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異世界召喚のジーンマジック(仮)

et cetera

6話 君のことが好きなんだ

 部屋を何度かノックする音が聞こえ、俺を呼ぶ声も聞こえる。

「トーヤ様、いらっしゃいますか?。トーヤ様。」

 何度か声をかけたあとクローネは部屋に入り俺を探すが見つけられない。すると寝室のドアが空いているのに気づく。

「トーヤ様。夕食のお時間です。起きてください。」

 いくら揺すってもは起きない。だか耳を澄ますと見られた、フィレーナと他の人に、と何回も言っていた。しびれをきらしたクローネは布団を剥いだ。

「トーヤ様夕食のお時間です。早く準備をしてください。」

 ようやくクローネに気づいた俺は準備をする。

 脱衣所の鏡で寝癖をクローネに治してもらうと突然クローネが叫ぶ。

「なんで?! なんであなたの耳がエルフの耳なの?! 。」

 そう言われ鏡を見ると確かに耳がクローネと同じ形になっていた。しかも勝手に動く。

 2人とも慌てていると頭の中で声がし始めた。

 “燈夜さん。今燈夜の体はエルフの体になっています。ステータスで確認ください。”

 言われた通りにステータスと言う。

 名前:鏑木燈夜
 種族:ホムンクルスエルフ
 年齢:170

 HP:400
 MP:800
 物攻:400
 物防:400
 魔攻:800
 魔防:800
 俊敏:500
 知性:500
 器用:500
 幸運:500

「種族の欄になんか増えてる。あと能力値も変わってる。」

 “燈夜さん私がステータスを解析して新しいスキルを作りました。ステータスカスタムと唱えてください。”

 とうやは言われた通り唱える

 名前:鏑木燈夜 
 種族:ホムンクルス
 年齢:170 

 “そのままホムンクルスの所を開くって念じてください。”

 念じると画面が切り替わった

 種族:ホムンクルス

 遺伝子:人間
            :エルフ〇

 HP:400
 MP:800
 物攻:400
 物防:400
 魔攻:800
 魔防:800
 俊敏:500
 知性:500
 器用:500
 幸運:500

 そして右側にデホォルメされたエルフ耳の俺が描かれてた。

 “どうしてこんなことに?教えてくれフィレーナ。”

 “このからだを作っときに生命の樹の種とフィレーナ様の遺伝子、髪の毛が入っていたようです それのせいで一番最初に遺伝子を取り入れた人の体を作るだったはずか取り入れた生きている遺伝子を体に反映させるようです。ちょうど今の耳見たいに。”

 “どうやって戻せばいい?”

 “人間を選択って考えてください”

 するとステータスが変わった。

 種族:ホムンクルス

 遺伝子:人間〇
            :エルフ

 HP:500
 MP:500
 物攻:500
 物防:500
 魔攻:500
 魔防:500
 俊敏:500
 知性:500
 器用:500
 幸運:500

 “あっ戻った。エルフと人間の両方を選択して500と800の能力値に出来ないの?”

 “出来ないようです。まだまだ分からないことがあるので解析を進めたいと思います。”

 “よろしく。”

「聞いてますか? さっきから何回も読んでたんですよ。どういうことが教えてください。耳が元に戻ったことも。」

 クローネは襟を掴んで何回も揺らす。

「クローネさん落ち着いて苦しい。ちゃんとあとから説明するから。今は夕食の方が大事だよ。」

「分かりました。夕食の後にしっから話しましょう。これからのことも。」

「これからの事って耳を触ったこと?」

「なんで私の耳分かったんですか? しっかりと偽装してたのに。それにプロポーズ受けちゃったし(ボソッ)」

「最後なんて言ったの?。耳が見えたのはなんでか分からないけど、エルフ耳がぼやけて見てたんだ。」

「なんて言ったかは教えません。あと私の耳のことは内緒にしてください。では案内します。」

「分かりました。」

 少し歩くと食べ物のいい匂いがしてきた。するとクローネが部屋の前でノックをして入っていく。

「燈夜様をお連れしました。」

 既に王とティナ様以外は揃っていた。

 クローネが空いているイスを引くれ、そこに座る。

 すると京介が話しかけてきた。

「おいおい。勇者じゃないくせに俺より後に来るとは調子乗ってるな。」

「いやー、悪い。ちょっと寝てて起こされたのに気づかなかったんだ。」

「おい、次からは俺より前に来いよ。分かったか?」

「あぁ、気おつける」

 そう言うとクローネが王が座るであろう席の近くに居る60代ぐらいの女性の近くに行き少し話していた。

「クローネさっきの人がメイド長ですか?」

「はい。あの人がメイド長です。余計なことは言わないでください。」

「もしここでさっきみたいに虐めたらどうなりますか?」

「それが仕える方の命令であれば大丈夫ですが、もし虐めてみたかったなどという理由なら確実に再教育されます。」

「ならさっきのメイド長に」

「トーヤ様。」

 いきなりクローネに呼ばれクローネが向いてる方を見るとメイド長がガン見していた。

「すいません、クローネ。」

「いえ、まだ大丈夫だと思います。」

 そう言うクローネは震えていた。

 すると部屋にいるメイドと執事達が入り口に向かって頭を下げる。すると王とティナ様とティナ様に似た人が入ってきた。

「勇者達とトーヤよ、我の妻を紹介しよう。メアリーだ。」

「よろしくお願いしますわ。勇者の皆さんに会えてとても光栄です。」

「こっちからキョースケとマヤとマリアとトーヤだ。」

 王がそれでは夕食にしようと言うと奥の扉から料理が運ばれてきた。

 高級フランス料理のようなフルコースがでてくる。味はどれもとても美味しかったが昼間にクローネの料理を食べていたのでそこまで驚くことは無かった。しかし、他の勇者達はとても驚き食べていた。

「そんなに美味そうに食べるとは。料理長たちも喜ぶだろう。」

 食事を終え部屋に戻るとクローネと向かいあう。

「では、質問させていただきます。まず、なぜ私の耳が分かったんですか?」

「それは多分スキルの神眼だと思います。このスキルはこの世の全てを見ることが出来るらしいので。」

「なるほど。だから耳が見えたということですね。ではなぜ耳を触ったんですか?」

「それは、耳がパタパタしてて可愛いって思ってすごい興味がそそられたからです。すいません。まさか耳がそんなに敏感だと思わなくて。」

「あれは、謝っても済む問題じゃありません。私にあんな辱めを。絶対に許しません。」

「では次の質問です。なぜ耳が戻ったんですか?」

「それは俺の種族が関係するっていうかなんて言うか。」

「あなたは人間じゃないんですか?」

「元は人間だったんですけどこの世界の来る前に神様にあってそこで体が壊れたから新しく作ってもらったんです。そしたら種族がホムンクルスになってしまって。それで元にもどせました。」

「それはホントですか? 今世界中の錬金術師が血眼になって研究をしてるんですよ?」

「多分誰もつくれないと思いますよ?多分素材が見つかりませんよ。それと秘密にしてください。」

「分かりました。秘密にします。その代わり私の種族のことも秘密にしてください。」

「そう言えばなんで人間の国にいるんですか?」

「実は昔子供の頃、エルフの里を抜け出して遊んでいた時に盗賊に襲われました。必死に逃げたところに、ここの王族の方が乗る馬車の会いましてその時目の前の馬車の操者がメイド長でした。」

「人間に気づいた私は急いで偽装をして耳を隠したのですが遅くメイド長にはバレていました。ですがメイド長は騎士には人間の子供が来たと盗賊に襲われていると言ってくれました。」

「あとから聞いたらちょうどその前に子供を亡くしていたみたいで。それから実の娘のように育てて頂きました。前に里に戻った時に私は裏切り者として襲われました。行く場所のない私を唯一受け入れてくれたのはメイド長、母だけだったのです。」
「いつも日頃から気をつけなさいと言われていたのに私は、耳がバレてしまいました。」

「ほんとにすいません。なんでもするので許してください。」

 少しクローネは考え込んで答える。

「ではエルフの耳を出してください。少し見せてください。」

 そう言うとクローネは近くに来る。耳を出すと色んな角度からみる。

「ほんとにエルフの耳ですね」

「あんまり近くで喋らないでください。この耳すごい敏感です。」

「あなたはこんな敏感な耳をこねくり回したんですよ?フゥー」

 そう言いながらクローネは、吐息も吹きかける。

「あっ、ほんとに辞めてくださいすいませんでした。」

 謝るが突然今まで感じたことがない快感を感じた。

「ちょっ!クローネさん?」

「これは仕返しです。我慢してください。」

 混乱しながら我慢すること約5分。クローネは満足したのか手を離す。

「今度私の許可無く触ったら許しません。分かりましたか?」

「はい。ほんとにすいません。」

「では末永くよろしくお願いします。旦那さま。」

「えっ?どういうことですか? いきなり旦那様って」

「ステータスを確認してみてください。」

 ステータスを確認するとそこには既婚:クローネと書かれていた。

 “おめでとうございます。燈夜さん。フィレーナからの伝言をお聞きしますか?”

 “まさかとか思うけど、このことについて?”

 “そうです。燈夜さん?召喚早々に結婚とはとてもおめでたいですね。私にあんなに優しくしたのもただのスケコマシだったんですか?それとお風呂での出来事も忘れていませんよね?以上になります。”

 “えっ、やっばいい怒ってんじゃん。これって逃げてもいいかな?”

 “逃げた場合は私がフィレーナとつながっているのですぐにバレます。”

 “まじか。まずはこの結婚をどうにかしないとな。”

 “それは無理だと思います。エルフの結婚はどちらかが死んでも続きます。エルフの耳は敏感なのもありますが、そこを少しの間触られると触った人の魔力を浴びてその人以外が触ろうとすると魔力の壁ができて誰も触ることが出来なくなります。“

 “ならここで結婚を破棄するとクローネさんは一生1人に?“

 “はい。その通りです。”

「クローネさん。いきなり結婚って言うのはどうかと思います。まだであってすぐですし。お互いのことをなんも知りません。だからまずは友達からお願いします。」

「嫌ですよ?何言ってるんですかもう結婚してるのに友だちからって。トーヤ様はどこに住みたいですか?私はエルフなので森の近くに住んで自給自足をしたいです。子供は何人がいいです?えへへ、えへへ。私が結婚。」

「うわっ、この人かなりやばい人だ。まじでどうしよう。」

 20分の時がたった頃

「はっ!すいません。まさか私が結婚できるなんて思ってもいなくて。それもエルフと結婚の義をすることが出来るなんて思ってもいませんでした。」

「やっと元に戻りましたね。流石に不慮の事故だったのでいきなり結婚はちょっと。」

 燈夜がそう言うとクローネは俯いた

「そ、そうですよね私が結婚なんて。無理ですよね。ごめんなさい。そう言ってクローネ部屋を飛び出した。」

 “ほんとによろしいのですか?フィレーナも怒ってはいましたがそこまで怒っていませんでした。クローネさんと結婚するの自体は問題ではありません。”

 “この世界では政略結婚なども普通に行われています。その中には嫌いな人に嫁ぐ方も。ですが燈夜さんはそこまでクローネさんを嫌っていません。逆に好いていますよね。そういう恋などがあってもいいと思います。フィレーナにはきちんと話せば許してくれるはずです。たぶん。”

 “そうだよな。ならクローネと話してくるよ。”

 “では案内を致します。”

 “えっ?位置わかるの?”

 “神眼の能力をAIにリンクしました。では部屋を出て左です。“

 案内された部屋に着くと扉をノックする。が返事はない。鍵も閉まっている。

「クローネ。さっきはごめん。クローネのことを何も考えてなかった。正直に言うとクローネのことはかなり好きだ。だけどまだお互いのことを何も知らないから、結婚はまだ早いと思ったんだ。」

「友達から少しづつお互いのことを知って仲良くなってから結婚がいいと思ったけど、よく考えたら少しの時間だったけどしっかりしていてクールな所とか。少しイタズラしてくるとことから、メイドの嗜みって言ってなんでも出来るところとか。料理が美味しとことか、優しく所とか。耳が弱くて感じてすごくエッチな所とか知ってるところは少ないけどクローネ。君のことが好きなんだ。だから結婚してお互いに色んな話とかしながら夫婦としてお互い支え合っていきたい。」

 するとドアが空いた。

「クローネ!じゃなくてメイド長!! あの、これはその。えっと」

 いきなり現れたメイド長に驚き説明をしようとするが、

「入ってください。どうぞお座りに。」

 と、言われ椅子に座ると誰かが、奥のベットで布団を被りゴロゴロ転がっている。

「私の名前はクレアです。クローネから大体は聞きました。あなたが何をしたかも。」

「えっとそれはすいません。」

「私は最初泣きながら帰ってきたクローネからエルフの結婚の義をした後に振られたと聞いたとき母としてあなたを殺そうと考えました。」

「しかしこの部屋にあなたが来てクローネへの思いを聞いたらその気は無くなりました。どうかクローネをよろしくお願いします。あの子は私の2人目の子です。一番最初のあの子を幸せに出来なかったからクローネは絶対に幸せにしてあげたいと思っていました。どうかあの子を幸せにしてください。お願いします。」

「もしかしたら喧嘩をしたりするかも知れませんクローネを泣かせるかもしれません。だけどクローネが死ぬ時に私の人生最高だった。とっても幸せだったって思えるほど幸せにしてみせます。」

「あなたみたいな人とクローネが結婚できてよかった。ほらクローネそこから出てきなさい。」

 だが布団の中から出てこない。仕方なくクレアが布団を剥がすと中から顔を真っ赤にして口元をだらしなく緩ませて照れながら笑っているクローネだった。

「全くもう。あんたって子は。ほらこっちに座って。」

「クローネ。。俺はクローネが死ぬ時に幸せだったって思えるぐらい大事にする。だから僕と結婚してください。」

「はい。よろしくお願いします。」

 それから3人は色々な話をしたクローネとクレアが出会ってからのこと。俺の世界のこと。
 クローネの好きな物、嫌いな物、俺の好きな物、嫌いなもの。そんな話をしながら夜が深けていった。

 寝る少し前の時間になるとクレアにクローネは部屋を追い出された。新婚の2人には初夜にすることがあるだろと言って。

 部屋に戻ってきた2人は気まずい空気の中俺は声をかけた。

「クローネ。これから俺は王城を出て冒険者として世界を回ってみたい。少し遠くに行ったり、何日か帰ってこなくて寂しい思いをさせるかもしれない。」

「何を言ってるんですか。私もついて行きます。」

「危険だ。死ぬかもしれないんだよ。」

「正直いって今のステータスなら私は負けません。」

「俺のステータスは、Lv1でオール500。エルフの時は魔力関係が800だぞ?」

「Lv1でそんなにあるんですか?でも私の方が高いですね。いちばん高いので2000ですよ。」

「あと元冒険者です。母に戦闘技術を教わった時に入りました。それに私はトーヤ様の専属のメイドです。どんなときも傍にいます。」

「分かった。それじゃあよろしくお願いします。先輩。」

「いつでも頼ってくださいね。ではこれからのことを決めましょう。」

 1時間ぐらい話しているとクローネの膝に燈夜は倒れる。びっくりしたクローネは立ち上がろうとするが俺が寝ているのに気づいた。

「トーヤ様、ほらベットに行きますよ。」

 何とか立ち上がらせベットに行くと躓き一緒にベットに倒れ込む。

「ちょっ!トーヤ様いきなりそんな。心の準備が」

 そう言って抜け出そうとするが寝ぼけているのか抱きしめて離さない。だが、気持ちよさそうに眠る燈夜を見て落ち着いたクローネ。しばらく燈夜の頬っぺをつついたり頭を撫でたりしていると彼女もだんだんと眠りへと落ちていった。

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