異世界ぼっち〜変なスキルが与えられたのだが〜

ノベルバユーザー400019

ボコ試しに対してみんなオコのようです

クラス転移二日目夜
「たくよお、なんでいきなり腕試しで騎士団長とバトらなければならないんだよ」
クラスメイトのヤンキーグループのヤンキーリーダーさん?が食事中に肉を食いながら愚痴をこぼした。
「そうだよねー。ウチらまだ来たばっかりなのに強いおじさんと戦うなんて有り得ないんよ」
それに続いてギャルグループのギャルリーダーさん?が自分の爪を見ながら愚痴をこぼす。「そだよねー」と女子の全員が愚痴をこぼし、男子全員が「つよすぎなぁ」と声を揃えて言う。(俺は入っていないが)みんな今日のボコ試し?でカッとなっている。かなり五月蝿い。先生もなんか愚痴こぼしているし、今日に関してみんなオコのようだ。一応デブ王と王女様いるけど、無視してみんなオコの愚痴をこぼしているようだ。
「でもこれで一歩成長したと僕は思うだ。この敗北を糧に僕らはもっと強くなれるはずだよ」好青年の主人公君が今日の事に関してポジティブに感想を言う。それにみんなも「そうだな」「そうだね」と続いて言う。みんな今日に関してはポジティブになり誰も今日に関して愚痴をこぼさなくなった。どうやら主人公君は学級委員長なだけあってクラスを元気付けるのは得意のようだ。
「それにしてもどうして急に騎士団長は倒れたのでしょうか」
クラスの中で地味な優等モブ君がそんな話題を出す。すると食事をしている誰しもがその話題に食いつく。「確かに不思議だよね……」とか「熱中症じゃねか」とか「頭打たれたらしいぜ」とか「幽霊の仕業」とか「魔物の仕業」聞こえてくる。
「ねぇ、リリエ王女様何か知っていることはある?」
誰かがリリ、リリース王女?って誰?えっと王女様ぽい人に話を振った。「えっと、その…」と言葉を濁している。
「わたくしにもそれが分からないのです」
どうやら王女様ぽい人もこの件に関しては何も分からないようだ。
 その時俺は自分がしたんですーと言える訳もなくただひたすら食事をする。勿論、このクラス内では答えが分からず「熱中症」と言うことで結論を出した。
 食事を終えてこっそりと風呂に入った後昨日寝たソファーの上寝そべる。さて、騎士団長おじさんも倒した?倒れた?からステータスは上がっているはず。心は傷付くがステータスを見らずにはいられない。ステータスオープン!!
隠埼いんざき   健二けんじ  Lv1 Job:-
HP5→8     MP130→135
Pow:3→5    DeX:2   SpE:5→10   Min:3→10    InT:0   LuK:-
武術:[武術Lv1→Lv2]
魔法:[生産Lv1 ][隠蔽Lv限界突破][生活Lv1 ][闇魔法Lv1 →Lv2]
スキル:[悪運Lv2][ぼっちLv限界突破][鑑定Lv1→Lv2][健康Lv1][徒歩Lv1→Lv2][危機感Lv1][無の存在Lv-][投影Lv1]
称号[永遠のぼっち][影の使い手]
レベルは初期だが能力値は上がっている。どうやら戦闘によってステータス値は上がるらしい。武術や魔法、スキルも今日使ったのだけが上がっている。未だに[ぼっち]は限界突破している……。どうやら[鑑定]の説明通りで合っているようだ。
[武術]:全武術使用可
[隠蔽]:認識するモノを無かった事に偽造
[闇魔法]:『シャドウ』使用可
『シャドウ』:人の影に隠れる
[徒歩]:乗り物に乗れない・SpE補助
今日のボコ試し?で投擲した武器に掛けた[隠蔽]の魔法。これは人間に対してはかなり強いことが分かった。妨害系の魔法はどの生物に対しても強いのだろう。これが今日の一番の収穫だ。それに新しくスキルと称号も有った。今日はこのスキル達を[鑑定]してから寝よう。明日から個人に合わせて訓練をすると、王女様ぽい人が言っていたし、早めに寝た方が良いのだろう。あー、明日もメイドさんに会えるかなぁ。

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