輪廻 創

ノベルバユーザー406338

8ページ目

「え!」
(ごめんごめん、つい声が)
(つまり、僕が倒れた拍子に抱きついてしまい、口づけして繋がったと)
「ごめん」
(そっか、意識が遠のくなか君をかあさんと見間違えてたのか)
(まぁ、何はともあれみんなが無事でよかったよ)
「よいしょ」
(とりあえず僕はもうここには用がないから旅立つとするよ)
(また、災いが来る前に僕が倒してくるからさ)
「さてと」
(君の力もわかったし、安心して旅立てる)
(それに、そう簡単に次の災いが来るとも思えないから大丈夫だよ)
「この星ともさよならか」
(まさかこんな日が来るなんてね)
(本でしか知らないけれど、せっかく死ねなかったんだ、死ねるまで楽しまなくちゃね)

コメント

コメントを書く

「ファンタジー」の人気作品

書籍化作品