付き合って結婚した後

三日月の空

水着選び

夏休みになり、優人も学校に行く回数が減った。
陽菜と一緒に居られるのでこれはこれで悪くない。

「ねぇ!海行こ!」
「え、暑いのに?」
「いーこーうーよー!」

実は優人には絶対に海に行けない理由がある。しかし可愛い陽菜のお願いだ、仕方ない。

「水着どうすんの?」
「買いに行こう!」
「え。」

学生時代も水着を買いに行ったが、その時は散々だったので出来れば行きたくないんだけど…



モールへ到着し、水着を買いにお店を見る。

「ねぇ!優人の水着はどうするの〜?」
「俺は自分で選ぶから!各自行動な!」
「一緒に、行こ?」

陽菜の上目遣いが炸裂!
別に水着の試着が見られるなら着いて行ってもいいかもしれない。

「仕方ねぇな…」
「やった〜!お揃いにしよ〜!」
「え、俺もビキニ?!」
「ばか!違うわよ!柄よ柄!というか私もビキニは流石に着る勇気無いわよ!」

最近お腹が膨らんできていることを気にしているらしい。

「なんかパーカー着て体型隠すの!」
「水着の上にパーカーか…なんかエロい…」
「へ、変態!どこに期待してるのよ!」

陽菜はフリルの水着を選んだ。
女の子らしくて、陽菜に絶対似合う。

「ねぇ!これ似合う?」
「めっちゃ似合う!可愛いよ!」

正直な感想が嬉しかったのか、陽菜は恥ずかしそうにした。

「あれ、優人!」
「翔?!」

丁度翔と真奈も買い物に来ていたらしい。

「奇遇だな、モールで会うなんて!」
「陽菜ちゃん、久しぶり…」

久しぶりに会ったので、一緒に水着を探す事にした。

「水着選ぶからには海行くんだよね?!」
「ふぇ?!わ、私は行かないよ…」
「え〜!行こうぜ〜!水着姿見たいよな、優人!」
「お、おお…」

陽菜は真奈にも試着させた。

「どう…かな…?」
「おお〜!ダイナマイト!」
「恥ずかしいよぉ…」

絶対陽菜は遊んでいる。真奈はスタイル抜群なので着せる側は楽しいのだろう。

「おい陽菜、お前も少しは試着しろ。」
「やだね〜!私は真奈ちゃんであそ…試着させてあげるの!」

今遊ぶって言いかけたよな…
この後も水着選びが続いた。

to be continued…

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