一目惚れから始まった俺のアオハルは全部キミだった...

来亜子

そうちゃんと来蘭

いつの間にか入学式は終わり、教室へと促され、ぞろぞろとそれぞれの教室へと向かう。
彼女の姿を見ていたくて、彼女の1歩後ろを歩いた。
教室に着くと、席順が黒板に書かれてる
出席番号順でありますように...

「やった!!」
声を出してガッツポーズする俺を見て彼女がクスッと笑ってる
うわ恥ずかしっ
だけど、これ喋れるチャンスじゃん!

「俺、青木 奏太! 赤井...ららって読むの?名前」

「うん、〈らら〉です。
 えっと...青..」

「奏太って呼んで!」

「えっ?」
赤くなる彼女

うわ、やばい
いきなり戸惑わせちゃったな

「男の子の名前、呼び捨てにしたことなくて...」

なんだこの可愛さはー
ちょっともう俺死にそうなんだけどー

「あ、じゃあ、〈そうちゃん〉って呼んでいい?」

「いいよ!いいよ!そうちゃんって呼んで!!
俺は...〈来蘭〉って呼んでいい?」

「うん...いいよ」
と言って、また頬を染める彼女

「よろしくな!来蘭!」

「うん、よろしくね、そうちゃん」

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