付き合って結婚した後

三日月の空

姫乃先生の家で飲み会

学校が終わり、姫乃先生の家に集まった。

「わぁ〜!姫乃先生の家綺麗〜!」
「そ、そうですか?!私、あまり人を入れないので…」

姫乃先生の家は、可愛らしい家具が置かれていて、陽菜の趣味に似ていた。

「ほら優人先生!今日の主役はあなたなんだから!」

柊先生は優人を席につけようとした。

「でもこんなイケメン教師が来て大丈夫〜?」
「誰がイケメン教師じゃ〜!」
「柊先生じゃなーい!」

有栖川先生と柊先生が場を盛り上げてくれた。

「で、優人先生!陽菜さんとどうなったんですか?!」
「えーっと…」
「もしかして離婚…とかですか?」

この先生達なら信用出来るだろう。

「そうです…」
「なんで?!あんな仲良しだったのに…!」
「色々あってですね…」

少し重い話になってしまった。

「なんかすいません…」
「あっはっは!やっぱりそうだったか!」

何故か柊先生は笑って優人を叩いた。

「予想通りで良かった!」
「良かったって…」
「もし他の悩みだったら大変だからな〜!」

みんな知っていたのだ。
そして優人のことを受け入れてくれた。

「そうか〜、奥さんとな…」
「でも好きなら自分から仲直りに行けば上手くいかないですか?」
「でも、どうしても素直になれなくて…」
「まずは会ってからだ!それでも駄目ならまた相談しろ!」

柊先生はお酒が入ってることもあり、かなり熱く語った。

「それより、姫乃先生の方が問題ですよ〜!」
「ふぇ?!わ、私?!」

姫乃先生にも問題があるのだろうか?

「姫乃先生、彼氏どころかキスもした事ないんですよ?!」
「確かになぁ〜、それはまずいなぁ〜」
「いやぁ、姫乃先生だって若いんですからまだ大丈夫ですよ!俺が早いだけで…」
「「え?」」

優人の言葉に一同静まった。

「姫乃先生って、優人先生より全然年上ですよ?」
「優人先生が23歳だから…6歳上ですよ?」
「えぇ?!29歳だったんですか?!すいません!変な事言って…!」

姫乃先生はとても肌が綺麗で、可愛くて、未熟な感じがしたので同期だと思っていた。

「えへへ…嬉しいです…」
「優人先生〜!姫乃先生にピッタリなイケメン知りません?!」
「え、えぇ…」

この後も飲み会は続いた。

to be continued…

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