感想、評価等していただけると嬉しいです。
「はえー結構シャレオツ……」
いかにも偉い人が来そうな感じの服ばっかりである。こんなのを着て式典やらいつもの政務やらをこなしているのだろうか。まあ一国の王がダサい服着て公務こなしていたらそれはなんかだめだと思うので、色々とゴージャスな感じなのだろう。
と、ここでふと思ったことがあった。
「そういや、王冠とかはないんかなー。」
「おーかん……てなに?」
「頭に乗せる綺麗な帽子ですな。服とか置いてあるんならこの部屋にあってもおかしくないと思うんだけど……」
へやをぐるりと見渡してみたが、それらしきものは見当たらなかった。どっかにしまわれているんじゃないかと思い2人で辺りの棚を開けてみるも、靴や杖とかが入っていたが、王冠は見つからなかった。
「うーん見つからん。ここにはないのかな……」
服とかがおいてあるなら王冠もないかなと思ったのだが、その見立ては外れているみたいだった。ひょっとしたらこの国の王は王冠はかぶったりしない可能性だってある。せっかく王冠を拝めると思ったのだが。
「まあいいか……とりあえず次の部屋に行ってみるか」
この部屋には他に何もなさそうなので、次の部屋に行くことにした。
部屋には扉が3つあるみたいだ。1つは当然この部屋に入った時に使った扉。あと2つはどこにつながっているのかはわからないが、扉のデザインも変わらないし、ここは何の部屋とか書いてあるわけでもないので、とりあえず近かった方に行ってみることにした。
「ここは……廊下か」
扉を開けた先には、廊下が広がっていた。さっきのでかい間に入った時の廊下とはまた別の所みたいだ。左側から夕焼けとなった太陽の光が大きな窓から入ってくる。その窓の反対側には扉がいくつもあるが、どの扉もなかなか豪華な感じがする。
廊下を突き進むのも悪くはないが、それより前に部屋の中に入って探索しようと思ったので今いるところから一番近くの扉を開けてみる。ギイイという音をたてながら扉を開けると、そこは先ほどのクローゼットよりもさらに広い部屋だった。シャンデリアや豪華なベッド、でかい机やお高そうな椅子、大きな絵画、箪笥、本棚、それ以外にも色々と家具や物がおいてある。
「うーん、かなり広いなぁ。こんな部屋で暮らしたら……いや、逆に落ち着かないかなぁ」
部屋はだいぶ広々としているので、こんな部屋に住んだらちょっと落ち着かないかもしれない。実際に住んだことはないので何とも言えないが。この部屋には結構な生活感を感じるし、もしかしてここで王様が寝てたりしたのだろうか。王様じゃなくて王子様とかの可能性もあるが。
「この部屋にはなんかありそうなの? おーかんとか……」
「うーん。まあ探してみないことには何とも……」
もしかしたらあるかもしれないが、それより王様の部屋にはどんなものがあるのかの方が気になる。きっと秘密の何かがあるに違いない。例えばあそこにある豪華なベッドの下には、秘密通路へ通じる扉とか秘蔵の令和18年指定書籍とかがあるかもしれない。
という訳で、この部屋を隅々まで見てみることにした。
やっと更新できた……更新ペースもう少し上げたいんですがなかなか厳しい……
感想、評価等していただけると嬉しいです。
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