家族もチート!?な貴族に転生しました。

夢見

9話 初めての冒険者ギルド



冒険者ギルドの中は、とてもうるさく昼間からお酒を飲んでいる人もいた。
アルフレッドとエミリアはそれを気にすることもなく歩いていく。
「来たついでにここでギルドに登録しちゃうか。」
ということになったので受付へ並ぶことになった。お昼時というのにたくさんの人がいてなかなか進まない。大人2人に子ども1人という構図にやはり目立ってしまう。そして、目立ってしまうということは、
「おいおい、見ろよ。あれ英雄と賢者じゃね?」
「マジかよ、初めて生で見た。」
「いやいや、そんなわけないだろ。」
「2人の間にいる男の子は2人の子どもか?」
「お前声かけてみろよ」
などなどの話になってしまうわけで。

「相変わらずだな。」
「そうね。見せ物にされるのもねぇ。」
当の本人たちは鬱陶しそうに顔を顰めていた。
受付の人たちも、英雄と賢者ということが分かったらしく慌ててお偉いさんみたいな男の人が出てきた。
「英雄様、賢者様本日はどのようなご用件でしょうか。」
余りにもへりくつだった態度にアルフレッドはため息をついた。
「そんなに、かしこまる必要はないよ。俺たちは、息子のギルド登録をしに来ただけだから。」
「でしたら、私が対応させていただきます。こちらへどうぞ。」
そう促され仕方ないか、といった表情の2人にシオンはついていった。
「こちらの部屋にどうぞ。...そこの君、紅茶を2つとジュースを1つ持ってきてくれ。」
通りかかったギルドの職員に声をかけ飲み物の準備をするよう手配する。このような待遇に若干引きながらもシオンたちは、ソファーに座った。
「御子息様のギルド登録をさせていただきます。」
「あ、シオン・エヴァンズです。よろしくお願いします。」
礼儀正しい姿勢に男はハッとした。
「申し遅れました。私は、ここのサブギルドマスターをしております。ファムスと申します。」
「よろしくお願いします。ファムスさん。」
「こちらに名前等をお書きいただけますか?」
そう言って書類を出したファムスはシオンにペンと書類を渡した。
書類には、名前、性別、前衛か中衛か後衛か、スキルと書かれていた。
シオンは、名前と性別に関してはササッと書けたのだが前衛だのはよくわからず悩んでいた。
「シオン、そこは中衛でいいと思うよ。剣も魔法も使えるからね。スキルは、水魔法と風魔法と剣術と書けばいいよ。」
アルフレッドのナイスなアドバイスのおかげで悩みもパッと消えファムスに書類を出した。
「ありがとうございます。おきれいな字ですね。」
知り合ったばかりの人に褒められてうれしそうなシオンであった。
「では、私は書類をカードにしてくるので少々お待ちください。」
ファムスはそう言うと急いで部屋を出ていった。3人は、先ほどきた飲み物を飲みながらゆっくりと待っていた。
1人だけジュースであったことに少し不満のあるシオンだが7歳だから仕方ないと文句を言わず飲んでいた。
予想以上に美味しかったのは秘密である。

「お待たせいたしました。」
2、3分ほどしてファレスがカードを持って戻ってきた。
「これが、ギルドカードになります。失くした場合は、再度発行になりますがその場合手数料がかかりますのでお気を付けください。」
「わかりました。ありがとうございました。」
シオンがお礼を言うとアルフレッドが席を立った。
「それじゃあ、次に行こうか。」
「はい!」

3人で冒険者ギルドを出て次は魔道具屋に向かうのであった。








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