付き合って結婚した後

三日月の空

文化祭の出し物

夏休みが終わり、優人の学校は授業が始まった。
たまに用があって来ていたが、久しぶりの職員室だ。

「おはようございます。」
「あ!優人先生おはようございます!」

柊先生達が迎えてくれた。

「ゆ、優人先生!ありがとうございました…!神木くんとデート出来ました。」
「おぉ!それは良かった!」

姫乃先生はとても嬉しそうで、こっちまで嬉しくなった。



この学校では、毎年今の時期になると文化祭があるらしい。

「ー、という訳で、文化祭の出し物を決めようと思う。何かあるかー?」
「はーい!私お化け屋敷〜!」
「私メイドカフェやりたい!」

優人が言われたものを書いていく。

「こんなもんかー?」
「そうだ!女装しようよ!」

女子グループが提案する。

「やだね!女子こそ男装したらどうよ?!」
「いいじゃない!やってやるわよ!」
「じゃあ先生も女装ね!」

こうして、男女逆転のメイドカフェになってしまった。



その日の夕方から文化祭の準備が始まった。

「優人先生のクラスメイドカフェですか?」
「ま、まぁ一応…はは…」

柊先生のクラスではお化け屋敷をやるらしい。

「ウチ、教師にまで女装させるんですよ…」
「こっちは特殊メイクさせられてお化け役やらされますよ…」

姫乃先生は深くため息をついていた。

「姫乃先生も大変そうですね。」
「はい…焼きそばの屋台やるらしいですけど私、看板娘やらされることになって…」

思わず姫乃先生がやる看板娘を想像してしまった。

to be continued…

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