序章

タイトルの通り私は多数の病気と診断され、大量の薬を服薬している。
具体的な病名としては、双極性障害(躁うつ病)、ADHD、不眠症、猫アレルギー、便秘等である。

現在かかっている心療内科に辿り着くまでにかなりの病院を転々とした。
最初に長期間かかっていた心療内科では難治性うつ病と診断され抗うつ薬を山盛り飲んでいた。

なかなか良くならないので新薬が出る度に実験台になるのだが、なかなか良くならない。

長期間通院してはいたが、途中で症状が治まっている期間もあったので、その期間は何かしらの仕事をしていた。

私は変に生真面目な所があり、仕事で手を抜く事が出来ず、言われた事の倍くらいやらないと満足出来なかった。

それで平気であれば問題ないのだが、毎回燃え尽きてうつ状態に逆戻りしてしまうのである。

うつも酷い時には完全に寝たきりで、希死念慮も強く、死にたい以外の事が考えられない事もあった。

それまでにも親には相当心配や苦労をかけていたのだが、愛されて育ったので、出来るだけ迷惑をかけたくないという思いもあり、死にたいという思いを打ち明けられないでいた。

死にたいという気持ちは常々あったが、何かしら大きく後押ししてくれるようなショックな出来事や、覚悟するような強さも無かった。

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