日常【BL】
なほあまりある 4
俺の事より、昭仁の方が心配だ。中学の頃は、出席した日数よりも欠席した日数の方が多かった。もちろん成績もそれに比例している。
夜は遊び歩くから何度も補導されたし、他校の奴等との喧嘩もしょっちゅうだった。
はっきり言って、中学だったからこそ、卒業出来たのだ。
「オレ? オレは」
「竹内ィーッ!」
俺達の会話を遮るように、怒気を含んだ声が響く。驚く俺達の視線の先で、昭仁の友人の1人がペッとガムを地面へと吐き捨てた。
「俺等、先行ってっから」
俺へと睨みをきかせながら歩いていく。
「おー。後で追いつく~」
呑気に答える昭仁に、相手は苛立ちの籠った仕草で背中越しに手を振った。残りの3人も、俺達に冷たい一瞥をくれてから背中を向ける。
「――昭仁」
低くなった俺の声に、なぜか昭仁だけではなく、弘人までもが反応した。去って行く友人達から視線を剥がし、俺を見る。
「お前。先輩の言ってた事、忘れた訳じゃねぇよな?」
敢えて弘人を無視したままで言う。突然出てきた『先輩』という言葉についても、説明する気はなかった。
「日常【BL】」を読んでいる人はこの作品も読んでいます
-
-
9,448
-
2.4万
-
-
1,392
-
1,160
-
-
1.2万
-
4.8万
-
-
5,217
-
2.6万
-
-
6,681
-
2.9万
-
-
9,711
-
1.6万
-
-
2,534
-
6,825
-
-
450
-
727
-
-
8,191
-
5.5万
-
-
1.3万
-
2.2万
-
-
3万
-
4.9万
-
-
2.1万
-
7万
-
-
89
-
139
-
-
2,860
-
4,949
-
-
6,044
-
2.9万
-
-
218
-
165
-
-
6,199
-
2.6万
-
-
3,548
-
5,228
-
-
14
-
8
-
-
62
-
89
-
-
2,629
-
7,284
-
-
6,237
-
3.1万
-
-
183
-
157
-
-
62
-
89
-
-
3,653
-
9,436
-
-
1,000
-
1,512
-
-
3,224
-
1.5万
-
-
614
-
1,144
-
-
71
-
63
-
-
344
-
843
-
-
33
-
48
-
-
398
-
3,087
-
-
164
-
253
-
-
27
-
2
-
-
9,173
-
2.3万
-
-
614
-
221
-
-
2,799
-
1万
-
-
4,922
-
1.7万
-
-
5,039
-
1万
-
-
116
-
17
-
-
104
-
158
-
-
220
-
516
-
-
34
-
83
-
-
51
-
163
-
-
1,301
-
8,782
-
-
42
-
14
-
-
7,474
-
1.5万
-
-
2,430
-
9,370
-
-
215
-
969
コメント