付き合って結婚した後
実は…
陽菜の浮気疑惑から2日経った日曜日、優人は興信所を利用する勇気も出ずボイスレコーダーだけ買って部屋に仕掛けた。
「買い物終わった?」
「陽菜にもお土産あるよ。」
バレないようにお土産としてケーキを買ってきた。
「わぁ〜!ありがと!」
陽菜の喜ぶ顔を見ると、どうしても可愛くてにやけてしまう。
「どうしたの、気持ち悪い。」
「いや…可愛いなって…」
やっぱり泣いてしまう。
こんなに可愛い嫁が浮気なんて…
次の日、柊先生に相談をした。
「なるほどね。」
「ボイスレコーダーを仕込んでるんですけど…」
「いいじゃん!手順は正しいよ。」
柊先生も親が離婚経験者だったので、そういうのは詳しかった。
「俺は信じられないです。」
「だよな、あんなに仲良しだったのにな。」
何日も進展なしのレコーダーだったが、ついにその日が来てしまった。
飛ばし飛ばしで聴いて一瞬だけ怪しい箇所があるので柊先生に相談した。
「あの…これ。」
「これはまずいな、どうする?」
「本人に聴かせます。」
「…そうか。頑張れ。」
この日は早めに帰してもらったが、何度も帰りの車内で吐いた。
「ただいま…」
「どうしたの?!真っ青よ?!」
陽菜は驚いて体温計を持ってきた。
「話あんだけど。」
「うん?」
色々薬を探している陽菜を席に座らせる。
「これ…」
レコーダーを机に叩きつけた。
陽菜は全く顔色を変えない所から更に吐き気がした。
「見覚えないのか?」
「ボイスレコーダー?」
優人は陽菜の喘ぎ声が録音された部分を再生した。
陽菜が真っ青になるのを見て、絶望した。
「あの…それ…」
「相手は?」
「もう…忘れてぇ…」
次は顔を真っ赤にして泣き出した。
優人はもう決心した。
「相手、いないの…」
「そんな訳無いだろ?!」
一瞬期待してしまったが、すぐに怒りが湧いてきた。
「もう少し…巻き戻して…」
30分程巻き戻して再生すると、男の声がした。
やはり黒だ。
『自己紹介して。』
『キララです。人妻ですが今回は顔出しがないという事で…』
ビデオの録音なのか?陽菜とは違う声の2人が喋っている。
「あの…これ…ビデオ…」
一瞬で察した。陽菜は1人でシていたのだ。
「ごめん…優人が最近相手してくれないから…」
「じゃあ浮気は…?」
「してない!ごめん…本当にごめん…」
陽菜は恐る恐るDVDを差し出した。それは優人のお気に入りのモノだった。
「俺のやつじゃん。」
「ごめん…優人の好きなタイプになれればその…捨てられないかなって。」
「捨てる訳ないだろ!」
「だって…この前断られたから…お腹の事は分かってるけど、愛を確かめたいの!」
陽菜は泣きながら抱きつかれ、キスされた。
「ごめんね…ごめん…」
「陽菜…」
ここまで愛してくれてるなんて思わなかった。自分の事を想ってくれたが故の事に気づかず浮気を疑った自分が嫌で仕方ない。
「なぁ、今日はシようか。」
「でも…お腹の事考えなきゃ…」
「適度に愛し合おう。俺も過保護過ぎたな。」
まだそこまで大きくないお腹に気を遣いながら夜は互いに愛し合った。
to be continued…
「買い物終わった?」
「陽菜にもお土産あるよ。」
バレないようにお土産としてケーキを買ってきた。
「わぁ〜!ありがと!」
陽菜の喜ぶ顔を見ると、どうしても可愛くてにやけてしまう。
「どうしたの、気持ち悪い。」
「いや…可愛いなって…」
やっぱり泣いてしまう。
こんなに可愛い嫁が浮気なんて…
次の日、柊先生に相談をした。
「なるほどね。」
「ボイスレコーダーを仕込んでるんですけど…」
「いいじゃん!手順は正しいよ。」
柊先生も親が離婚経験者だったので、そういうのは詳しかった。
「俺は信じられないです。」
「だよな、あんなに仲良しだったのにな。」
何日も進展なしのレコーダーだったが、ついにその日が来てしまった。
飛ばし飛ばしで聴いて一瞬だけ怪しい箇所があるので柊先生に相談した。
「あの…これ。」
「これはまずいな、どうする?」
「本人に聴かせます。」
「…そうか。頑張れ。」
この日は早めに帰してもらったが、何度も帰りの車内で吐いた。
「ただいま…」
「どうしたの?!真っ青よ?!」
陽菜は驚いて体温計を持ってきた。
「話あんだけど。」
「うん?」
色々薬を探している陽菜を席に座らせる。
「これ…」
レコーダーを机に叩きつけた。
陽菜は全く顔色を変えない所から更に吐き気がした。
「見覚えないのか?」
「ボイスレコーダー?」
優人は陽菜の喘ぎ声が録音された部分を再生した。
陽菜が真っ青になるのを見て、絶望した。
「あの…それ…」
「相手は?」
「もう…忘れてぇ…」
次は顔を真っ赤にして泣き出した。
優人はもう決心した。
「相手、いないの…」
「そんな訳無いだろ?!」
一瞬期待してしまったが、すぐに怒りが湧いてきた。
「もう少し…巻き戻して…」
30分程巻き戻して再生すると、男の声がした。
やはり黒だ。
『自己紹介して。』
『キララです。人妻ですが今回は顔出しがないという事で…』
ビデオの録音なのか?陽菜とは違う声の2人が喋っている。
「あの…これ…ビデオ…」
一瞬で察した。陽菜は1人でシていたのだ。
「ごめん…優人が最近相手してくれないから…」
「じゃあ浮気は…?」
「してない!ごめん…本当にごめん…」
陽菜は恐る恐るDVDを差し出した。それは優人のお気に入りのモノだった。
「俺のやつじゃん。」
「ごめん…優人の好きなタイプになれればその…捨てられないかなって。」
「捨てる訳ないだろ!」
「だって…この前断られたから…お腹の事は分かってるけど、愛を確かめたいの!」
陽菜は泣きながら抱きつかれ、キスされた。
「ごめんね…ごめん…」
「陽菜…」
ここまで愛してくれてるなんて思わなかった。自分の事を想ってくれたが故の事に気づかず浮気を疑った自分が嫌で仕方ない。
「なぁ、今日はシようか。」
「でも…お腹の事考えなきゃ…」
「適度に愛し合おう。俺も過保護過ぎたな。」
まだそこまで大きくないお腹に気を遣いながら夜は互いに愛し合った。
to be continued…
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