一目惚れから始まった俺のアオハルは全部キミだった...

来亜子

同じ夢

幸せそうにはにかむ来蘭にkissしたくてたまらなかったけど、我慢して頬に軽く触れるだけのkissにした...
「ほっぺなんだ...」

「ばか、我慢してんのに煽るなよ...」

あんまり来蘭がいたずらっ子みたいに笑うから、唇を塞いでやった...

「ずるい」

「煽った来蘭が悪い」 

ああ...もうそろそろ俺も我慢してるの限界かもしれない...


「ねぇそうちゃん、あのね、さっき、すごい夢見たんだよ...聞いてくれる?」

「ん...どんな夢?」

「すっごい大きな会場でわたし歌ってたの...
そうちゃんと陽介くんと優輝くんと、なぜか加奈が演奏してた...
見渡す限りに観客が居てね、わたしたちの演奏を聞いてくれてた...
あの場所はどこだったんだろうなぁ...」

「東京ドーム...」

「え?」

「そんな大きな会場って言ったら、きっと東京ドームじゃない?」

「ああ...そうかも...うん...東京ドームかもしれないなぁ、行ったことないからわからないけど...」

「連れてくよ、きっと来蘭を連れて行く!」



同じ夢を見ていたことは、俺の胸だけにしまっておいた。
この夢が叶った時に、そっと来蘭に話して聞かせよう...
その時来蘭は、どんな顔するかな...
想像して口元が緩んだ俺に

「何ニヤニヤしてるの?そうちゃん?」
と来蘭は不思議顔して聞く

「教えない...」

コメント

  • 来亜子

    まずはメジャーデビューだ!

    0
  • ノベルバユーザー427233

    夢叶うと良いね!(o⚑'▽')o⚑*゚フレーフレーその為に努力死ぬ程しないとね

    1
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