衣装作り

男女逆転メイドカフェということで、必要なものはカフェの食材だけではない。
衣装も男女の体格に合わせて作る必要がある。

「今日は衣装だね、採寸するよー！」
「やだぁ〜恥づかしい〜！先生覗かないでよ〜？」
「俺は陽菜以外興味ないから！」

教室の真ん中に仕切りを作り、男女で分かれた。

「まずは小池君来てー」
「わ〜！筋肉凄い！こんなあったんだ?!」

衣装係の女子達の反応に、彼女である中野は不機嫌だった。

「次、中野さん。」
「は、恥づかしいから静かにね。」
「え?!これEはあるわよ?!」
「高校生でこんなあるの?!」
「やめてぇ〜！」

小池も仕切りを挟んだ女子側の反応を気にしていた。

「小池君、楽しみだね。彼女さんの衣装。」
「そうだな！でも男装は似合わないかなって。」
「いやいや、ああいう子が男装なんかしたらギャップ萌えで尊死だろ！」

真奈の衣装を思い浮かべ、少し期待した小池だった。

「もちろん優人先生も採寸しますよ。」
「俺はいいよ。先生だし。」
「だーめ！衣装係達が許さないんだから！」

逃げたが結局捕まったので大人しく採寸された。

「わぁ〜！なんか大人って感じ！」
「おいおい、あんま触んなよ？」
「なに、興奮してるんですか〜？」

採寸の際に優人の筋肉をつついたり脇腹をくすぐられたので苦しかった。

「陽菜さん羨ましいな〜！このっ！」
「ちょっ！」
「みんな〜！休憩しよう！」

真田達がお茶とお菓子を用意してくれた。

「よーし、休憩したらミシン使うよ〜！」
「がんばろー！」

文化祭まであと1週間。

to be continued…

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