キミの次に愛してる【BL】
第7話
「いや。キミの声しか聞こえなかった。呼んだだろう? 裕文さんって。だから俺、振り返って……」
二人でしばらく見つめ合って。
裕文さんの腕に抱き留められたままなのを思い出して、慌てて離れた。
「そんな……僕。お義兄さんの事を裕文さんだなんて、呼んだり……」
「いいよ」
「…………え?」
「呼んでいいよ。裕文って」
「………………」
赤面する僕に、「え? そこまで?」と裕文さんが笑う。
「これは、呼ぶ練習が必要かなぁ?」
クスクス笑った裕文さんに背中を押されて、歩き出す。
背を押してくれている手は一つではないと、確信していた。
「あのね。……大好きですよ! 姉さんの次に!」
「……おや。これは奇遇だね。俺も大好きだよ。由美の次に」
二人で目を向け合って、吹き出して笑う。
そんな僕達を眺めながら、姉さんもきっと、笑っているんだろうな……。
          
二人でしばらく見つめ合って。
裕文さんの腕に抱き留められたままなのを思い出して、慌てて離れた。
「そんな……僕。お義兄さんの事を裕文さんだなんて、呼んだり……」
「いいよ」
「…………え?」
「呼んでいいよ。裕文って」
「………………」
赤面する僕に、「え? そこまで?」と裕文さんが笑う。
「これは、呼ぶ練習が必要かなぁ?」
クスクス笑った裕文さんに背中を押されて、歩き出す。
背を押してくれている手は一つではないと、確信していた。
「あのね。……大好きですよ! 姉さんの次に!」
「……おや。これは奇遇だね。俺も大好きだよ。由美の次に」
二人で目を向け合って、吹き出して笑う。
そんな僕達を眺めながら、姉さんもきっと、笑っているんだろうな……。
          
「キミの次に愛してる【BL】」を読んでいる人はこの作品も読んでいます
-
-
9,448
-
2.4万
-
-
1.2万
-
4.8万
-
-
5,217
-
2.6万
-
-
6,681
-
2.9万
-
-
9,711
-
1.6万
-
-
2,534
-
6,825
-
-
8,191
-
5.5万
-
-
1.3万
-
2.2万
-
-
3万
-
4.9万
-
-
2.1万
-
7万
-
-
2,860
-
4,949
-
-
6,044
-
2.9万
-
-
6,199
-
2.6万
-
-
3,548
-
5,228
-
-
14
-
8
-
-
2,629
-
7,284
-
-
6,237
-
3.1万
-
-
3,653
-
9,436
-
-
614
-
1,144
-
-
344
-
843
-
-
3,224
-
1.5万
-
-
220
-
516
-
-
42
-
14
-
-
51
-
163
-
-
164
-
253
-
-
2,431
-
9,370
-
-
7,474
-
1.5万
-
-
1,301
-
8,782
-
-
5,039
-
1万
-
-
4,922
-
1.7万
-
-
2,799
-
1万
-
-
614
-
221
-
-
9,173
-
2.3万
コメント