一目惚れから始まった俺のアオハルは全部キミだった...

来亜子

バイバイした後に...奏太side

〈奏太side〉

改札口で来蘭とバイバイした。
姿が見えなくなるまで見送ってた。
ホームに降りてく階段の所で、来蘭が振り返った。まだ改札口に居た俺を見つけて、嬉しそうに手を振って、ホームへと降りて行った。

うわーまじかー
なんかもう俺、いっぱいいっぱいだわー
なんなの?ねぇ!
言動行動すべてが可愛すぎるんですけどー! 
悶絶しながら自転車を漕ぐ俺は、多分相当ヤバい奴だろう。世間の皆様申し訳ありません、もうどうにもなりません。

家に着き、正座をしてスマホを握りしめる。
最初のメッセージはなんて送ろう...
そうこうしてると、メッセージを知らせる音が!
慌ててスマホが手から落ちる。
開いてみると...来蘭からだ!!

「そうちゃん今日はありがとう。
わたし今まで出席番号1番ってイヤだったんだけど、初めて出席番号1番に感謝しました。
明日からもどうぞよろしくね!
あ、委員と部活はお風呂入りながら考えてみる。後でまたメッセージするね」

「...お風呂...」
やっべ、鼻血出そう

「来蘭へ
まだ電車ん中だろ?
俺も、出席番号1番にこんなに感謝したのは初めてだよ。来蘭に早く会いたくて明日が待ちきれないよ。委員と部活、俺も考えてみる。」
送信っと


委員と部活かぁ...
来蘭と一緒にやるのに何がいいかなぁ...
体育委員とか俺は得意だけど、来蘭は苦手かもなぁー、あいつどんくさい感じするもんなーどんくさい来蘭もかわいいけどな!考えながらニヤける。
美化委員とか、図書委員とか、保健委員とか無難そうな委員は、なりたいやつが殺到して、ジャンケンとかになったりしたら、来蘭と一緒の委員になれない可能性があるから危険だ!
なりたがるヤツが居なくって、確実になれるやつって言ったら......
〈学級委員長〉だ!!
俺が学級委員長に立候補して、俺の権限で副委員長を来蘭にさせよう!
俺って天才!

部活は...まぁ、オリエンテーションまわってみてからだなぁ...
来蘭はなにやりたいんだろうなぁー


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