らすとわーどくろにかる

あきさか

第五話 アスト目覚める




(此処は……)

そうだ、あの後私は魔力の込めすぎでぶっ倒れたんだっけ…

(お、おい…ゆうはいるか?!)

(おっ、やっと目が覚めたのか。少し心配したんだぞ…)

あれ?コイツってツンデレだったっけ??
まあ良いや…

(ゆう、此処はどこだ?)

(此処はどうやら”竜騎士団総本部”らしいな。今現場を説明すると、お前は魔力の込めすぎでぶっ倒れ二日間の意識不明状態だった。)

!?はあっ?意識不明状態ィィ??!

(まあ驚くのも無理はない。)

(サラッと私の心を読むな!)

(あ、アスト。私はそんなに君の心に憑依ひょうい出来ない。急な用事がない限り今後手助けはしないよ。)

(ん???)

それってつまり今後一緒に居られないって事?えっ、待って。今後スゲェ不安何だけど…

(分かってくれ。私も仕事があるのだ次の依頼が来ている用があればいつでも呼んでくれ)

そう残してゆうの気配が消えていったのがバカな私でも分かるぐらいわかった。

「はあ、これからどうしよう…」

ガチャ…
突如ドアのノックと共に低い声がした。

「失礼します。あ、お目覚めになられたんですね!良かった。」

この人も騎士兵…いや騎士兵にしては服が違うな。もしや報告部隊か医療班か?

「私を治療してくれてありがとうございます。あのー…料金はいくら程でー…」

「いやそれは要らない。ルシス共和国に打撃を与えられたからアルス国王がその子の治療を無代にしろと申し出て来れてな。」

へー、この国はその共和国と戦争をやっていたのか…。

「ありがとうございます、とアルス国王に伝えておいて下さい。別に私はただの傍観者だったので…」

「君は優しいんだな。どうだ、我が竜騎士団に入らないか?シヨン団長も君を副団長に推薦させると申し出て聞かなくてね。」

まあこの世界でやる事も特にないしなー。
ふふ、騎士に入る…か

「面白い話ですね。特にやる事もないので私を騎士団に推薦してください。」

「ありがとう!早速、シヨン団長と総本部の方々に伝えて来ます。失礼ですが、名前と年齢、特殊能力加護を聞いても?」

どうせなら、名前と名字を此処の世界に合わせて変えるか…一揆進展って奴だな。

「名前は”アスト ルーフォレス”、年齢は”15歳”、特殊能力は”創世と邪神”、加護は”クロノス”です。」

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