一目惚れから始まった俺のアオハルは全部キミだった...

来亜子

屋上 3

〈奏太side〉

俺はカフェオレ、来蘭はいちごみるくっと。
2つ飲み物を持って屋上へ向かった。

屋上の扉を開けて、ぐるっと見渡して来蘭を探した。
ん?あれ来蘭か?
手で顔を覆った来蘭の前にしゃがんでる男がいる。

「俺の来蘭に何してんの?」
.
.
.
.
.
来蘭のパンツを見られたー?
え?
彼氏の俺もまだ見てないのにー?
腹立つ、腹立つけども...
めちゃくちゃ来蘭がショック受けちゃってるじゃないかよ...
「来蘭?大丈夫?」

「そうちゃんごめんなさい...知らない男子に見られちゃった...」
かわいい...腹立つけど...かわいい...
ごめんなさいって言うところがたまらない。
俺のものなのに見られちゃってごめんなさいってことでしょ?
あの男は許さないけど、来蘭は許す。

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